お金は銀行に預けるな 勝間和代

年金不安、所得格差が進む中、自分のお金は、自分でコントロールして、労働だけに頼るのではなく投資をして、より安心なワークライフバランスの生活をするためにも、今、金融リテラシーを身に付けることの大切さを説く本である。
基本的な金融についての基礎知識がわかりやすく書かれていて、役に立つ。
この基本的な知識を知った上で、投資の実践について4分散投資法（毎月1万円ずつ外国株、外国債券、日本株、日本債券を買っていく）が具体的に書かれていてとても参考になる。
しかし、この世界的、経済状況では、素人はやはりこわくて手をだせないのだが。
「金融には、政治と同じように社会を変える力がある。だから、私達は社会に貢献している企業に積極的に投資をすることによって資本主義に積極的に関わっていく。」という社会責任投資（ＳＲＩ）の姿勢の大切さもためになった。
子ども達の金融教育にも積極的に関わっている著者の姿勢はすばらしい。