水墨美術館の佐藤太清展を鑑賞しました。出生直後の両親との死別を乗り越え、70年にわたり、一生を日本画の発展に尽くした太清。とても澄んだ味わいの多い、生の悲しみが充満している絵画でした。彼は自然が垣間見せる一瞬のきらめきを確実な写実性と豊かな色彩で描き、花鳥風景画という新分野を作りあげました。構図もとても大胆で、日本の自然の美しさが迫ってくる良い絵画でした。
最後の作品の雪椿は、雪の冷たさがよくでていました。雪は迫る死。それにめげず赤々と燃える椿の輝き。彼が最後の一瞬一瞬まで絵を描くことに情熱を傾けた想いに圧倒されました。
最後の作品の雪椿は、雪の冷たさがよくでていました。雪は迫る死。それにめげず赤々と燃える椿の輝き。彼が最後の一瞬一瞬まで絵を描くことに情熱を傾けた想いに圧倒されました。
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