大好き!本・花・旅

日ごろ読んだ本や花、旅について綴ります。

世界遺産 平遥の都

2007-06-15 19:44:11 | 海外旅行
 午後から平遥の都へ。世界遺産は、中国には38あるそうで、そのうち8つは北京にあるとか。すごいですね。
 平遥は、明の時代の都でそっくりそのまま残っているので貴重な世界遺産である。現在5万人が住んでいるとか。まるで明時代にタイムスリップしたみたい。70歳以上の人には、絵葉書がプレゼントされたよ。よかったね~。人力自転車に乗って都の中を走る。走る。
 当時の銀行を見学。とても立派な建物で、地下に倉庫もあってびっくり。漆器作りも見学した。とてもきれいでした。
 10日目、中国仏教四大名山のひとつ五台山へ。車の渋滞がひどい。ポプラ並木がきれい。2000mぐらいのきれいな高原にこんなに多くの寺院が建設されているとは。空気がひんやりと気持ちよい。シンガポ-ルやなんと富山からも4人がきていた。観光客でいっぱいだった。ラマ教の寺院はとても色がきれいだ。熱心な人々がひたすらお祈りをあげていた。清涼寺、金閣寺、菩薩頂、広宗寺、塔院寺、龍泉寺、竹林寺などを見学した。遥かこのような中国へ遣唐使として学びにきたその情熱に感心させられた。
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仏教のふるさと 玄中寺

2007-06-15 06:34:57 | 海外旅行
 夕方、中国解放軍の記念館を見学した。映画「蟻の兵隊」に描かれているように太平洋戦争終了後も国民軍側に入って八炉軍と戦わせられていたという一部の兵隊がいたようである。保障を求めて裁判が行われているそうである。
 一部日本兵の写真があり、こんなに遠くまできていたのかと胸が痛んだ。こんなに広い大地と多くの人口の中国に勝てるはずがないと思わなかったのだろうか。中国兵の立派なお墓があった。みんなで記念碑にお経をあげ、供養した。
 翌日の午前、中国浄土教発祥の地 石壁山玄中寺を参拝した。黄色い衣を着た住職さまが待っておられて、すばらしい書道の腕前を披露してくださった。若い人だったがすごいオ-ラがあった。事前に依頼してあった作品もすばらしい出来で皆さん喜んでおられた。
 日本の仏教会の人と交流会があった。「世界の平和のために、日中仏教会も協力していきましょう」という格調の高いものでした。
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紅山高原

2007-06-14 19:45:15 | 海外旅行
 日程8日目、ウルムチの一番小高い丘紅山へ上った。今は、市民のために無料で開放しているとかで、退職した多くの市民がゆったり散歩をしたりしていた。中国では、賄賂を贈り、28歳で退職している人もいるという。45~55歳で退職だそうで、生活は大変そうである。
 頂上には、アヘン戦争で左遷された林則徐の塔が民族のシンボルとして立てられていた。鍵を谷底に捨てると、離婚しないということで、恋人たちの多くの鍵がかけられていた。しかし一人っ子政策のせいで、わがままな人が多く、咋今離婚率も高いそうである。
 ウルムチから太原まで飛行機で移動。中国5000年の歴史を尋ねたい人は山西省を訪れるとよいという。横穴式石窟と杏が有名な街。古い中国のままに、自動車の波が押し寄せ、渋滞がひどい。いたるところにごみが散乱する。ドイツの環境教育を取り入れ、分別収集に励んで環境美化に努めている日本の民の力が上ですね。「日本や我が家は極楽だ」としみじみ思う旅でした。
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楼蘭の美女とご対面

2007-06-14 06:38:30 | 海外旅行
 旅7日目、空路ウルムチへ。ウルムチ博物館を見学した。最初の部屋は少数民族の部屋。モンゴル民族の馬頭琴、キルギス族シルバ-好き、タジク族はたかの骨でつくった笛、タタル族は女性がきれい、ウズベク族は紫色のししゅうがきれいだった。
 楼蘭の美女は、鼻が高くとてもきれいだった。3800年前の38~40才台と思われるそうだ。着物やくし、かわぐつもきれいだった。4~5歳の少年や将軍のミイラなども展示してあった。将軍は少々O脚だった。楼蘭の美女も後世の多くの人にいつまでも見つめられ続けられるとは、思ってもいなかったろうね。少々、気の毒な気がした。
 さすが焼き物シルクロ-ドといわれる青磁、白磁も展示され、想像上の動物などのアスタ-ナ古墳の出土品はとても立派だった。
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カシュガル見学

2007-06-13 21:31:22 | 海外旅行
 エイティガ-ルモスクを見学した。普通は、女性は入れないという。緑色やアラベスクの模様がきれいだった。礼拝の時間になると男たちは、店を閉めて大急ぎでモスクに駆けていった。
 香紀墓には72の棺があった。イスラム教の棺もあった。男性しか葬儀には参加できないとか、女性の権利向上ははるかに遠いなあと感じられた。しかし女性はとてもおしゃれで、いつもお祭りのように着飾っていたのには感心させられた。
 民族幼稚園を訪問した。3~5歳の子供たちが着飾って民族舞踊を踊ってくれた。最後はみんなで一緒に踊って、写真撮影。とてもかわいかった。
 職人街ではナン屋さんや楽器屋さん、銅製品屋など、とても風情があった。バザ-ルはとても活気があった。毛皮や珍しい果物、金、冬虫夏草など買いたいものばかり。値段の交渉もだいぶうまくなったよ。
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南山牧場でパオ体験

2007-06-13 06:06:12 | 海外旅行
 ウルムチへの途中で南山牧場によった。中国の道路は、高速を少し離れると穴ぼこだらけのひどい道だ。すごくゆれるので、俗にマッサ-ジ道路という。どこへ行ってもきちんと舗装された日本は改めていい国だと思った。
 多くのパオが点在し、中のひとつを訪問した。若い夫婦がお茶とクッキ-で歓迎してくれた。ミルクティ-はおいしかった。パオの中は、とてもきれいだった。民族の帽子をかぶりながら記念写真をとった。羊の解体を偶然見学できた。血以外すべて食べるというしろものだ。灰色の腸がとても長かった。
 次に、青、白、黄色の花の咲き乱れる草原で馬に乗った。初めての乗馬はとてもこわかった。足ではさむようにすることがわかると、だいぶなれてきて楽しかった。
 ウルムチからカシュガルまでは1時間40分のフライト。夜10時に着く。ウルムチからしか飛行機が出ていないらしい。中国は広いので毎日強行軍の旅だ。
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ウルムチからカシュガルへ

2007-06-12 19:59:28 | 海外旅行
 夜、ぶどう棚の下でトルファンの民族舞踊を見学した。とてもきれいな民族衣装を着た男女が仲良く、くるくる回転をしながら踊った。最後は、みんなで一緒に仲良く踊ってとても楽しかった。
 翌日は、ウルムチへ3時間半のバスの旅。途中、塩湖やアジア最大の風力発電が林立していた。ウルムチの町は大変立派な大都市で、唯一進出している日本のデパ-トは人気NO1で、銀座のようであった。広場には、多くの人が集い、書道を書いたり、映画を見たり、ダンスをしたりして夜遅くまで楽しんでいた。
 中国の発展ぶりには驚いた。自転車ばかりの中国の姿は今はない。ほとんどの自動車が国産で、渋滞や環境問題などの深刻な課題がおこっている。軍事費は日本をついに越したというし、このような国に120億ドルものODAを毎年払い続ける必要があるのだろうか。早く日本のワ-キングプアのためにこそ使ってほしいと思いました。ウルムチから飛行機でカシュガルへ向かいました。
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トルファンの遺跡見学

2007-06-11 21:10:37 | 海外旅行
 トルファンへの列車の中で87歳のご夫婦の話を聞いた。世界各地のほとんどを旅行され、後は喜望峰とギアナ高地と南極だけとか。虫歯0、病気0、薬0のまさに心身共にアンチエイジングのすばらしい生き方はとても参考になった。
 オ-ストリアから来たご夫婦にも出会った。
 交河古城は、世界遺産に申請中のとても広い遺跡だった。ベゼクリク千仏洞の景観はすばらしかったが、壁画のほとんどが奪い去られていて、残念だった。
 玄奘をお世話したという高昌古城へはろばで行った。広い広い遺跡だった。アスタ-ナ古墳ではミイラを見た。遠くに火炎山が赤々と燃えるような姿を見せていた。カレ-ズを見学した。地下に冷たい用水路を作った先人の知恵におどろかされた。この水でぶどう畑が続いていた。昼食は民間の家でシシカバブなどをいただいた。とてもおいしかった。そしておみやげはもちろんほしぶどう。
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敦煌からトルファンへ

2007-06-11 05:15:02 | 海外旅行
 次に鳴砂山と月牙泉を見学した。一面の砂山。らくだに乗って月牙泉まで。最初は怖かったが、らくだの動きにあわせるようにすると、気持ちよかった。でもこんならくだでシルクロ-ドを旅した昔の人は大変だったろう。
 白い砂は風で鳴くという。一面のさばくの中の一点の緑、オアシス月牙泉はとても美しかった。さばくの山へ登ると白い雪をいただいた峰々が見えるというガイドの言葉を信じて、みんな細い砂だらけの階段を登った。
 ようやく、頂上に着いたが、白い山は見えなかった。しかし、一面の砂山、オアシスは美しかった。平山郁夫がシルクロ-ドに見せられたのも理解できるような気がした。帰りは、山を駆け下りる人、果敢にタイヤに乗る人、竹スキ-で駆け下りる人など、最高に楽しかった。
 トルファンまでは12時間の列車の旅だ。行けども行けども、一面ゴビ砂漠のミニグランドキャニオンの荒々しい景色が続く。緑といえばらくだ草の緑だけ。薄紫色の空に浮かぶ白い月が美しかった。
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華清池

2007-06-10 19:34:47 | 海外旅行
 次に楊貴妃と玄宗皇帝の愛の巣で有名な華精池を訪れた。プ-ルのような広い浴場がいくつもあって驚いた。息子の嫁であった楊貴妃と玄宗皇帝はこの地で、歌を歌ったり、音楽を奏でたりと年の離れた二人だったが芸術で深く結ばれていたようである。ここを訪れたという毛沢東の個性的な字もあった。
 池の中央にあったという楊貴妃の像は今は少しはなれた場所にあり、当時の妖艶さがしのばれた。夜には、この池で劇が上演されるというので整備され、少し興ざめだった。
 
 空路、敦煌へ。空港に降り立つた時、360度草1本もない広々とした砂漠に感動した。「これがシルクロ-ドだ。!」
 翌日の朝、世界遺産莫高窟を訪れた。壁にかすかに残った飛天の舞が美しかった。どの壁画も彫刻も大変美しかった。一瞬の人生をかけて美しい物を作った古代の人の情熱に触れれてよかった。
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