きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

保険制度は弱者救済制度だ

2008-04-30 10:50:05 | Weblog
保険制度は弱者救済制度だ      (008.04.30.)

保険と言うものは弱者救済の制度で、あらかじめ健常な時から保険料を払い、払った保険料の積み立てた総量を運用して、その時々の弱者を救済しようと言う物で、必ずしも払った総量の多寡によって受けられるサービスに違いを設けるものではありません。

あくまで、その時々の弱者を救済するのが保険の精神です。そのことから言えば被保険者の数が多ければ多いほど、また、健常者が多ければ多いほど保険を運用する積み立て額が多いから保険サービスの幅も広くなり高度な保険が得られることになります。

我が国の保険制度も、なるべく大きな保険制度にするため分割するのではなく、一括した一つのものにし、全員が被保険者になる事が最も望ましい事で積み立てた保険料の総額から、有効な運用を図ることが重要な事なのです。

今回後期高齢者だけを分割し独立した形での保険制度を考えた保険制度は、弱者ばかりを集め、保険支出の多く掛かるところだけを別扱いにしようとする事は、健常者との運用面で、格差が出来、どうしてもサービスの低下に繋がる傾向が生じます。

後期高齢者と言えども、健常であった時代は多額の保険料を納めてきたのであり、弱者になった時点で別の制度で運用されると言う事は、抵抗を感じるのは当然の事でしょう。

厚生労働省の立場からは、後期高齢者は、経済力は無く、手間が掛かって、もはや国家のお荷物でしかないと思っている。確かにその通りだが、その為に現役時代は、老後に備えて保険料も払い続けてきたのである。
現役時代は弱肉強食の社会の中で、身を粉にして働き、国の経済を支えてきたのである。

若き時代には、世の中の多少の抵抗にも跳ね除けて生きる力が備わっていたが、高齢者になり、更に後期高齢者になった人たちは、何のアルバイトも出来ず、若い人たちの厄介にならざるを得なくなっている。

その中にあって、保険と言う制度は、本当に有難い制度で、世の中の弱者は其れによって救われているのであります。

弱者救済の社会制度は、弱肉強食の「競争社会」と違い、お互いに「助け合ってゆく社会」で、格差を設けない平等で、人間性を尊重し、夫々人間として、生きてゆく社会である。
                (えびなたろう)

自民党のファシズム

2008-04-29 11:12:57 | Weblog
自民党のファシズム      (008.04.29.)

山口2区での補選に完敗した自民党は、民意を尊重して方向転換を考えるのか、法案の修正協議をして、事態の救済を図るのかとおもきや、敗戦の原因は、自党のせいにあらず全ては民主党の「ねじれ」のせいであると言わんばかりに、直ちに暫定税率復活行動を宣言し、30日に衆議院での3分の2勢力を使って、再議決を計る事に決定したらしい。

そして、再議決に対して造反者が出る事を恐れ、党内幹部を集め前回の郵政選挙で行なったような選挙に対する公認規制や、刺客を送る妨害対策等々、時には除名も辞さない制裁措置が討議されたと言う事である。

国の政策に、小泉時代から、国民の態度は改革を望んできた。赤字の垂れ流し状態の国に何とか立て直したいとの思いから、小泉さんに託したのが一昨年の郵政民営化選挙で改革に期待を込めて、衆議院に投票し自民党は大勝の3分の2勢力を得たのである。
その後、引き継いだ安倍さんは、農林省と厚生省の不祥事続き、「政治と金」の問題で参議院での大敗に喫し、更に年金の無策問題で失脚したのである。

その後一ヶ月の国会空転をへて、福田さんが引き継いだのである。本来であれば遅くともこの時点で衆議院の解散総選挙を遣るべきであったと思うが、この後受け継いだ福田さんが衆議院の3ぶんの2勢力を温存し、改革よりも党内融和を尊重する政策を執ったため、族議員の復活となり、昔の旧態自民党に戻ってしまったのである。

おそらく、国民はがっかりした思いになっていると思われる、其れが今回に選挙にも投票結果として現れたのだと思われる。
国民の期待していた改革は、暫定税率の廃止であり、一般財源化と言うことで国民の世論調査にも現れていることである。

一連の民意の期待に沿わず、再び暫定税率を復活させる事は、間違った方向に持ってゆこうとしている事に他ならないのである。
福田総理は、暫定税率が無いと地方の財政が行き詰まると言うが、そんな事は遣ろうと思えば何とでも遣れる事で、其れを理由に族議員の言いなりになっている。

自民党内に官僚と癒着している族議員勢力は半世紀に及ぶ強固な利権システムを堅持しているから、もはや「自民党ファシズム勢力」と言えるものではないでしょうか。

党内を力で鎮圧し、反対するものは除名する事で議員・党員を制圧し、地方自治体は補助金と道路で、押さえつけ、官僚は地位と待遇と天下りで一生を面倒見る体制で黙らせている。  国民はその犠牲である。
(えびなたろう)

民意の象徴、山口補欠選挙

2008-04-28 11:20:10 | Weblog
民意の象徴、山口補欠選挙      (008.04.28.)

山口2区の衆議院補欠選挙が福田政権に対する民意を左右する選挙だと位置付け、与野党組織を挙げて戦ったが、結果は、野党側の勝利に終わった。

負けた方は、「高が一地方選挙が国政代表するような物ではない」と言うのが常であるが、今回の選挙は、「後期高齢者医療問題」や「租税特別措置法改正案の再可決問題」を目の前にして、両者賛否を争う選挙となった為に国民の関心も深いものがあった。

下馬評では、山口と言う地域の特性も含めて政権与党側が有利であるとの事で、あったが、結果から見て明らかに与党の敗北、野党の勝利の投票結果に現れた事は、福田政権にとって、民意ははっきりと「ノー」を突きつけたものと見るべきである。

特に、「後期高齢者医療問題」は選挙を前にして実施が発表され、高齢者からの猛烈な苦情を背にしながらの選挙であったから、与党幹部はタイミングの悪さと説明の不足を口にしていたが、国民の実感はタイミングや、説明の問題よりも制度そのものに対する政府の考え方に不満の根源があるのだ。
名は体を現すというが「後期高齢者」とは、末期の高齢者と言うことで、医療費は高額に掛かるし、稼ぐ力は全くないし、放って置けない手間は掛かるし、と国家に取ってのお荷物世代と言うことである。従って現役世代とは切り離した別にした制度の医療制度にしようと言うものだから、将に「姨捨山」扱いである。

福田さんは、「若い人たちが、頑張って支えているのだから、年寄りも少しぐらいは負担してくれても好いのではないの」と言っている。
この考え方の根本的間違いは、若い世代は、「働いて稼いでいる世代だ」、後期高齢者は「収入ゼロの世代」だ、この違いはゼロからは多少たりとも負担するお金が無いと言うことで「その分何処かで余計に稼ぐ」と言う事も出来ない世代なのです。

高齢者でも恵まれている人は、働かなくても他に収入の道がある人は良いが、無い人は頂く年金が唯一の生活費なのです、だからそこから引かれる保険料は些少でも身を切られる思いなのです。其れが総理には解らないから、老人は苛立っているのです。
しかも年金から天引きされるのだから、問答無用と言う事でしょう。

租税特措法もガソリン再値上げにしようとすることは、あれだけ国土交通省の使途に無駄使いが放置された状態を目の前にして、何の改善もしようともせず族議員の言う事に従って折角廃止出来た税率を再値上げする事に国民は「ノー」と言っているのです。

山口の選挙結果は、民意を表明しているのです、それでも強引に逆行する事は、独裁国家北朝鮮の遣る事では無いでしょうか。
(えびなたろう)

日露首脳会談の未来に期待 

2008-04-27 09:10:45 | Weblog
日露首脳会談の未来に期待      (008.04.27.)

一昨日ロシアとの外交関係を「忌憚の無い意見交換が出来る関係を作りたい」との思いを持って福田総理はモスクワへ向われた。

今回の訪露はロシア側から招かれたもので、プーチン大統領もロシアの政治体制を「メドベージェフ大統領・プーチン首相」二人による双頭体制で発足させ、新しいロシアの存在を世界に示す狙いである事が見て取れる。

今後は、アメリカ・中国・ロシアと言う3国による力のバランスが世界を制して行くのではないかと思われる。

この時期にロシア側から日本に声が掛かった事は、日本にとっても大きな転換が計れるチャンスと捉えるべきで、ロシアとの協調関係は、むしろ中国より積極的に改善する事を考えた方が良いと思う。また、そうする事によって、中国への牽制にもなるからである。

当面ロシアとは、シベリア開発が大きな魅力になっている。そして日露共同で油田開発に協力して取り組む事が両国にとって、大きな利益に繋がると思う。
日本海を挟んで、ウラジオストックと新潟を両国の窓口として人的交流も盛んにして行けば色んな、分野での発展が期待されるのではないかと思われる。

今は、北方領土問題・漁業海域の問題等々あるが、此れから将来の両国関係を考えれば一段とレベルアップした見地から、打開の道を開いて交流する事を期待したいと思います。
(えびなたろう)

世界に迷惑を掛ける中国

2008-04-26 10:49:57 | Weblog
世界に迷惑を掛ける中国      (008.04.26.)

長野の聖火リレーは今朝から各局でテレヴィ放映していたが、日本の警察も威信にかけて統制の取れた警備に努力をされた為、多数の中国人団体や、チベットの自治を唱える団体等のトラブルも無く両派の叫びで騒然としていたが、無事に行なえた事は関係者の努力を称えたいと思います。

それにしても、萩元欽一さんが言っていたように市民とハイタッチしながらのランニングをしたいと言っていた、其れが出来なかった聖火リレーは不満が残るが、先ずは大きな騒ぎにならなかったことに安堵している。

今回のオリンピックは人騒がせな聖火リレーで、世界中に迷惑をかけた事に対し、中国政府も大いに反省をする必要があると思う。

単に「国内問題だ」とか、「ダライラマの扇動」だとかを主張し、全世界からの批判に対しても、「内政干渉だ」と言う自国の立場で、自国を擁護する事だけしか言わない。

各地を回る聖火リレーで中国の「聖火警備隊」が夫々の国に出かけて行き、警備の指揮を執ろうとしたり、フランスのダライラマへの対応が気に食わないと、フランスの大手スーパー「カルフール」への不買運動を起こしたり、中国人による、反日、反米、反仏、の活動は、自国中心の「エゴ」以外の何者でもありません。それを中国政府は、自国の「愛国運動」と称して推奨している。

北京の大気汚染、食品の毒物混入問題、偽商品の販売輸出、国民の品位や公共的社会モラルの悪さ、等々が、兼ねてから、言われている中で、今回のチベット人に対する人権問題による世界的騒乱は、一中国の国内的問題では無い様に思われる。

いまや、世界に迷惑を掛け続ける中国は、本来五輪開催をする資格の無い国であると思うが、世界の国々は、早くから開催が決定されおり、此処まで準備も進めてきたから、何とか無事に終わらせたいとの気持の中で我慢をしているのだと思います。

問題は、中国人がその事を一向に考える事も無く常に自国の「エゴ」を押し通そうとするところに大きなギャップが感じられることである。

中国政府も、この大きなギャップがある事を認識し、ただ力で押さえつけるだけの国家統制は、決して長く続くものではありません。
このまま行けば、何処かで大きな大事件に成らなければ良いがと祈るだけです。

(えびなたろう)

そこのけそこのけ聖火が通る

2008-04-25 10:54:53 | Weblog
そこのけそこのけ聖火が通る      (008.04.25.)

オーストラリアのキャンベラ空港を昨夜8時に出発し今朝6時に日本の羽田空港に到着した。
寝ぼけ眼でテレビを見ていたら、到着した聖火を高々と掲げて無事到着した事を放映しこれから長野県へ向うと言う所だった。
物々しい警戒の中長野の何処へ運ばれるのか、どのコースを通って運ぶのかも秘密と言うことである。

昨日も書いたが、民族の祭典としてのオリンピックを是非成功させたいとの願いもあるが、この様な妨害行為に物々しい警戒の中、市民にも知らされない秘密の中を運んでゆくようでは、明日の聖火リレーは無事に行なえるのか心配である。

其れでなくても今回は異例な聖火リレーで、少しおかしいのでは無いかと思わざるを得ない。

昨日行なわれた、オーストラリアでの聖火リレーの状況が報じられているが、スタート地点から、沿道、更にゴールに向うコースを埋め尽くすように中国系の住民が赤い中国国旗を振りかざしながら沿道を並走して、コース全体が赤い帯状に染まり「北京五輪頑張れ!」のスローガンを叫んでいたと言う。此れでは何処の国の聖火リレーか疑わざるを得ない。

中国が、聖火リレーを無事に行ないたいと言う国策で、動因したのであろうが、聖火は行く先々の国民から、歓迎される情景が得られることが聖火リレーの目的であるのに、此れでは中国が、聖火隊を作って全世界のコースを回るのと同じ事では無いかと思う。

オーストラリアのラッド首相も妨害行為の防止に厳戒態勢を取っていたが一般市民を排除した様なイベントになった事は、不満であろうが、一応中国への対面は保ったという事である。

今回のオリンピックは、終始中国による、中国の為のオリンピックに終わるようなイベントで、クーベルタン男爵のオリンピック精神から大きく離れたものの様に思われる。

明日の日本でのレースはどの様になるのか、聖火ランナーは星野監督他79人怪我無く無事に大役を果してください。

(えびなたろう)

北京五輪の成功を祈る!

2008-04-24 11:40:00 | Weblog
北京五輪の成功を祈る!      (008.04.24.)

4年に一度開かれるオリンピックは世界の民族の平和の祭典として地球規模での大イベントであります。五つの五輪は地球上の五大陸を象徴しフランスのクーベルタン男爵によって考案されたマークだと言う事です。

途中世界大戦などによる中断もあったが、オリンピックが全世界のお祭りとして開催出来る事は、即、世界平和の表れとして受け取ってきた事である。

今年は、中国の北京で開催される事が決まっているが、残念ながら中国のチベット自治区で住民による反政府運動が起こり、「チベットに自由を」と言うデモ活動が起こり、それを押さえる中国政府軍の鎮圧行動との間で多数の犠牲者を出すと言う暴動が続きまた各地に飛び火している。
そして、オリンピックの聖火リレーを狙って各地で妨害活動が起こっている。

日本に置いても聖火リレーは長野の善光寺から出発する計画であったが、善光寺側も
宗派こそ違うが、善光寺とチベットは同じ仏教徒。チベットをめぐる騒乱を「大変憂慮している」という、「善光寺の若い住職の中には、聖火リレーへの協力を辞退すべきとの考えも出ている」。
また、市民らからも連日数十件の電話がかかっている。その多くが聖火リレーへの関与をやめるべきとの抗議の声で、「由緒ある寺の名に傷がつくのが心配だ」などの意見が寄せられている事から辞退を申し出たようである。
そして、当日はチベット暴動の犠牲者の追悼法要を行なう事にしたようだ。

北京五輪に対して、世界の各国は、成功裏に終わらせたいとの思いから、中国政府に対して、取り敢えずはチベット人が最も崇拝するダライラマとの話し合いを行なう事を提案している。
日本も同じ考えで、5月に中国の胡錦濤主席が来日されるが、福田総理から提案するようである。

中国は何でも力ずくで押さえようとしているが、近代社会では力には、むしろ反発力がかえって強く、必ずしも成功はしない。アメリカも力を鼓舞してイラク戦争をしているが、決して勝ち戦ではない、むしろ多数の犠牲者と多額の費用にピーピー言っている状態だ。おそらく次の大統領は手を引くだろう。

これからは、日本の柔道の精神である「柔よく剛を制す」と言う考えを取り入れて、両者の立場と意見を良く聞き、打開の策を開く努力が必要ではないでしょうか。
中国のオリンピックは、ダライラマと打開策を考え出して、全世界で喜び合えるオリンピックにして貰いたいと思います。
(えびなたろう)

また保険料の横領

2008-04-23 10:45:14 | Weblog
また保険料の横領      (008.04.23.)

茨城県の国民健康保険団体の職員が10億円の保険料を横領した事が新聞沙汰になっている。今度は、競艇に夢中になって使ったということだが、管理の杜撰さがまたまた問われる問題になっている。

着服が発覚した元会計課の職員は、上司から信頼されている人間で、すべてを任されていたらしく、印鑑も預けっぱなしであったと言うから、金の出し入れに付いても無管理状態であったのだろう。
たまたま、別の部署に移動が決まって、初めて発覚し過去3年間に渡って不正な支出を繰り返していた様だ。

本人は直ちに懲戒解雇処分になった様だが、10億円の穴埋めはどの様にするのであろうか、民間なら、先ずは本人からの弁償と言う事だが、出来なければ、上司が責任上弁償する事になる、無論個人資産も売却してでも弁償する事になるのが普通である。

聞くところによると、今回の場合は、保険料の積み立てから補填すると言われている。
「保険料の積立金」とは、一体どの様なものなんでしょうか???

今回のような不慮の穴埋めのために普段から、積み立てておくお金なのでしょうか。
そんなお金が、目的外に普段から積み立てておくと言う事は、どうも理解できない問題である。

社会保険庁の年金保険料横領問題も、その様な方法で処理されているのでしょうか。
そして、そのために、積み立てているお金があるとすれば、それは「裏金」と言うものではないでしょうか。
「裏金」と言うのは本来の保険料を、“こそね”て積み立てておく「隠しがね」のことではないでしょうか。

その様な金があるから、飲み食いに流用したり、チョットした使い込みを遣ったりするので、横領した職員も「悪い事をした」と言う気持も持っていないのではないかと思う。

舛添厚生大臣は、年金保険料を横領した職員を徹底追及すると言っていたがあの結末は一体どうなったのでしょう。
どうも、国も、地方も、職員の金に対する意識が、非常に欠如しているように思う。
それが、税金と言う自分で汗水流して稼いだ金ではないからなお更の事だ。

上司も責任を取らずに移動してしまえば、すべては不問にされてしまう官僚機構の中では、それが常道だから、何時まで経っても此の辺のモラルは高まる事はない。
官僚による税金の無駄使いも、問題にしていないのは、お金に対する国民の意識と官僚の意識の間に大きな差のある事を今更ながら考えさせられる事である。
                    (えびなたろう)

やっと始まった日韓首脳会談

2008-04-22 11:20:09 | Weblog
やっと始まった日韓首脳会談      (008.04.22.)

韓国の李明博大統領が来日した事は、今までの盧武鉉大統領時代の疎遠外交から目覚め、はじめて両国の前途に明るさが見え始めた様だ。

今後この明るさがどの様に発展してゆくか、両国に執ってお互いの繁栄に繋がる事を望みたいと思う。

日韓両国の歴史上の問題は、良いところも悪いところも両方で突付きあえば、尽きる事は有りません、あくまで過去の時代が作り出した歴史問題として置き、現状では両国とも協調して、お互いに助け合って両国の発展につなげる事が、大切であります。

李明博大統領は、その辺と所は新しい韓国の発展を導いて行かれる指導者として、絶大な韓国国民の支持を得て、大統領に当選された方で、今回の訪日は、日本国民からも歓迎をもって迎えられたようである。

此れからのアジアに於ける、外交問題は、如何しても中国が中心的な動きになると思うが、今回の北京五輪が示すように、中国の大国主義的な思想が示すように他国の立場も考えた協調姿勢と言うものに、気使う所が全くありません。

此れも、一党独裁共産主義的社会構造から来ている物かも知れませんが、その点韓国は日本と同じ自由と民主主義を国是にしている国ですから安心して仲良く付き合える国として行けると思います。

北朝鮮は、韓国に取っては民族的な同胞意識があることから、その立場は良く解りますが、社会体制が異なる、今の状態では、先ず統一と言う事は考えられないでしょう。
統一の出来る時は、北朝鮮の国が崩壊した時以外は考えられないでしょう。

中国は、同じ共産主義国として、北朝鮮を擁護するでしょうから、決して南北統一を望んではいません、むしろ南北統一は、南北とも共産主義国としての統一しか考えていないでしょう、しかしそれは、アメリカが許さないでしょうから先ず考えられない事です。

お互いに夫々がその様な状態の中で、経済的見地からも、人道的見地からも、理解を深め協調して行くことに努めて行けばよいのではないかと思います。

しかし、それにしても今の日本は、将に混迷常態です、何とか成らないものでしょうか。
自民党を救おうとするのでは無く、国家・国民を救おうとする偉大な首相の出現をただ、願うのみです。
(えびなたろう)

支持率低下は民意を無視した当然の結果

2008-04-21 12:06:09 | Weblog
支持率低下は民意を無視した当然の結果      (008.04.21.)

福田内閣の支持率がまたまた急落し25%になった。朝日の世論調査で今月行なった結果が発表され、先月調査の31%から大きく6ポイントも低下して25%と言う事である。
そして不支持率は前回53%が今回は60%に7ポイントも増加している。

低下の理由は何と言っても民意を無視した政策を強行している事で、参議院での否決結果を厳粛に受け止めることをせず、「ねじれ国会=民主党の横暴」と言う感覚だけで受け止めてきたからで議決に対する一点の反省も考慮もありません。

その傾向を顕著に表しているのが、「ガソリン税の再議決」問題です。
民意の63%が反対を表明しているにも係らず福田総理は再議決させようとしている。
これは、明らかに民意に逆行するもので、共産党政権の中国では民意より政府の遣る事が優先されるから、国民は不満であっても武力で鎮圧されているが、日本は、此れでも民主主義国家であるから民意を反映しない政府の支持率は当然低下するのは当たり前の事である。

後期高齢者医療制度の問題も、此れが中国なら武力で鎮圧されて通るでしょうが、日本では世論調査の結果此れを「評価する」人は18%に過ぎず、「評価しない」人は71%と成っている。制度の内容に付いて、説明不足が大きな不満になっているが、此れも一昨年の国会で、野党の反対を押し切って、強行採決した制度そのものだったのです。

福田政権は、もはや辞退することが、国民国家の為である事を認識し、早晩解散総選挙を実施するべきだと思います。

福田さんは、それでも、洞爺湖サミットと言う国際舞台で議長国として良い所を見せたいと思っているようだが、日本の環境に対する対応は国際的には批判の的で、特に欧州各国は、福田さんが考えているような甘い対応で承知する常態では有りません。

良い所を見せたい思いが、逆に恥を掻かなければ良いがと思っているところです。
福田さんは、KY(空気が見えない)だけでなく、JY(自分が見えない)のではないでしょうか。
(えびなたろう)