きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

底なし不況状態に

2009-02-17 13:43:09 | Weblog
底なし不況状態に     (009.02.17.)

16日内閣府が発表した08年度10~12月期の国内総生産(GDP)速報では12.7%の減少が発表された。この数字は74年の石油危機以来の二桁減少の値で最悪の不況状態を示している。
世界的な同時不況の問題は、「日本は欧米に比べて傷は浅い」と言われていたが、日本の経済は、外需頼みの経済であった為に、輸出の激減が即影響する事から、むしろ欧米より大きな影響を受ける結果が出ている。

年が明けた現在でも輸出を中心とした、大手企業の減産体制は各所で行なわれ、それと同時に失業者は、急激に増大の一途を辿り、中小零細企業も急激な受注の減少で黒字創業していたものでも、資金繰りに困り倒産の憂き目に会っている。

それでも大手企業は、今までの利益の蓄積に減産縮小体制を取って我慢維持を続けられるかもしれないが、中小零細企業の倒産は、日本の誇る、技術的ノーハウが失われる事に繋がるから、再起不能の状態に成る事を最も心配するところである。

おそらく今年度に入っても不況の深刻さは、更に内需の減少に及び、最悪の状態に成りかねないところである。

政府は、早急な対策が必要であると思うのだが、どうも危機感が薄く、G7での財務大臣の失態は、外国のマスコミからも呆れられ、あれで、日本はこの深刻な事態を乗り越えられるのかが問われている。

また、麻生総理の発言と行動に対しても、周りに流されて遣っている物で、自分の考えで遣る事は、2兆円のバラマキに固守することだけである。

2兆円のバラマキは、決して遣らねばならない問題ではなく、どちらでも良い小さな問題で、むしろ20~30兆円ぐらいの内需拡大策を取らないとこの国は持たないのではないでしょうか、だから、財政投入の効率を考えれば、2兆円のバラマキは無意味な支出だと世論は言っているので、遣っても良いが、決して麻生さんの目論むような支持率上昇に繋がる「ばら撒き効果」はありません。

それよりも、麻生さんが、国民の支持を得ないで、勝手に外交の場で、金のバラマキや口約束をされる事は、非常に日本の将来に対して心配される所である。
だから、“願はくは、早く解散される事を神に願うばかりであります”。
(えびなたろう)