大好き!本・花・旅

日ごろ読んだ本や花、旅について綴ります。

利賀でリア王

2012-08-26 09:30:27 | 文化
友人と3人で利賀のリア王を見に出かけた。高岡の駅南からバスで利賀へ。くねくねした道路をバスは進む。さすが富山のチベットといわれたところだ。ダム湖の緑が美しい。
富山県利賀芸術公園に着いた。古民家風の休憩所でお弁当を食べ、4時までゆっくりくつろいだ。風が涼しく、避暑気分満喫。
公演の時刻が近づくと、多くの人々が集まってきた。フランス語、中国語、英語も聞こえてくる。背の高い北欧の青年もいる。550人ぐらいしか人口のいない利賀に、世界中、日本各地から演劇を愛する人々が集まってくる。
新利賀山房の真っ暗で神秘的な空間で演じられるリア王は、すごい迫力で独創的、素晴しかった。こぼれ落ちる灯りも印象的だった。シェークスピアのせりふはやはり偉大だ。
世界は病院、老父を虐待する姉妹の薄情、どうしようもない人間の愚かさ、悲しみ、情愛が心に残った。「ブラボー」という声とやりやまない拍手。みんなと共有できたすばらしい時間だった。
外へ出ると、夜の花火に備え、かやぶき屋根に放水が始まっていた。
夜の公演は700人ぐらいが集まり、すごい行列だった。私達は9時半のバスを待って、ゆっくり、打ち上げられる花火を楽しんだ。半月と神秘的に薄緑に照らされる山々。ざわざわと木々が騒ぎ出し、今にも動き出しそうだった。寒いくらいの涼しさだった。
来年は、夜の公演を是非見たいものだ。
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2 コメント

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Unknown (森のくまさん)
2012-08-26 18:13:04
つもさま
よかったね。あの場所がまたいい。
うん十年前、夜の公演を見ました。帰りはなんと一人で車を運転して帰りました。この度胸。怖いもの知らずと言われました。
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Unknown (Unknown)
2012-08-26 22:28:58
くま様 夜一人で運転とはすごいですね。こわすぎます。
ファッションセンス抜群のTAさんも御一緒でした。
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