きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

小泉批判にも強気の麻生総理

2009-02-15 16:53:26 | Weblog
小泉批判にも強気の麻生総理      (009.02.15.)

小泉元首相の麻生批判は、与党内に相当な混乱状態を招いている。当の麻生総理は小泉氏の批判に付いては「叱咤激励だ!」と受け止めて居る様で、定額給付金の2次補正予算の小泉見解についても、全く意に解せず、既定方針通り、参議院で否決されても3分の2の勢力を使ってでも通す考えで居るようだ。

麻生総理にして見れば、3分の2勢力が、小泉氏の「郵政選挙」で得られた事など全く意に介せず、現実に3分の2の勢力がある事を、利用して「再可決をしても良い憲法の『ルール』になっている事をただ使うだけだ」と言う論理である。

小泉氏にして見れば、「言いたくは無いが」と言いながらも、無闇に3分の2勢力を安部内閣時代から、7回も使って参議院での採決を、無効にして何とか乗り切っていた事に一言注文を付けた形で、その思いは当然の事では無いかと思われる。

麻生総理は、周りの「麻生おろし」に対しても「党内に敵が居た方がやりやすい」と強気の姿勢を崩さず、クリントン米国務長官との会談や、サハリン訪問等の外交日程をこなす事で少しでも成績を上げ、自分の内閣の手で、解散総選挙を行なうつもりで居る。

そして、選挙の場で、ハッキリと「小泉構造改革路線を否定」する事を掲げて戦うつもりで居るらしい。

この事は、党内改革路線支持派の議員とは明確な反対路線を示す事になるから、もはや党内でも話し合いの余地の無い状態を作り出している。

構造改革支持派と反支持派の対立、いずれ分裂するにしても、解散総選挙の2ヶ月前ぐらいが最も世間に効率良くアピールするチャンスだから、分裂はその時期次第と言うことではないでしょうか。
(えびなたろう)