「官民人材交流センター」について (007.10.31.)
公務員の天下りが、天下った先で、前職に居た時の人脈と権益を利用して、官製談合や、入札での口聞き、等々の、不公平な取引を仲介する事による特定業者の便宜を図る不祥事を起こして来たことは、再三国民の知るところで、其の都度、制度の見直しや規制の強化等の、場当たり的な対処で防止策が図られてきた。
しかし時間が経つと再び規制の抜け穴や、隠蔽工作を使って、同じ様な不祥事を起こし、今まで幾度となく繰り返されて来たのである。
今回公務員改革法の主体は、行政からの天下りが果す役割が、この様な癒着構造の核心部分を形成しているので、国から押し付ける様な業務関連的、就職斡旋を徹底して禁止する様にしようと言う物であります。
野党側の提案では、就職に関するものは民間と同じ様に、ハローワークを使えば良いではないかと言っている。しかし政府案では今までの様な癒着の生じない就職斡旋機関として「官民人材交流センター」なるものを作ることにしたいと、安倍内閣時代に閣議で決定し、内容に付いては有識者会議に審議を委ねている様である。
そして、一昨日(29日)にその報告書が示された。有識者の中からは、此れでは「改革案とは言えない」とか「骨抜き案だ」とかで、批判が多く、なかなか纏まらないようである。結局官僚に丸投げして作ったものでザル法に近いものであるからだ。
政府の遣る事は、如何しても官僚任せになるから、官僚は必ず自分たちの都合の良い再就職を考えた、法案を作るに決まっている、政治資金規正法案も結局ザル法と言われ、再び改定を余儀なくされているではないか。
だから、この法案に付いては、民主党も交えた、超党派で共同法案を作ることをしないと、作っても抜け穴だらけのザル法では、時間が経てばまた同じ不祥事を起こすような、繰り返しを続ける事になるのは目に見えていることである。
官僚の不祥事を起こさない法案を作るには、官僚に作らせては、泥棒に鍵を作らせる様なものだ。
(えびなたろう)
公務員の天下りが、天下った先で、前職に居た時の人脈と権益を利用して、官製談合や、入札での口聞き、等々の、不公平な取引を仲介する事による特定業者の便宜を図る不祥事を起こして来たことは、再三国民の知るところで、其の都度、制度の見直しや規制の強化等の、場当たり的な対処で防止策が図られてきた。
しかし時間が経つと再び規制の抜け穴や、隠蔽工作を使って、同じ様な不祥事を起こし、今まで幾度となく繰り返されて来たのである。
今回公務員改革法の主体は、行政からの天下りが果す役割が、この様な癒着構造の核心部分を形成しているので、国から押し付ける様な業務関連的、就職斡旋を徹底して禁止する様にしようと言う物であります。
野党側の提案では、就職に関するものは民間と同じ様に、ハローワークを使えば良いではないかと言っている。しかし政府案では今までの様な癒着の生じない就職斡旋機関として「官民人材交流センター」なるものを作ることにしたいと、安倍内閣時代に閣議で決定し、内容に付いては有識者会議に審議を委ねている様である。
そして、一昨日(29日)にその報告書が示された。有識者の中からは、此れでは「改革案とは言えない」とか「骨抜き案だ」とかで、批判が多く、なかなか纏まらないようである。結局官僚に丸投げして作ったものでザル法に近いものであるからだ。
政府の遣る事は、如何しても官僚任せになるから、官僚は必ず自分たちの都合の良い再就職を考えた、法案を作るに決まっている、政治資金規正法案も結局ザル法と言われ、再び改定を余儀なくされているではないか。
だから、この法案に付いては、民主党も交えた、超党派で共同法案を作ることをしないと、作っても抜け穴だらけのザル法では、時間が経てばまた同じ不祥事を起こすような、繰り返しを続ける事になるのは目に見えていることである。
官僚の不祥事を起こさない法案を作るには、官僚に作らせては、泥棒に鍵を作らせる様なものだ。
(えびなたろう)