混沌とした日本の政治は (2012.08.31.)
日本の政界は、危機的な国難を前にして、各党が、夫々「わが党が・わが党が」をむき出しにして、国民不在の政局争いに血眼になって居る。それがいよいよ衆議院解散時期が迫ってくればすべては、「当選するか」「しないか」の話に置き換わって来ている。
国民の気持ちから見れば、どの政党も、今の日本を立派に立ち直させる政党は無いのではないでしょうか。民主党政権では思惑が外れた、菅政権になって「見直し内閣」として期待を持たせたが、311の大震災もあって、不運であったが、「期待外れ」。野田総理になって野党との「調和優先」政策でスタートしたが、結局、政治改革が全部元に戻り、官僚優先の自民党時代に戻ったと言う事に成ってしまった。
自民党の谷垣総裁は、只「解散を!・解散を!」と言い、自民党時代の政権奪回だけを望む行動を取り、消費税増税法案も反対していた民主党が、自民・公明の主張に合わせて同調したので3党合意が成立し、これで上手く行くのか思いきや、衆議院の解散時期の思惑の違いから、今度は3党合意を破棄してまで、「解散」の為に他の野党のだす「問責決議案」に同調して、可決してしまった。野田総理は、法的制約のない諮問決議案には「慎重に受け止めるが、其の為に解散したり辞任したりはしません」と言い。いよいよ混沌の度を強める政界に成ってきてしまった。
もはや、この状態は、秋まで続き、今年の年度内には、衆議院解散に成らざるを得ない状況になって来ている。
そこで、次期政権政党は?また、次期総理は?と言う問題が、起ってきたが、此のところの動きとして、自民党内では、「安倍信三氏」の声が浮上してきている。民主党内では最早、人材不足で、野田総理が引き続き候補に成る事が「止むを得ない」と言う状況のようだ。
どの政党が第1党に成るのか、橋下氏の率いる「維新の会」が国政に出ると言う事で人気を集めているが、それだけに、「維新の会」にすり寄る政党や、候補者の多いのも、見て居て恥とも思わない、なりふり構わない候補者の行動には只々呆れるばかりである。
しかし、その中にあって、安倍氏の出馬については、一度首相の経験者だからと言う意見で反対する人もあるが、私は、この混迷を極めた政界には寧ろ首相を一度経験した安倍氏だから良いのではないかと言う意見である。彼の言動に付いても、年齢的にも、自民党の総裁に成った時から、改革が必要だと言って来た男である。不運にも志半ばで辞任をしたが、その経験と反省の上に立てば、この日本を救う人材として、一応適任者の一人と挙げても良いのではないかと思う。
(えびなたろう)
日本の政界は、危機的な国難を前にして、各党が、夫々「わが党が・わが党が」をむき出しにして、国民不在の政局争いに血眼になって居る。それがいよいよ衆議院解散時期が迫ってくればすべては、「当選するか」「しないか」の話に置き換わって来ている。
国民の気持ちから見れば、どの政党も、今の日本を立派に立ち直させる政党は無いのではないでしょうか。民主党政権では思惑が外れた、菅政権になって「見直し内閣」として期待を持たせたが、311の大震災もあって、不運であったが、「期待外れ」。野田総理になって野党との「調和優先」政策でスタートしたが、結局、政治改革が全部元に戻り、官僚優先の自民党時代に戻ったと言う事に成ってしまった。
自民党の谷垣総裁は、只「解散を!・解散を!」と言い、自民党時代の政権奪回だけを望む行動を取り、消費税増税法案も反対していた民主党が、自民・公明の主張に合わせて同調したので3党合意が成立し、これで上手く行くのか思いきや、衆議院の解散時期の思惑の違いから、今度は3党合意を破棄してまで、「解散」の為に他の野党のだす「問責決議案」に同調して、可決してしまった。野田総理は、法的制約のない諮問決議案には「慎重に受け止めるが、其の為に解散したり辞任したりはしません」と言い。いよいよ混沌の度を強める政界に成ってきてしまった。
もはや、この状態は、秋まで続き、今年の年度内には、衆議院解散に成らざるを得ない状況になって来ている。
そこで、次期政権政党は?また、次期総理は?と言う問題が、起ってきたが、此のところの動きとして、自民党内では、「安倍信三氏」の声が浮上してきている。民主党内では最早、人材不足で、野田総理が引き続き候補に成る事が「止むを得ない」と言う状況のようだ。
どの政党が第1党に成るのか、橋下氏の率いる「維新の会」が国政に出ると言う事で人気を集めているが、それだけに、「維新の会」にすり寄る政党や、候補者の多いのも、見て居て恥とも思わない、なりふり構わない候補者の行動には只々呆れるばかりである。
しかし、その中にあって、安倍氏の出馬については、一度首相の経験者だからと言う意見で反対する人もあるが、私は、この混迷を極めた政界には寧ろ首相を一度経験した安倍氏だから良いのではないかと言う意見である。彼の言動に付いても、年齢的にも、自民党の総裁に成った時から、改革が必要だと言って来た男である。不運にも志半ばで辞任をしたが、その経験と反省の上に立てば、この日本を救う人材として、一応適任者の一人と挙げても良いのではないかと思う。
(えびなたろう)