大好き!本・花・旅

日ごろ読んだ本や花、旅について綴ります。

隠して核武装する日本

2008-07-22 00:46:27 | 政治
映画とトークの会があった。
最初は、丸木夫妻の原爆図を時には対立しながらも共同で描いている様子の映画だった。
丸木夫妻の関心は、しだいに世界へと広がり、アウシュビッツや南京虐殺、沖縄、水俣、長崎地獄図へと展開していく。
人類が犯した悲しくて重い事実を描くことが、自分達の使命だと丸木夫妻は描き続ける。
「ヒットラーも原爆を落とした人も地獄へ行け!私達も地獄へ行く。それは戦争を防げなかったから。」という言葉が重かった。
次に、丸木俊さんの描いた「ピカの絵本」の上映があった。丸木俊さんの絵はとても迫力があった。「原爆を落としたのはアメリカ」という言葉がくりかえされていた。
最後に、槌田敦さんの衝撃的な講演があった。
六ヶ所再処理工場で抽出された原発プルトニュウムは、高速炉もんじゅの炉心で軍用プルトになる。その後、特殊再処理工場RETFで最高級の軍用プルトになるそうである。この11年間で、もんじゅの事故がなければ約700kgの超兵器級プルトニウムを生産し、これから約300発の原爆が生産できた。これは、中国の所有する原爆の数に相当する。
高速炉にたよろうとしている国はインドと日本だけだという。
ソウルから米軍は撤退したが、日本は、小泉さんの時、座間に米軍と自衛隊の司令部をおいた。横須賀には、原子力空母を配備して、首都を威圧している。首都圏に他国の司令部を置かしている国はないという。これは日本の裏切りを許さないためのものだという。
一番心配なのは、日本海側に30の原子力発電所があり、その1コでも攻撃されると、放射能が散り、日本は大変なことになるという。
温暖化についても、地球が温暖化したから、CO2が増えているのだという新しい説だった。
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