本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

川開き

2007-05-27 11:37:00 | Weblog
 宴会などの催しをお終いとするとき「おひらきにする」という。お終いとは閉めるまたは閉じることで、言わば、不吉を連想させる忌み言葉だ。それで、反対語の「お開き」にするわけである。 

 真夏日のような昨日の午後、40キロ先の寺での告別式に参列した。故人に対して不謹慎だが、他界は人生のお開きといえる。夕刻、今度は川開きの花火見物に出かけた。こちらの「開き」は文字どおり夏明けを告げる。
 屋形船が賑わい、岸辺にも見物者が群れた。陳腐な表現でいう黒山の人だかりである。打ち上げる花火は5千発で、この時期にしてはそれなりの規模だろう。

 やつがれ、すでに生ビール3杯をきこしめていたので、立っての見物はいささか厄介になってきた。そこで、かみさんを置いて一足先に。いや、帰ったのではない。またまた、いつものかみさんの高校同級生の店で焼酎を飲みはじめた。この川開きの夜は、終電10時12分の臨時電車がある。それでのんびり飲める。

 かくて、暑い1日、人生のお開きに参列したり、川開きを見物したり、ジョッキーをあけたり、焼酎ビンを開けたりとなったことでした。