きまぐれ発言

日々変化する世の中をみて、私はこう思う。

3法案通過でいよいよ選挙

2007-06-30 12:59:39 | Weblog
3法案通過でいよいよ選挙      (007.06.30.)

 年金時効撤廃法(年金記録の不備に対する特例法)・社保庁改革関連法(社保庁解体を含めた改革法)・改革国家公務員法(天下りの規制強化等)以上の3法案は本日未明(午前2時45分)に与党の賛成多数で成立した。
 
当初の予想道理の展開であったが、安倍政権の今日までの国会の運営を見て、全て強引で一方的な遣り方で法案通過を果たして来たが、今後の運営の全てに色んな障害を残す結果となりそうである。

国会の会期は後5日まで残しているが、各党いよいよ明日からは参議員選挙に備えて、動きが活発になることと思う。

このままで選挙戦に突入すれば、自民党は負けると言う噂があるが、当の自民党の内部予想では、安倍さんに対する支持率は下がっても、選挙戦は決して負けるとは思っていない人が結構居る。その思いの根底にあるのは、政権政党は自民党でなければ出来ないのだと言う自負があるからだと思う。
確かに、この様な考えは、一般の国民の中にも沢山居る事は事実だ。

それに対する民主党だが、今回一連の、政府の対応に、真っ向から、取り組んだ、長妻あきら議員の活躍に象徴される国民からの支援が民主党の支持率を上げていると思うが、最終的には連合からの紐付きで、民主党に一抹の不安が持たれていることである。従って、必ずしも楽観を許るす状況に無い事を忘れてはいけない。

それでも今回の選挙は、勝たなければ、今後につながらないので何としても頑張ってもらいたい。民主党は、あくまで、独自の立場で、生活者主権の政策政党であることを忘れないで堂々と戦って欲しい。
                  (えびなたろう)

官・財の癒着の根源は「天下り」にあり

2007-06-29 09:14:13 | Weblog
官・財の癒着の根源は「天下り」にあり      (007.06.29.)

過去数十年、政界に置ける談合や、贈収賄汚職で、其の都度、制度見直しや改革が叫ばれてきたが、一向に直らず、今年になって、緑機構の官製談合、松岡農水相の自殺、社会保険庁の無駄使いから年金のずさんな管理の実態が次から次へと出てきて、全国民が老後のために払い込んで来た年金の行方に不安を抱く様になり大問題になってしまった。
 
年金の記録ミスの問題については、5000~6000万件以上に及ぶ膨大な件数を総点検をしなければならない事態になり、取り敢えず安倍内閣も全力を尽くして、遣りますという事ですから、遣ってもらうとして、この失態を二度と繰り返さないために、根本的な公務員制度を見直し、改革を実施することになった。

そして、その改革法案を安倍内閣で案を作ったのだが、内容の問題で与・野党が全く折り合わない状態が続き、十分な審議も無いまま、政府案を強引に強行採決で通してしまったのだ。

法案の中身に付いて、国民が最も期待しているのは「天下り」の防止が十分機能する改革である事を願って居たのだが、どうも、何時もの様な底抜け改革で、一応「官民交流人材センター」を作って、そこから、職を斡旋すると言う法案なのだが、人によっては、むしろ今までよりも堂々と「天下り」を政府が斡旋する事になりむしろ改悪ではないか、と言う説もでている。

野党は、人材センターには反対で、職の斡旋に関しては、国民と同じく、「ハローワーク」を使えばよいのではないか、と言うことです。
「官民人材交流センター」とは、名前は良いが、結局官が斡旋するから、「天下り」の実態は全く同じで、官僚の考える偽装改革と言うとこである。
野党もこれでは徹底抗戦と頭に来るのも無理からぬことだと思います。

でも法案は通ってしまったのだから、この上は、政権交代をして新政権の元で、改革をやり直す以外に改定の道はありません。

其の為にも民主党には頑張ってもらうしかないのではないでしょうか。

                        (えびなたろう)

第三者機関の信頼度は?

2007-06-28 13:13:49 | Weblog
第三者機関の信頼度は?   (007.06.28.)

5000万件の記録ミス以後も次々に出てくる、問題で、過去の記録や、支払い証拠が、明確な人は良いが、領収書も何も残っていない人の為に第三者機関を作って最後まで面倒を見ますと、安倍さんは行っている。
良く聴くと、「まじめに、チャンと支払いをした人には、たとえ領収書が無くても、時間が経過していても、最後まで、調査をして、支払うようにします」。と言われている。
しかし、この中かで、問題なのは、「まじめにチャンと支払いをした人には」と言うところで、「支払った」と言っていても、真面目なのか、不真面目なのか、嘘つきなのか、をどの様に判定するのでしょうかが問題だ。

第三者機関の人が、幾ら大学教授であっても、弁護士会の会長であっても、証拠の無いものをある様に判断する事は、出来ないと思うし、それが、会社の雇い主や同僚の証言等、聞き取り調査をするにしても、間接的証拠しかない場合は、それをどの程度まで、信用してもらえるのかが問題である。

選挙前だから、周りの騒ぎを取り合えず、鎮める為にリップサービスで「何でも証拠になる様なものを持ってきてください」と言って、役所の取り組む前向きな姿勢も、時間がたてば、だんだん薄れ、住民とのトラブルがエスカレートするのではないだろうか、真面目に支払った人ほど怒る場面が出てくると思われる。

だからと言って、支払いの判断が出来なければ、やっぱり「駄目」と言う事に最後はなるのだろうか、もしくは、国のミスを認める形で、示談金でも払って納めるのか。
此の辺が全くわからないのが現状だ。

ともかく、社保庁が全部解体するまでの1年半以内に収まらないと、当事者は全部第三者機関に押し付けて、逃げてしまう事になるだろう。
                        (えびなたろう)

つながりが築く豊かな国民生活

2007-06-27 10:29:35 | Weblog
つながりが築く豊かな国民生活    (007.06.27.)

高市早苗さん(少子化担当相)が昨日の閣議で「つながりが築く豊かな国民生活」と言う国民生活白書を出されました。
其の中で、「人間関係の希薄化」が生じる、個人の精神的不安、家庭での躾不足、地域の防犯機能や企業での人材育成能力の低下などが、経済・社会に深刻な影響を与えていると警告している。

確かに家庭・職場・地域に置いても人とのつながり(コミュニケーション等)不足による精神的なストレスや不安定が、色んなトラブルを起こしていることは、日常茶飯事である。

学校においても子供たちの遊び方が、昔と随分違ってきた。私の孫も小学生だが、遊びに来ると、先ず「コンピュータ貸して」といって、ゲームに夢中である、久し振りでお爺ちゃんのところへ、来たのだから、学校の話でも、友達との話でも、して欲しいと思っているのだが、一人で黙々とゲームに興じているのが好きなようだ。

私たちの子供の頃は、無論コンピュータゲームも無かったから、ともかく近所の子供たちと、野球や、缶けりゲーム等、野外で遊ぶ事が多かった。そして遊びを通して、友達とのつながりがあった様に思う。

白書のなかでも、「つながりを得られるようにする事が重要だ」と言っているが、つながりの場を作る事を考える様な家庭の雰囲気、職場の雰囲気、地域の雰囲気、に持ってゆく事が大切で、目的の為だけに一途にと言った余裕のない雰囲気では、息苦しく人との交流が、人との対決になってしまうケースが多分にあるのではないでしょうか。

日本でも終戦後のすさんだ社会情勢の時代にラジオ番組で、「鐘の鳴る丘」と言う放送番組があった。戦災孤児で一人ぼっちの孤児たちを集めて、鐘のなる丘に収容し集団生活の中で、孤児たちを健全な、大人に育て上げる施設の場での色んなドラマで、当時の子供も、大人も、皆んなこの放送を聴き入ったものでした。佐田啓二主演で映画にもなった大ヒット作でした。

「緑の丘の赤い屋根、とんがり帽子の時計台、鐘が鳴ります、キンコンカ~ン、
めえめえ 小山羊も鳴いてます」・・・・・・♪

 と言う歌は今でも忘れません、あの雰囲気、あの情景を、もう一度おもいだして、新教育方針に取り入れてください。
言葉で言い表す事の出来ない、人間味あふれる、愛の情景! 今の日本に最も欠乏しているものでは無いでしょうか。
                  (えびなたろう)

ミート・ホープ社問題は、氷山の一角かも!

2007-06-26 10:48:49 | Weblog
ミート・ホープ社問題は、氷山の一角かも!    (007.06.26.)

ミート・ホープ社の偽装製品問題は、1年以上前から、内部告発で農水省の110番に書き込み情報があったものを放置していた事を、昨日のBlogにも書きましたが、その後、農水省も昨日(2007/6/25日)立ち入り検査を行い、その結果が発表されました、

~~~(中日新聞 朝刊07/06/26)~~~
その結果によると 

* 24年前:
自社の鶏肉を他社の包装材に詰めて販売をしていた。
(包装材1万5000枚の在庫を確認)

* 1998年ごろ~:
牛ミンチに豚肉、鶏肉などを混入。昨年7月からの約1年間で北海道加ト吉な
ど18社に368トンを販売した。

* 2002年ごろ~(2年間):
北海道加ト吉から廃棄されるはずの冷凍コロッケを買い取り、賞味期限を改ざ
んして販売した

* 2002年ごろ~:
国産牛スライスの5~20%に外国産牛肉を混入

* 2005年ごろ~:
冷凍フライドチキンや冷凍焼き鳥などの賞味期限を改ざん販売
~~~~~~~~~~~~

これを見ても、長年の間、会社ぐるみの計画的偽装商品を作ってきた事実が判明し、
また、この様な品物を、スーパーで販売され、学校給食にまで使われ、消費者は全く知らずに食べさせられていた事を思えば、怒り心頭にくる思いだ。
 
 それにしても、これら業者の管理監督に当たる、行政の不甲斐なさにも呆れるばか
りである。
農水省もこの対応の不手際に、早速全国一斉の点検を呼びかけると共に情報の提供に対する連携強化の改善をするそうであるが、この手の偽装問題は、ミート・ホープ社だけではない様に思われる、それは、この手の対応に対する関係当事者(特にミートホープ社の社長・他)の危機管理意識が、全く感じられないからだ。

この際徹底した、全国総チェックを行ってもらいたい、チェックの方法も正面から単なる聞き取り調査でなく、隠されて居る物を掘り起こすぐらいに遣らないと、何処のメーカーも従業員に対し緘口令が出されたりして、隠蔽行動に出るだろうから。
それでなくても、農水省は、業者との癒着問題で国民の信用を無くしているのだから。

                        (えびなたろう)


ミートホープの問題

2007-06-25 11:31:37 | Weblog
ミートホープの問題    (007.06.25.)

ミートホープ社の商品偽装問題は、今までの表示を誤魔化すとか、賞味期限を書き換えるとかと言う問題ではなく、明らかに会社ぐるみの計画的偽装で、偽商品を生産して本物とわからない様に、味、色調、等外見では、見分けが付かない手の込んだ偽商品を作っていたことが、次々判明し、消費者にとって、全く許し難い偽装もんだいである。

ミートホープ社のこの様な行為に対しては、社内から、内部告発が1年以上前から、農林水産省北海道農政事務所に訴えられていて、1年以上も放置されていたようである。
農水省はこれを、道内業者の問題だと、「道庁に調査を依頼した」と言っているが一方の道は受理した記録はないと反論している。

JAS法では、複数の都道府県で営業する業者に対しては国が管轄する事になっており、ミートホープ社は、05年7月に東京にも営業所を開設したことから、省の農政事務所が受けた時点で、当然国が管理する事になっているのである。

これに対して、農水省の中村啓一食品表示・規格監視室長は「道内業者との思い込みがあったのかもしれない。確認が足りなかった。結果としてフォローが足りず、責任は感じている」(goo Blogより)と言っているそうである。

この様な食品の偽装問題は、中国でいろいろ問題を起こし、国際問題にまで発展していることから、中国を批判していたが、日本に置いてもこの状態では、全くお恥ずかしい限りである。

それにしても、日本のお役所は全く弛んでいると、言わざるを得ない、待遇だけは国民も羨む、処遇をほしいままにしていながら、仕事の方はどじばかり、農水省・厚生省・国土交通省・防衛省・文部省・外務省・警察庁、等々 最近は裁判所まで、国民の信頼度が低下してきている。

この原因のすべては、半世紀以上にわたる、自民党の一党独裁の政権維持が、マンネリ化を生み、国全体の“タガ”がゆるんでいるのである。

                     (えびなたろう)

民主党の対応が問われるとき

2007-06-24 15:11:18 | Weblog
民主党の対応が問われるとき    (007.06.24.)

来月の参議院選挙の票読みが、今後の政局の行方に影響する事から、マスコミの論調も興味をそそる報道に終始している。

しかし、最近の国民は今までの様な表面的なごまかしで、票を取る手法には騙されないという、考えに変わってきている。例えば、名前だけの連呼の選挙、ただただ頭を下げ続けるお願い選挙、幟旗を持って走り回る駆け足選挙等々。
この様な選挙に外国の人は、異様な目で見ており、これが日本の選挙の姿だと映画まで作って紹介している様で、日本人として少し恥ずかしいのではないか。

選挙での選択肢は、候補者としては、あくまで国を思う政策と情熱が大切であり、
政党としては、政権を維持出来る能力の度合いによって、投票の流れが決まると思われる。

今回の選挙も与党(自民、公明)と野党(民主他)の票取り合戦である、其の中にあって、与党側は、社保庁による、大きな失政問題が、選挙前のタイミングで表面化して来た事は想定外の展開になってしまったと思っているに違いない。

当初、安倍総理は、社保庁問題は先延ばしするべく、出来れば蓋をしておいて、選挙の争点は憲法改定問題に持ってゆきたかったのだが、5000万件の年金記述ミスがあることから、一挙に国民の不安が、燃え上がり、遂に表面化せざるを得なくなった。

従って5000万件の記述不明も昨年末から解っていながら、先延ばしをしていたが、野党の追及が良く調査され、与党の答弁が後手後手に回り、もたついて居たため。もはや、収拾の付かないヒッチャかメチャカの状態になってしまったのである。

自民党も此処まで事態が悪くなっては、国民にお詫びをする一手で、何とか、事後対応の方策として公務員改定法案を造り、せめて、会期内に法案成立をと選挙の日程を変更してまで強引に遣ってきた。

こうして、国会の延長が決まったが、野党の先頭に立っている民主党がこの先、延長国会の期間を、どのように対応するのか、国民は静かに見ていると思う。

と言うことは、延長国会の中で、野党は更に安倍政権の不信任案を提出する等の行動に出るのではないかと言われている事である。

私は、追い討ちを掛けるような、不信任案の提出は、全く無意味な行動で、やめた方が良いと思う。窮地に追い詰めた、自民党だが、日本の武士道には、「惻隠の情」と言うものがある。

むしろ、自民党提出した法案の中身が本当の改革になっていない点を追及し、正々堂々と論議し其の上で、採決で負けたら負けたで良いのではないかと思います。

それが、選挙に勝ち、今後の政権交代にも民主党が期待を持たれる、要因になると思う。
                    
                     (えびなたろう)

会期延長問題とは

2007-06-23 11:13:38 | Weblog
会期延長問題とは   (007.06.23.)

会期の先に参議院選挙を控えており、其の選挙を延ばす事が、与党に取って有利である、との説であるが、時間が経てば、国民は与党の不評を其れだけ忘れてくれるからだ、と言う説によるものらしい。

安倍さんは、そんな事ではない、「重要な法案を一日でも早く成立させ改革優先を国民の為に遣るのが、私の使命なのだ」と言っている。

其の重要法案とは、公務員制度改革法なのですが、実は其の法案の中身が問題で、国民が期待する、「天下りをなくす法案に」と願う部分がまるで底抜け法案になっている、
というのも、公務員の再就職問題に、民間が使っている「ハローワーク」を使おうとせず、公務員専用の人材バンク機関を作りそこで、再就職斡旋をしようというのだ。
これでは核心に触れる改革ではなく、毎度お馴染みの看板書き換え改革で、遣りようによっては、今までより、正々堂々と天下りが出来る制度ではないかと、野党は言っている。

従って、安倍さんの言う、本当に国民の為になる改革と言うのなら、この部分を変えなければ改革とは言えないのではないでしょうか、

与党は、今までに野党と、十分な時間を掛けて話し合ってきたと言うが、では、何処に野党の案が入っている法案になっているのか示してもらいたい、全く野党案は無視されている。

「話し合い」とは何ぞや!
話し合いとは相手の意見を良く聴きお互いの良いところを(改革の目的にマッチしたところを)取り入れて、作り上げてゆくもので、全く野党の意見に耳を貸さず、時間を掛けて話し合ったと言うが、話し合いとは、時間では無く中身の討議がどのようにされたかということである。
今回の、与党の強引な各種法案の通し方は、国民が見ていて正常ではないように思う。

安倍さんの遣り方には、自民党の内部からも批判が出ている、参議院内閣委員会の筆頭理事の鴻池祥肇氏は、「苦労知らずの仲良し官邸団」とメルマガで揶揄されている。

周りに敵を作っても力で押し通す遣り方は、共産圏の国ではともかく、民主国家日本では、国民は許容しないだろう。安倍さんには、来年に向けて、北京オリンピックや環境問題サミット等々、活躍の場を国民は期待しているのだから、民主党を敵と思わず、味方に引き入れるだけの雅量が無ければいけません。

                   (えびなたろう)

中国の環境問題はもはや地球規模

2007-06-22 11:37:07 | Weblog
中国の環境問題はもはや地球規模     (007.06.22.)

二酸化炭素の排出量が、アメリカを抜いて、中国が世界のトップになったそうです。
如何に中国が、環境を放置して、産業開発に国を挙げてやって来たかと言う事でしょう。

ドイツで行われた、ハイリゲンダム・サミットでも2050年までに現状の半分にしようとの意向は決めたが、実行目標は、排出量の一番多いところが、何か他人事のような取り込み方で、数値目標なんか決める所まで行かなかった。

其の原因は、各国とも自国の産業発展にブレーキの働きしかしない環境問題に力を入れることは、コスト競争に負けることで、特に今中国は、安いコストで、大量に安売りを遣っている、そして、世界中が、その中国旋風に脅威を感じているからである。
従って、世界の目は、中国に向けられ、中国にプレッシャーが掛かっている。

本来は、アメリカが、先頭に立ってこの問題に取り組むべき立場にあるのだが・・・もはや全く力を無くしたブッシュ大統領では、早く交代を望むしかないのではないか。

当の中国は、「先進国と同じレベルで削減の義務付けを途上国に要求するのは不公平である」。とか「先進国は、途上国を支援する義務がある」と言う事で、自国での対策を行う事もせず、相変わらず生産拡大、安売り競争を国の国是として、遣ってきた。

その結果、公害に寄る被害は、風下の日本には黄砂、光化学スモッグ、海水汚染ではエチゼンくらげの大発生に困惑している状態である。

しかし、ここへ来て、さすがの中国も、他国の困惑には、耳を貸さなかったが、自国の中で、問題が起ってきた、しかも今まで放置していただけに急速に環境破壊の影響が現れている。
森林火災や、病害虫の発生、希少動物の生存環境の危機、水資源の不足、都市の家庭では浄水器の普及が盛んに行われている。等々危機的状態で、もはや他人事を言っている状態ではないのである。北京オリンピックも危ぶまれる所まで来ている。

胡錦濤政権はこの事からも国内で、「反日」なんて言っている場合ではなく、日本と手を取り合って、環境問題に取り組まなければならない事を強く感じているようだ。
日本は、胡錦濤政権なら、戦略的互恵関係は続けてゆけると思うし、また、続けて行かなければいけないと思う。
西側の癌はアメリカだ、アメリカをその気にさせれば、来年のサミットは日本の立場を世界に認めさせる、絶好のチャンスであると思う。
そして、地球規模で、環境問題に取り組まねば、宇宙船「地球丸」は今世紀で破滅してしまいますよ。
                     (えびなたろう)


東京は天然ガス田の上にある

2007-06-21 11:14:22 | Weblog
東京は天然ガス田の上にある   (007.06.21.)

むかし、東京ガラスと言うガラス会社があって、ガラスを溶かす燃料に地下から出る天然ガスを使っていると言う事を聴いた事がある。大した量では無いのだろうがでも関東界隈の地下には、天然ガス田が存在していたのだ。
 
今回渋谷の温泉施設「シエスパ」でのガス爆発事故は、この事が解っていながら起った事故で、色んな厳しい規制を設けている、日本の行政にしては少し抜けていたのでは無いかと思われる。

2004年の7月に千葉県の九十久里町の博物館で起きた爆発事故があり、国土交通省が天然ガスに関する災害防止の活動をやってたようであったが。

しかし、今回は温泉設備と言う事で、温泉に関する法律では、温泉の温度や水量、成分、効能表示、等々でチェックの目的が利用内容に向けられており、天然ガス対策には全く向けられていなかったと言う事です。

それでも、今回の設備の中には、くみ上げる温泉の中に含まれる天然ガスを分離するセパレーターを付けていたのだから、分離したガスの排出処理を完全に行っていたら事故は起らなかったと思うのだが、施設の管理上、部屋は施錠され、ガスが室内に溜まるようになっていて、ガスの検知器も無かったと言われている。
従って一連の設備が、一貫した安全対策の取れた管理になっていない所が抜け落ちていたと言える。

無くなられた、従業員3人は、本当にお気の毒で、青天のへきれきの様な事故に一命を失われた事は、お悔やみの言葉もないほどです。

この機会に、各省庁の統一した安全規定を見直し、せめて、犠牲者の死を無にしないようにして欲しいものです。

                (えびなたろう)