ツイスト博士シリーズではないので、あまり期待しなかったが、やはりアルテ、本当に面白いし、とても凝っている。
空襲の焼け跡にある空き地へ行き、指定の時刻ちょうどにランタンをともして欲しい。そして外に出、通りを歩いていると、青いフォードの車がやってくる。
運転手は道を尋ねるので、それに答えて欲しい。
そして…。
親友からラルフに届いた奇妙な手紙。不審に思いながらも事情があるのだろうと、ラルフは指示通り夜の街に出る。
しかし、奇妙なパーティに紛れ込み、空襲で死んだはずの自分の妻を見かけ、ついには殺人事件に巻き込まれる!!
ハラハラドキドキの展開で、あっという間に読めてしまう。ポール・アルテを読んでいると宮部みゆきを思い出すなぁ。ストーリー・テイラーなんだ。2人とも。
読者を飽きさせない力量がある。
ただ、ツイスト博士が登場するシリーズは適度なユーモアがあり、読後感がいいが、この作品は後味が悪いね。
どうしてと考えるに、裏切り者ばかりが登場するからだろう。死んでも惜しくない人ばかり。
話はガラッと変わる。ラルフの妻は1941年にロンドンのアパートで、ドイツ空軍の爆撃を受け死ぬが、そんなに早々とロンドンって空爆されたのだ。ちょっと驚き!!
首都が大空襲を受けてもめげず、イギリス人は巻き返したのだ。えらいもんだ。
空襲の焼け跡にある空き地へ行き、指定の時刻ちょうどにランタンをともして欲しい。そして外に出、通りを歩いていると、青いフォードの車がやってくる。
運転手は道を尋ねるので、それに答えて欲しい。
そして…。
親友からラルフに届いた奇妙な手紙。不審に思いながらも事情があるのだろうと、ラルフは指示通り夜の街に出る。
しかし、奇妙なパーティに紛れ込み、空襲で死んだはずの自分の妻を見かけ、ついには殺人事件に巻き込まれる!!
ハラハラドキドキの展開で、あっという間に読めてしまう。ポール・アルテを読んでいると宮部みゆきを思い出すなぁ。ストーリー・テイラーなんだ。2人とも。
読者を飽きさせない力量がある。
ただ、ツイスト博士が登場するシリーズは適度なユーモアがあり、読後感がいいが、この作品は後味が悪いね。
どうしてと考えるに、裏切り者ばかりが登場するからだろう。死んでも惜しくない人ばかり。
話はガラッと変わる。ラルフの妻は1941年にロンドンのアパートで、ドイツ空軍の爆撃を受け死ぬが、そんなに早々とロンドンって空爆されたのだ。ちょっと驚き!!
首都が大空襲を受けてもめげず、イギリス人は巻き返したのだ。えらいもんだ。
バトル・オブ・ブリテンは、1940年頃から始ってますね。ロンドンが空襲される様になると、学童疎開も始っているようです。
しかしまあ、後のアメリカのB-29による爆撃などに比べればマシなんでしょうが。アメリカの戦略爆撃は凄まじいですよ(^^;。
そう言えば、ディクスン・カーは、この時期ロンドンにいたらしいですが、二回ぐらい家を焼きはらわれたらしいですね。
いくらなんでも、安曇野を空爆してなんになると思いました。
田畑ばかりでしょう?
そういえば、山田風太郎の『戦中日記』に、長野県の飯田が空爆される様子が書いてありました。
風太郎の通っている医学校が、東京を離れて飯田に引っ越そうとしていた時。
あんな、果物畑ばかりの土地でも空爆されるんだ、と読んでいて驚いた覚えがあります。