本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

モンゴル力士

2007-05-28 09:47:41 | Weblog
 近々、東西の「日の下開山」はモンゴル出身者になる。とにかくモンゴル勢の活躍がすごい。ハングリーの差もあるだろうが、最近の日本の若者は極端に足腰が弱いのでしょうね。
 
 本の受け売りによれば、日本人とモンゴル人に共通点が多いとか。ウラル・アルタイ語族系の民族同士で、言語構造もDNAが似ているそうだが、なんたって、お互いお尻に蒙古斑がある。つまり、モンゴル人が角界を圧倒するからといっても、同根民族であると思えば、目くじらをたてることもなかろう。
 
 また、別の読み物を引けば、1912年の日露協約で蒙古を線引きし、東は日本、西はロシアの権益としたとある。これが「内蒙古」、「外蒙古」の始まり。今でも内蒙古は中国の内モンゴル自治区として中国に属する。漢人が大挙入り込んで自治区は名ばかりのようだ。外蒙古はソ連邦の衛星国ながらモンゴル人民共和国として独立した。ソ連崩壊後は国名から「人民」を削除し、完全独立した。要するに、モンゴルを東と西に分裂させたことに日本は大きく関わったわけ。となれば、モンゴル力士が東西がっぷり組めるのは、結構なことではないかな。