ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

「正義」の名によって非難することは容易です。

2022-03-21 06:51:50 | 日記
日曜日でしたので、先週に倣って自室で一人での主日礼拝をいたしました。
昨日よりは気温も上がり、何よりもカーテンを通して日差しが入って来ています。
それだけで自然界からの〈おもてなし〉を受けているということなのでしょう。
とは言うものの、真夏になれば、〈木陰の涼しさこそが自然界からの贈り物〉などと、恥ずかしげもなく言ってのける私ですが。

牧師から送付された「牧師説教要旨」の中で、
【敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい。】
と言う聖書のみ言葉を改めて示されました。
自分を含め、愛する身近な者たちが理不順な苦難を背負わされている時、【敵を愛し・・・】が実行できるかどうか。
私などは、なかなか実行できない人間です。
遠く離れている場所での戦火等であれば、傍観者的に「悪人」を即決、「正義」の名によって非難することは容易です。
でも、それだけで自分は「正義に与している」と言う錯覚も、また抱いてしまいがち。
私にできる事は、そうした弱さを抱える人間ではありますが、今、苦しんでいる戦争犠牲者・難民の方たちの痛みを和らげるために、僅かでも手を差し伸べる以外は無い様な気がします。
そして、祈ります。
『どうか、為政者と呼ばれる立場に在る方々が、即刻、停戦という知恵を選択することができます様に』と。
武器を用いない経済制裁と言っても、その辛酸をなめるのは多くの国民です。

今日も私の居住する市では100人を超えるコロナの新規感染者をみています。
県の発生数のほぼ1/3を、占めています。
どうも落ち着きの悪い数字です。

春の「選抜高校野球大会」で東北代表(福島県)の聖光学院が初戦で快勝しました。
地元意識濃厚な私には、いいニュースでした。
「戦い」と呼ばれるものは、スポーツや文化関係の事柄だけなら、世界は平和なのに。

さて、新しい1週間の始りです。
フキノトウを買ってきましたので天ぷらにして頂きました。
「今年の春を、ありがとう」と食しました。
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気が弱くなったのかしら?

2022-03-20 07:02:15 | 日記
気が弱くなったのかしら?
そうしたコトバが口から漏れ出します。
16日に震度5強(居住地)の地震が来ました。
その余震かどうかは分かりませんが、本震よりは弱い地震が東北地方の沿岸部に数度発生しています。
昨晩も夜中に揺れを感じました。
「震度1程度かな」、などと推測しましたが、「また、揺れるか」という思いが、不安まで目覚めさせてしまいました。
そこへ来て、「火事になった夢を見た」などと、連れ合いが寝ぼけまなこで言うものですから、またまた落ち着かなくなってしまった次第。
もう少し、しっかりした自分だ、との自負もどこえやら、気が弱い自分を見つめさせられる昨今です。
そんなわけで、朝まで、うつらうつらの時間が経過。

でも、朝はいつもの通り起き出しました。
朝食も普段の様に取り、新聞にも目を通し・・・。
「コロナフレイル」ということが言われていますが、地震なども度重なると「フレイル」を引き起こすのかもしれません。
いずれにしても、心身が劣化していることは確かです。

ウクライナの状況なども「フレイル」を引き起こす大きな要因にもなっている気がします。
幼い頃遭遇した「敵機による空爆の怖さ」を、記憶の底から引き出されてしまうからでしょう。
ロシアによる空爆が、『人道違反』と表現されています。
確かに、その通りです。
人を殺傷する行為が人道的である筈がありません。

太平洋戦争で日本は敗戦国となりました。
東京大空襲は、木造の家々に油を撒いて火をつける様な爆弾(焼夷弾)で、10万人を超える死傷者が出ました。
広島、長崎への原爆投下。
いずれも「人道違反」だったと、私は今でも考えています。
そんな、記憶も引き出されてくるものですから、心が「フレイル」に陥りやすくなっているのでしょう。
そんな自分に「ガンバレ」とは言いません。
ただ、雲の切れ目から漏れ出る太陽の強烈な光に向かって、背伸びをし、深呼吸をしただけ。
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まずは、「毒矢」を抜きましょう。

2022-03-19 06:51:18 | 日記
霙が降ったり止んだりの一日でした。
早朝は、屋根が薄っすらと白くなってはいましたが昼には消えてしまいました。
地震による近隣の方々の被害の有無は分かりませんが、外見上の被害は見受けられません。
工事用のクルマの出入りなどもありませんから、被害は我が家と同程度で済んだものと推測されます。
まずは、良かった、と。
霙に時折ボタン雪が混じります。
こうした降り方は、春がやってくる兆しです。
やっぱり春が近づいているんだな、とホッとする私。

居住する市についていえば、コロナの新規感染者数は一向に減少しません。
感染者の年齢別内訳を見ますと、やっぱり学生の罹患者が多いのかもしれません。
デパートの地下食品売り場へ行って買って来たい物もあるのですが、自宅療養者がかなり増加していますので、人の集まるところへは行かない方が賢明かと高齢者の私は考えています。

テレビのワイド番組は、ウクライナのニュースが繰り返し放映されるので、昼はなるべく見ないようにしています。
夜はNHKと民放番組のニュースを二つほど見て、自分なりの情勢判断をしたりしています。
とにかく、
「即刻 戦闘は止めて欲しい」
と言うのが、一番の願いです。
いずれの国の人間であっても、失われたいのちは再び戻りません。
悲しみと憎悪だけが増幅されるだけですから。

何時、誰に聞いたのかは忘れてしまいましたが、『毒矢の譬え』の話を聞いたことがあります。(多分、ひろさちや氏の講演会かも)
記憶相違があるかもしれませんが、多分、次の様な話だったと思います。
 《ある人が毒矢に撃たれたとする。
  すぐに治療しなければ命が危ない。
  そんな時、
  何故、矢を射たのか、
  矢を射たのは誰か、
  どんな弓で射たのか、
  矢羽や、矢じりの形状は、
  などと詮索していたら撃たれた者は命を落としてしまう。
  まずは、毒矢を抜き、手当をすることが、何よりも先決。》

と言うような内容でした。

人と人との係わり合いでも、集団と集団との関係であっても、まずは「先決」すべきことを忘れがちな私たちです。
とても心に残った話でした。

ウクライナにおける爆撃の惨状についてもニュースは錯綜しています。
常識的に言えば、自国の市民を自国の防衛軍か爆撃することはあるまいと推測はしますが。
まずは、「戦闘」という「毒矢」を抜きましょう。
「戦闘」は止めて交渉に入りましょう、と強く願い、祈る私です。
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飛び起きて、タオルを頭に被り、・・・

2022-03-18 06:53:35 | 日記
もう びっくり!
怖いっ!
当地方は「震度5強」との気象庁発表でした。
でも、私の個人的体感からしますと、かつての「3.11」より大きく揺れた感じ。
多分、地震発生時の私の状況が、そう感じさせたのかもしれません。

「3.11」の時は、日中でした。
揺れと同時に避難可能な体制に入り、家具等の転倒のキケンが無く、すぐに庭に飛び出せる位置に自分を置くことができたのです。
座布団で頭も覆いました。
そうした体制にあったので、割と冷静に揺れ具合の推移を眺めていられたような気がします。
揺れる電線に止まっているカラスを見て、樹木に止まった方が安全なのに・・・などと考える余裕があったのでした。

昨晩、地震発生時にはパジャマに着替えて寝る時だったのです。
グァッ グアッ グラッグラッ グラッ・・・
飛び起きて、タオルを頭に被り、スリッパのままドアーを開けて廊下へ出ました。
〈キューッ キューッ キューッ キューッ〉
不快極まりない金属音がスマホから響きます。
連れ合いも、自室から飛び出して来ましたが、揺れが激しくて階段を下りて階下へ移動するのは無理でした。
つまり、避難のための身支度が出来なかったことが、より一層私の恐怖心を煽ってしまったのかもしれません。
二階ベランダに面したガラス戸を開け放ち、逃げ道を確保してから揺れの治まるのを待った私たちです。
大きな揺れが2回。
揺れが治まってから、着衣し、厚手のソックスを履いて階下へ行って室内を点検しました。
電気・水道・ガス・・・OK
これでかなりの安心感を確保。
本棚から本が飛び出して折り重なって落下したり、壁掛け時計が落下したりはしましたが、壊れた物と言えば、テーブルの上に置いたコップが1個、床に落ちて壊れただけでした。
片付けは明朝に、と心を決めて、暫くテレビで各地の被害状況などを眺めてから休みました。
1時30分頃だったでしょうか。

夜が明け、朝食を済ませてから部屋に散乱した本などの片づけをしました。
左程の事は無い被害でしたが、けっこう疲れて2時間程コタツで昼寝をしてしまいました。
『天災は忘れた頃にやってくる』
と、言われますが忘れないうちにやって来ます。
コロナは治まらず、
ウクライナの戦火も止まず、
またまた、地震 !
などと、マイナーな気分になりましたが、元気を取り戻しました。

毎晩休む前に一篇ずつ読む書籍、
   『今日のパン、明日の糧』(ヘンリ・ナウエン著)
            3月16日のコーナーから。
  『柔軟さの長所』
  木は、野に生える葦と比べると強そうです。
  けれども嵐が来ると、根こそぎにされてしまいます。
  それに対して葦は、風に吹かれて前や後ろに揺らぎながらも、
  嵐が静まった後、再び立ち上がります。・・・・・・
  自分の見方や考え方に固執し、今置かれている位置にしがみついて、
  他の人の考えや行いによって少しずつ影響を受けることを拒むなら、
  私たちは簡単に壊れてしまいます。
  ・・・・・・・・・・

反省と共に、深く肯いた私でした。
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早く、山が笑い、ウクライナにも「笑い」が戻ってきて欲しい、と。

2022-03-17 07:02:53 | 日記
庭のクロッカスが一斉に咲き出しました。
紫そして白。
どうしたわけか黄色が、なりを潜めてしまっています。
ちょっと淋しい気がします。
水仙は元気。
すい すいっーと伸びやかに。
去年よりかなり増えたかな。
狭い庭ですが、ちょっとずつ賑わいを見せ始めました。

今日は、6週間に一度の割で通院・検査・投薬を受けている病院の予約日でしたが、電話診療に切り替えましたので、夕方近くに投薬だけを受けてきました。
高台に在る病院からは、遠くの山並みがパノラマで眺められます。
遠い山。
数キロ先の里山。
「山笑う」季には、まだ暫くかかりそうな風情です。
安達太良山、磐梯山などは、まだ白い雪の衣を纏っています。
でも、気温が緩んできたせいでしょうか、真冬の鋭角的なシルエットではなく、やや霞んで穏やかさをたたえ、本番の春を待っているというところ。
『 故郷や どちらを見ても 山笑ふ 』 
正岡子規.の、この句が大好きな私です。
早く、山が笑い、ウクライナにも「笑い」が戻ってきて欲しいものです。

薬局で投薬を待つ間、テレビのワイドショーなどを観ていました。
ウクライナ情勢や、プーチン大統領の家族のことなどが報じられていました。
権力者であれ、独裁者であれ、一人一人の人間とすれば、人種、肌の色、性別は異なっても、よき父であり母であり、優しい兄や姉なのでしょう。
でも、国と国の間ではおぞましい戦火にGoサインを出してしまったりするのも、古今東西を問わず、よくある現実です。
悲しいことです。
国と国との「正義感」もまた、自国の利害に深く彩られて移り変わりますし。
病院の庭に咲いている花の蜜を吸っている野鳥を眺めながら、人間社会の「エサ取り」と言う経済体制を、あれこれ考えていました。

薬の準備ができて、「〇〇さーん」と、呼ばれました。
「はーい」
自分が驚くばかりの声高な返事をしてしまいました。
周囲の人の注目を浴びて、ちょっと恥ずかしく・・・首を縮めた私です。

地震にはビックリ。
棚から物が落ちたりしましたが、怪我等はありませんでした。
コメント (4)
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