ひとこと・ふたこと・時どき多言(たこと)

〈ゴマメのばーば〉の、日々訪れる想い・あれこれ

「あっても使わぬ 隠居の 金持ち」

2013-09-27 08:02:10 | 日記
朝、目覚めた時、毎日考えます。
両手の指先を、親指、人差し指の順に軽くつまんだり、左右の指を絡み合わせたり、つまり、指先のストレッチをしながら考えるのです。
さて、今日の予定は、と。
まず、図書館へ。
返済期日がせまっています。
次に、地元農協の直売店。
野菜、それから、お米も残り少なくなっています。
洗濯は今日しません。
掃除は、した方がいいかも。
昨日、日射しが部屋に入り込んだら、かなり、ほこりが目立っていました。
あれこれと時間の配分をし、一応の予定を立ててから起き出します。

あぁそうそう、映画。
『そして父になる』が始まりました。昨日の新聞に載っていました。
これも観にいかなくちゃあ(高齢者特別優遇料金で)。
「後日」、などと言っているうちに、上映が終わってしまい、観ず終いのことになることも、けっこう多いのです。

28年ほど前、まだ仕事を持っていて勤務していた頃は、目覚まし時計のベルで飛び起き、出勤まで、時間との勝負のような日々でした。
まだ若かったから続けられたのでしょう。
今は、歳相応に体力の低下はみられるものの、日々を、とりあえずの元気(降圧剤の服用程度)で過されることへの感謝を………などと、ちょっぴり殊勝な気持にもなるのです。

とはいうものの、そんな思いは、片づけをひとまず終わり、新聞を見ましたら霧散してしまいました。

特別養護老人ホームに入所できるのは、『要介護3』以上になるとか。
介護保険の個人負担割合が、現在の1割から、2割に引き上げられるとか。
私たちの国が、一層の高齢化社会に突き進むことを考えれば、それなりの政治的対応策も必要でしょうが、後期高齢者の私などは、今、まずまずの健康を保ってはいるものの、先々の不安に、突き落とされる思いになってしまいます。

高齢者の預貯金高が比較的高額だと、先だって報じられていましたが、高齢者の個々人をみた場合、さほどの蓄えを持っている人は、少ないのではないでしょうか。

日産自動車のカルロス・ゴーン氏の年収は約10億。
私との平均値でいえば、一人あたり5億です。
でも、私に、5億の収入があるわけではありません。
数値とは、そうしたものでしょう。

お江戸の「糯尽」(もちづくし)のように、
「有ってもつかわぬ隠居の金持ち」などではないのです。
                              〈ゴマメのばーば〉

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