きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

「郵政民営化」を否定する麻生総理

2009-02-07 15:32:28 | Weblog
「郵政民営化」を否定する麻生総理      (009.02.07.)

5日の衆議院予算委員会の答弁で、麻生総理は、「郵政民営化に賛成ではなかった」と発言した。当事麻生総理は、小泉内閣の総務大臣と言う立場で、民営化を推進する閣僚の一人であって、最終的には結果として賛成しているのである。

郵政民営化の直接の担当大臣は竹中平蔵氏であったが、「自分は其の担当ではない」と主張し、(賛成側のような)「濡れ衣をかぶせられると、俺も、はなはだ面白くない」とまで発言している。

それなら、其の時に態度をハッキリさせておればよいのに、其の時は、やむなく賛成させられた様な発言をして、「ぬれぎぬ」発言をして責任を回避するような態度は、卑怯であり、明らかに国民を欺くものである。

同じ自民党の中には、郵政民営化に反対した人も多くその人達は、公認を認められず、除名されたり、立候補しても刺客を送り込まれると言う仕打ちを受けているのである。

麻生氏は其の時は態度を明確にせずに潜り込んでいて、今になって、「俺は民営化に反対だったんだ」と発言することは、党員をも騙し通してきたことになる。

小泉総理の郵政民営化の是非を問う選挙は、民営賛成する側が大勝利となり、与党の議席は327を獲得し3分の2以上の勢力が得られたのである。

あれから3年安部・福田と首相が変わり更に3人目に麻生総理が就任するも、全く選挙を行なわず、民営化賛成選挙の延長線上で、麻生内閣が存在する事を忘れ、「俺は民営化に反対だ!」と発言する資格は全くありません。
其の主張をするのであれば、選挙を通して、国民の同意が必要であります。

麻生総理のこの発言には、党内でも見識を疑う党員も多く、呆れられているようである。

郵政民営化の進捗状況は政府の「郵政民営化委員会」で3年に1度見直される事になっており、今年の3月にその時期が来るが、民営化に反対し4社化体制の根幹にかかわる問題にまで言及して反対することは、自分の立場をわきまえない全く無頓着で軽率な発言であると言わざるを得ない。
(えびなたろう)