本と旅とやきもの

内外の近代小説、個人海外旅行、陶磁器の鑑賞について触れていき、ブログ・コミュニティを広げたい。

田舎の車社会

2007-05-02 14:36:07 | Weblog
 先日書いた「敷く」と「引く」に指摘があった。東京人は「ひ」を「し」と言うが、その逆はないと。小生うっかりしていました。「あさし新聞を読むしと(人)」と言っても「ひんひつ(寝室)のひき(敷)布団」とは言いませんな。すると「布団を引く」は「敷く」の音変化ではなく、別ルートですね。やはり、引き出す、引き伸ばすという意のルートですかね。また、しゃべりにくいということもあるけど。
 吉本ばななの小説には「布団を引く」とあるそうだが、他にも実例があるか知りたいものだ。もっとも、校正の段階で手が入るだろうが。

 話は換わる。
 年間1万キロ走る。特別に遠距離ドライヴするわけではない。かくも田舎は車の足が必要だ。
 レンタルビデオ屋、スーパー、図書館、道の駅、書店それぞれ往復30キロの道程である。むろん、ついでに何ヶ所かを同時に廻ることになる。逆に言えば、出かける頻度が高いということだが。
 
 この地方の車は、木材運搬のトラックが特筆に価する。林業、特に杉の産地であるため丸太材を満載したトラックをよく見かけるのだ。軽自動車なかんずく軽トラックが多いことも目立つ。地方ならどこもそうだろうが、農家専用と小規模公共事業への依存のためでしょう。都会での軽トラックは、ついぞ見かけたことがなかった。さらに、高齢化のシンボル、もみじマークが多いことも特徴ですね。
 過日、軽トラックに車をぶつけられた。その相手の保険が農協扱いというのも田舎らしい。

 まさに車主体の田舎だが、ゴールデンウイークなのに、国道と並行に走る高速道路を望めばガラガラだ。企業が沢山あるわけではないから、連休だからといって勤め人が一斉に飛び出すことはない。リフォームで知ったが、職人は土曜日も祝祭日も働くのですね。