21世紀美術館の「大岩オスカール光をめざす旅」を鑑賞しました。
大岩は、1965年ブラジルのサンパウロ出日本人の両親のもとに生まれ、日本やニューヨークで、活動し、現実と虚構の隙間で揺れ動く、光と闇を描き出してきました。
ハドソン川に残る廃墟を巨大なタンカーの橋に見立てたゴーストシップはとても迫力がありました。
森の背後から導く、まぶしいばかりの幸せに満ちた光の世界は、やはり素晴らしい作品でした。
名和晃平のFOAMも、真っ青にライトアップされた部屋に巨大な泡がうごめいていました。まじかで南極の氷を見ているようでした。現代アートをけん引する二人のアーティストに出会える貴重な展覧会でした。