きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

国会論戦を見て

2009-02-06 01:44:42 | Weblog
国会論戦を見て      (009.02.06.)

昨日の09年度意予算案を巡る衆議院の予算委員会を見て、大変迫力があって面白かった。
質問に回る野党の民主党は、菅直人、前原誠司、をはじめ細野豪志、馬渕澄夫、長妻昭、の各論客が政策の具体論に係る問題を次々と追及した。

その中で、前原氏は道路特定財源の問題を取り上げ、一般財源化を約束しておきながら、一向にやらないのは、「やるやる詐欺」ではないかと噛み付いた。

それに対する首相の答弁は「歳入が一般財源化したところで、道路特定財源の一般財源化は終わっている」と言う答弁だ。
これは、ガソリン税などを道路にしか使えないと言う特定財源制度を止めたと言うことで、其の点で一般財源化の約束は終わっていると言う事の様である。

此れは、全く麻生総理の「詭弁で」、福田総理は特定財源を一般財源化することによって「地球温暖化対策の費用」や「救急医療体制の整備費」や「少子化対策の費用」等々、様々な分野に当てる事を前提の一般財源化であったはずである。

麻生総理もこの約束は「閣議決定もされ、引き継ぐ」と明言されているのである。しかしながら実態は、今迄と同様、国交省や道路族の意のままに道路建設に費用が当てられている。

前原氏は、此れでは、国民は「騙された」と思う人が少なくないのではないかと行っている。全く其の通りで、麻生総理は、安部・福田とやって来た総理と完全に逆行する、官僚容認型の総理で、これでは今までの総理大臣の中で最悪の総理大臣と言わざるを得ない。

この点が、野党民主党とは、ハッキリと区別ができる政策の違い点で、有権者には明らかな争点として理解出来たのではないでしょうか。

その他、「天下り」や「渡り」の問題も「官僚内閣」を容認する姿勢はハッキリしたし、厚生年金制度も、質問されても終始言い訳ばかりで、進展していない事は重大な欠陥内閣であると言わざるを得ない。

定額給付金については、いまだに麻生総理はふらついている。民主党の小沢一郎代表は「いい加減な首相自身の姿勢が国民皆さんに不信感を与えているのではないか。自分の気持の中におかしいと思うところがあるからそう言う事になる」と批判している。
(えびなたろう)