きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

韓国の冷静な態度に賞賛

2010-11-30 11:00:41 | Weblog
韓国の冷静な態度に賞賛       (010.11.30.)

北朝鮮の砲撃問題は、両国の感情的、高まりの中で、一触即発の状態になり、米国も同盟国として、看過できない状態を認識し、黄海に於ける空母を含む大規模軍事演習の実施を計画した。
期間は11月28日から12月1日までの4日間で、圧倒的な軍事力を見せつけ今後の北朝鮮の挑発を封じ込める目的である。

北朝鮮も、砲撃によって、民間人が死傷したことには「遺憾の意」を示していたが、中には韓国は民間人を「楯に使っている」と言う報道も流している。

しかし、韓国の李明博大統領は、3月の「天安艦」沈没事件に繋がる今回の砲撃で民間人にまで被害が出た事に対し、憤怒と痛恨の思いを胸に秘めながら、今後の軍事挑発に対しては「必ず応分の代価を支払わせる」と言う決意を表明し、今回の砲撃に対する直接的な報復攻撃を意味しないと言っている。

また、韓国内の世論調査によると今回の事件が戦争に繋がる可能性に付いては、「61%が可能性は高くない」と回答し、北の挑発に対しても「全面戦争に拡大しない制限された範囲での軍事力動員」を望んでいると言う。その中で、中国が北朝鮮を明確に非難しなかった事に対しては、91%が不満を表明していると言うことである。

中国は、ともかく、紛争の拡大を止めるべく、6カ国協議を提案してきたが、日米韓の思いは、北が砲撃してくる、感覚を其の儘にして、「話し合いをする様な状態ではない」と表明しているのは、全く当然のことであります。

北朝鮮もまともに戦えば、ひとたまりも無い国が、中国の尻馬に乗っての言いたい放題のことを遣っている問題であるから、北朝鮮の対応が変わらない限り話し合いにもならないのではないでしょうか。

それにしても韓国国民の冷静な態度に敬意を表したいと同時に、日本も国の危機を前にして、国民には冷静さはあると思うが、国会議員に全く、確りした思想が無い事にただただ、落胆するばかりだ。
(えびなたろう)

熟議の出来ない「ねじれ国会」

2010-11-28 11:32:46 | Weblog

熟議の出来ない「ねじれ国会」       (010.11.28.)

5兆900億円の補正予算がようやく昨日成立した。参議院では野党の反対多数で、否決されたが衆議院を優越する規定によって成立の運びになったわけである。

今回の国会運営は、兼ねてから、「ねじれ国会」の運営が問われており、菅政権も野党からの反発意見を想定し、充分審議を尽くす「熟議の国会」にしたいと言っていたが、実際には、「ねじれ国会」を利用して、野党は与党の揚げ足取りに終始し、二言目には審議拒否を武器に抵抗を続け、結局殆ど政策論議も無いまま、悪戯に時間を浪費して、最後は衆議院優位の規定で成立を見ただけで、此れを事業仕分けの専門家に言わせれば、これほど「無駄浪費の国会」と言わざるを得ない事ではないでしょうか。

そして今度はさらに、仙谷官房長官と馬渕国土交通省の問責決議案を野党の賛成多数で可決し、今後、問責された大臣の出席する国会審議を拒否する抵抗に出る事が予想されているが、この様な状態では、この国の行政は一行に進むことが出来ない状態に陥る。

自民党の谷垣総裁は「一日も早い菅首相の退陣と衆議院の解散、総選挙を迫る」と言っているが、菅さんを退陣させて誰を総理にし、どの様な国にしようとしているのかが全く示されていない。

国民の望んでいるのは、金権まみれの過去の政治ではなく、未来に希望が開けた国になることを望んでいるが、その期待を菅政権に掛けたのである、しかし、野党がよって、たかって、足を引っ張り、5億900億円補正予算ですら、通すのにこの状態である。

この間にも国際的には、中国問題、北朝鮮問題、普天間基地問題等々、次々出てくる、諸問題に手が付けられない状態が続き、無責任な野党の党首は本当に、国家の窮状を考えた事があるのだろうか、破壊することに「ねじれを利用し」、建設的な事には誰も政策を持たず、言いっぱなしで何も出来ない様にしているのが現状ではないでしょうか。

★☆★ こんな事で、良いのでしょうか ★☆★
(えびなたろう)


中国が米韓軍事演習を容認

2010-11-27 11:47:41 | Weblog
中国が米韓軍事演習を容認       (010.11.27.)

米韓の軍事演習に7月の時点では、中国も空母ジョージ・ワシントンを入れた軍事演習に強く反対し、一応米国も聞き入れて、取りやめたが、今回の北朝鮮による、延坪島砲撃事件は、北朝鮮の明らかな休戦協定違反で、民間住民を含めた死傷者をだす被害になっている。

アメリカのオバマ大統領も今回は、「新たな挑発行為だ!」として強く非難し、今月28日から12月1日まで米韓合同の軍事演習を黄海で実施する事を決め、原子力空母ジョージ・ワシントンも横須賀から出港し参加することを表明した。

中国側も、最初は前回同様、黄海での軍事演習に反対していたが、今回は明らかな北の無謀な攻撃に対し、北を擁護することが、自国の国際的な孤立を招くと自覚したのか、「中国の排他的経済水域(EEZ)での軍事演習に反対する」と発表し、EEZ水域以外での演習を認める態度に変わった。

それでも、中国国内の動きは北朝鮮を庇う傾向が強く、中国メディアのなかには、今回の事件を、「韓国側が先に攻撃した」と報じているところも在る。

中国のこうした傾向は、大国として今後の国際社会に於ける、信頼を損ねる問題で、国際社会における平和統制の責任を持たねばならない立場の認識が不足しているとしか言いようがありません。

今年の7月にも、南沙諸島でインドネシア海軍と中国民間漁船とで、違法操業問題があったが、中国の軍事力を嵩にした、圧力に漁民開放を要求した事が報じられている。

国際的なルールや、平和統制の責任を、大国が率先して、守らねばならない、国際社会において、此れでは、如何しようも在りません。

それには、ASEAN諸国が一致して、声を張り上げて行く事が必要である。北朝鮮は中国の擁護を期待して、横暴を繰り返しているのであるから、中国自身が厳しく自覚するべき事ではないでしょうか。
(えびなたろう)

NATO協調にロシアも参加の時代

2010-11-26 10:54:27 | Weblog
NATO協調にロシアも参加の時代       (010.11.26.)

北大西洋条約機構(NATO)は、本来冷戦時代にロシアに対立する目的で、作られた、アメリカを含む欧州諸国の連合であった。

其れが、冷戦時代崩壊後も続いていたが、アメリカがオバマ政権に変わってから、ロシアのメドベージェフ大統領との話し合いで、核軍縮にも米ロの協調姿勢が示されてきた。其れと共に、ロシアのメドベージェフ大統領は、NATOとの協力姿勢をも示してきている。

リスボンで行われた首脳会議では、向こう10年間の基本方針として、1)域外からのミサイル攻撃に対して欧州の領土を守るミサイル防衛をNATOの任務とすること。2)アフガニスタンの国軍、警察へ治安維持の権限移譲を進め、2014年末までに完了させる事。と言う二つの目標をロシアも前向きに受け止めることにしている。そして招かれたメドベージェフ大統領は「とても重要な一歩だ。歴史的といっても言い」と語り、安全保障の理念を欧・米・露、が共有する姿勢を示した。

ロシアが欧米との協調姿勢が出来た事は、アメリカのブッシュ大統領からオバマに変わり柔軟姿勢を示した事もあるが、此れに対応した、ロシアのメドベージェフ大統領もプーチンと違って、話し合いに協調姿勢をとったことが、大きな転換を導き出した事ではないかと思っている。
ロシア国内における、メドベージェフ体制は、ロシアの若者には多くの支持者を得ているようであるが。今後のプーチンの動きが心配されるところだ。

アジアにおける安全保障体制に於いても、唯一の大国である中国自身が横暴な振る舞いをしている様では、とても欧州のようには行かないが、唯一可能性があるとすれば、やはりロシアを引き入れたアジアにおける協調体制が作られる事である。

従って、日本は、中国よりも先にロシアとの友好の道を作ることが最も必要な事で、其のためには、北方4島の問題に何時までも拘らず、早期に解決して、シベリア周辺とその奥地の開発に日本の経済協力を示して、両国の発展のつなげる事を提案するべきであると思います。

ロシアは、天然ガスパイプラインを、中国に引くべきか、それとも日本をターゲットにシベリアへ引くべきかを迷っている、其れを日本側へ引かせる事が出来れば、大きな発展に繋がる事に成るのではないでしょうか。
(えびなたろう)

米韓合同軍事演習の実施へ

2010-11-25 11:14:57 | Weblog
米韓合同軍事演習の実施へ       (010.11.25.)

今年の3月北朝鮮潜水艇の攻撃によると言われた韓国の哨戒艦沈没事件で、米韓合同の軍事演習を黄海で実施されたが、その時は、中国の反発があり、アメリカも原子力空母(ジョージ・ワシントン)の派遣を見送った経緯がある。
しかし、今回の北による砲撃事件は中国も遺憾の意を表明し、「朝鮮半島の平和と安定を損なういかなる行為にも反対する」と述べている。

アメリカも此れに伴い、早速米韓合同軍事演習を、黄海に於いて実施する事を計画をたて、今度は原子力空母ジョージ・ワシントンを派遣することに決定した。

米韓両国の大統領による協議で、今月28日から12月1日にかけて空母を含む駆逐艦などを参加させた、軍事演習を行い、北朝鮮への軍事的圧力を掛ける姿勢を鮮明にする事にしている。

北朝鮮は、これに対して、どの様な対応を示すか解からないが、もし、此れに反撃するような事があれば、本格戦争に発展する可能性もある。

戦争とは、両国の感情的衝突による、行為で、極限まで行っても首脳間で話し合うことで、回避する事が近代では求められているが、それには、戦争が齎す膨大な消耗戦の「無意味さ」を認識する度合いによって、避けられるか、それとも突入するかで、決まるのである。

無論国連もその調停に加わるが、北朝鮮の武力に過信した考え方では、どの程度理解できるかに掛かっているのではないでしょうか。

日本に於いても今回の事件を、危機管理上の重大事件とみて、与野党が始めて協調し合う姿勢を示している。そして、補正予算も明日には成立する運びと言う事である。
(えびなたろう)

北朝鮮が韓国を砲撃した

2010-11-24 12:36:53 | Weblog
北朝鮮が韓国を砲撃した       (010.11.24.)

23日午後2時半ごろ南北軍事境界線から3キロ離れた韓国領「延坪島」(よんびょんど)に北朝鮮軍側から砲弾100発以上が打ち込まれた。
砲撃は、韓国軍基地や、民家にも着弾し兵士や民間人の死傷者が出た模様で、韓国側も此れに応戦したと言うことである。

1954年以降、朝鮮戦争は休戦状態を続けてきたが、ここへ来て突如北朝鮮が大規模な砲撃をしてきた事は、北朝鮮国内の内部事情によるものとの推測がある。

それは、金正日総書記の三男・正恩(ジョンウン)氏が朝鮮労働党代表者会で後継者としての位置付けを内外に示す目的と、米国との話し合いに無視されている事への焦りが、無謀とも言える、砲撃を韓国領に打ち込み、挑発する挙動に出た事が予測されている。

北朝鮮は、武力一辺倒の国で、何でも武力で脅かせば、全ては自分の思うとおりになると言う考えに傾倒しており、核問題にしても核保有国である事が、国際的に強い発言権を持つという事に徹している国である。従って、国内は食料不足と、経済状況も貧困に喘いでいても、核に関する、設備を保持する事を誇示し続け、その為に核の実験をちらつかせ、周りの国が、騒ぐのに優越感を感じ取っているのである。

今回も、アメリカの核に対する専門家を招いて、ウラン濃縮設備を見せつけ、それによる「核保有国」としての認知と対等な立場での核軍縮交渉の立場を得ようとしている有様が見え見えである。

しかし、今まで北朝鮮が取ってきた、脅しの極地を覗かせて、所謂「瀬戸際外交」をやってきた事に周りの各国は、「狼少年のウソ」同様、「またか!」と言う感じで、驚かない事に、焦りを感じたのではないかと思われる。

今回の北朝鮮の暴挙は、欧米各国は無論、ロシアからも強い反発をかっている、中国だけが慎重姿勢を示しているが、この様な北の姿勢は、ますます、北朝鮮の孤立を強めるだけで、窮地に自ら飛び込んでいる様なものである。

昔と違い、近代社会での価値観は、武力に頼る考えが既に時代遅れである事を悟るべきで、未だに脅しの外交を振り回す北朝鮮は、考えを改める必要があります。

3代目の金正恩氏は、自国の繁栄を本当に求めるのであれば、核を放棄し、まわりの国との協調姿勢を示すのであれば、他国は貧困に苦しむ北朝鮮への支援を惜しまないと思います。

昔のように弱い国は強い国に侵略されると言う時代は過去の事であると同時に、現状、北朝鮮の置かれている貧困度を考えれば、見え透いた強がりは滑稽に見えるだけで、むしろ協調姿勢を示すのが、賢い統治者の考え方ではないでしょうか。
(えびなたろう)

アジア大会の判定問題

2010-11-23 11:12:28 | Weblog
アジア大会の判定問題       (010.11.23.)

中国の広州で行われているアジア大会での判定が各所で問題を起こしている。

柔道でも判定が明らかに「偏った判断だ」と指摘される問題や、相手選手の目を狙った行為で、目が腫上がった実情を審判が相手側に忠告を発する事無く続けさせた事等、色々あったが、審判の判定を厳正に受け止め、抗議はするが、判定には従うと言うスポーツ精神に則った考えから、日本の選手団は事を荒立てずに納めていたが、今回の問題は、台湾と韓国の女子テコンドー競技で、台湾の有力選手が失格となった問題である。

この問題も、スポーツの判定基準に則って、判断される事で、失格と判定された事は、世界テコンドー連盟で決めた規則に違反していた事を認めるのは当然である。
然るに、韓国と台湾の感情的問題にまで発展し、台湾では、韓国国旗が燃やされると言う事にまで発展してしまったという事である。

相手国の国旗を燃やすと言う行為は、その国を侮辱するもので、最も軽蔑するべき行為である。アジア大会の精神は、アジアの国々の友好促進が目的である事から、その様な行為には、厳しく忠告を発する事が必要ではないでしょうか。

日本も男子競泳400メートルで、中国が1位、日本が2位でゴールしたが、中国の失格が後で判明し、日本の1位が決まった。 この判定はビデオテープによる選手の引き継ぎが、完全に行われず、前の泳者の到着前に飛び込んだ事によるもので、この事実をビデオが正確に物語っているからである。

人間が行う、判定と言うものは完全な物ではありません、特に審判の判定に持ち込まれる競技では、間違いもあることと思うが、そう言う事を包含して、審判の判定を尊重し、また、審判は、厳正中立を堅持する事に務めるのが最重要な事であります。

特に国際的な、関係では、お互いが礼儀を正しく守ることが、お互いに相手を讃える事に繋がり、有効促進に繋がって行くのである。
(えびなたろう)

今年度の総会 

2010-11-21 18:39:06 | Weblog
今年度の総会       (010.11.21.)

今日は我が会の今年度の総会で、各方面から来た論客が集まり「喧々諤々」大いに盛り上がりました。

今の内閣に対しては、菅総理の陰が薄く、「もっと元気を出せ!」と言う意見が圧倒的でした。それだけに民主党への期待度は低迷しているようですが、かといって、自民党への話は、全く聞かれず、結局は、この日本の国の事を考えている政党はいないと言うことです。
閣僚の失言、問責決議問題、お先真っ暗の意見ばかりでした。困ったものです。
(えびなたろう)


資源開発と知的財産問題

2010-11-20 14:54:02 | Weblog
資源開発と知的財産問題       (010.11.20.)

中国がレアアースの輸出問題で、日本に輸出を制限し、この制限措置が与える影響力で、日本に圧力を加え様としている問題が、世界に大きな波紋を呼んでいる。

確かに、日本にとって、レアアース(希土類)は此れを添加する事によって性能の良い永久磁石を作れることが、EVモーターには欠かせない技術で、特に自動車メーカーに採って今後の輸出に大きな影響力を持っている。

それに類する技術は、他の家電製品や液晶テレビに付いても、使われている事から、輸出産業に頼っているわが国にとっては、レアアースの輸入制限は死活問題である。

この問題は、全世界を駆け巡り中国が弱みに漬け込んで行った輸出制限措置は、他国に於いても輸入製品の依存度を、中国ばかりに頼る事は、非常に危険であることを警戒し出したのである。

日本に於いても中国だけに依存する事をやめる事にした。早速モンゴル政府から申し出でがあり、モンゴル国内で産出するレアアースの安定供給に大統領自らが意欲的な発言で、来年度から、両国首脳による、開発促進が合意された様である。

中国に於ける、レアアース輸出には、確かに資源鉱石は大量に埋蔵しているが、使える商品にするには、鉱石から「分離」「精錬」「加工」と言う工程により良質の粉末製品にするのであるが、工程での技術水準が製品の品質を左右する重要な問題で、その技術に付いては、日本のもつ「知的財産」は世界的なもので、特に精錬過程で生ずる、有害廃棄物の処理や、環境対策等には日本の「知的財産」(技術)が必要なのである。

中国は、日本の「ノーハウ」を盗み出す事を狙っており、過去において、技術を盗まれた苦い経験を日本企業は、“いや!”と言うほど味わっている。中国政府も此の点を配慮しているとは言っても、実際の現場では「知的財産」と言う制度が確実に守られる制度になっていない事が日本企業の進出を阻んでいる。

今後も資源国との共同開発も、それに伴う「知的財産」を加味して、はじめて価値ある商品になるので「知的財産の意味」を熟知させる事が先ず必要である。

先日行われた、名古屋での生物多様性問題(COP10)は「生物資源を使って開発され、高付加価値製品に対し、資源国として「利益配分」が主張される、難しい問題が今後予想される所である。

今まで、資源を売り物にして、経済発展した、国が多かったが、これからは其れを製品化する、技術と一緒にして、始めて商品化出来、それに買い手が付いて始めて、価値が生まれるのである。石油や天然ガス及び食品等、素材がそのまま価値のある資源であれば、即売買する事が可能であるが、資源に、技術(知財)を加味して作った商品の価値は、消費者が、使って価格が決まるので、産出された資源そのものでは何の価値もありません。

生物多様性問題も、レアアース問題と同じで、原料だけでは何の価値の無い植物や細菌等が、それに知的技術を加える事で、高価な医薬品になったり、化粧品になったりする。後進国側が主張する、資源提供する側の利益配分問題は今後の先進国と後進国の紛争の種になりそうである。
(えびなたろう)

ダッチロール状態の菅内閣

2010-11-19 11:07:43 | Weblog
ダッチロール状態の菅内閣       (010.11.19.)

総理としての決断が出来ない菅内閣は、国内、国外問題に付いて何に一つ、解決が出来ない状態が続いている。

昨日の国会運営を見ていても、閣僚の失言問題が取り上げられている。普通民間企業に於いて、社長が全社の運営に責任を持って動かして行けるのは、社長自信に強い意思と決断力があるからで、社長の考えの下、全社員が一致協力してこそ、他社に負けない働きが出来、其れが発展に繋がって行くのである。

菅内閣の成立に対しては、全国民が一致して菅さんのクリーンなイメージと厚生大臣時代の薬害エイズ問題を処理した手腕に、期待を掛けていたのである。

従って、野党が、事ある毎に、足を引っ張ったり、嫌がらせをやったりする事にはある程度寛大な、気持ちで見守っていたが、此処へ来て、閣僚の失言問題が取り上げられ、菅内閣の閣内自体が、揺れ動き、一致協力体制が、全く出来ていない事に、失望の機運が出てきたのでる。

既にBlogにも書いたが、今の時代だからこそ、トップの決断が、必要で、「首相の決断は」部下の行動力に、勇気と、勢いをつける働きをするのであります。

然るに、重要なところで、菅さんの決断が出てこない、小沢問題などは、菅さんが、国会喚問に出る事を決断すれば、菅内閣のイメージは“がらっ”と変わったのだが、岡田幹事長に任せて、自分はその影に隠れ、「党内は幹事長の仕事だ」と逃げている。
尖閣諸島での衝突問題も、ビデオ公開を早くに決断しておれば、今のような支持率低下は来たさなかったと、思います。

外交に付いても、常識では考えられない中国との付き合いは、別にしても、ロシアとの国交は何としても、確立しておきたかった事で、この問題も全ては今までよりも悪化の方向に向かっている。(メドベージェフ大統領はさぞ“ガッカリ”した事と思う)

ロシアとの国交正常化は、単に日露間の2国問題だけではなく、国際的に大きな影響を与える、(特に、中国や韓国への影響は大きい)動機になる問題だけに、真に残念な事でちっぽけな、北方4島に拘っている時ではないのです。

その問題も途絶えた今、日本には、前途に何も明るい展望が開けていない。TPP問題も農林族に反対され、またまた、先延ばしになっているが、此れに対する、アクションは農政改革しかありません、その具体的指針も示されないで、放置すれば、この国の将来は前途に崩壊あるのみです。

決断の無い、総理は、総理の資格が無いのだから、即刻交代した方が国の為になる事ではないでしょうか。
(えびなたろう)