golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

バッハ「ピアノ協奏曲BWV1052」グールド、マクミラン

2009-11-21 21:01:46 | Weblog
今日は久しぶりにテレビの旅番組を見ておりました。

山あいを走る列車の旅で、紅葉がなかなかに綺麗。

「紅葉狩り」という単語も久しぶりに聞いたように思います。

私が初めてこの言葉を知ったのは小学校3年生くらいだったでしょうか。

今度の日曜日に紅葉狩りに行くぞ!

と、父親に連れられて奥多摩へ出掛けました。

展望台の様な所から見た山々の紅葉は大変美しかったことを今でも記憶しています。

ところで、何処で紅葉狩りするの?

えっ?、今やってるじゃないか!

???

みかん狩り、キノコ狩りなどと同じ様に、紅葉の苗とかを採るものだとばかり思っておりました。

何だかとてもガッカリして帰宅致したのを記憶しています。

グレン・グールド(ピアノ)、アーネスト・マクミラン指揮トロント交響楽団(DOCUMENTS盤)

グールド激安10枚BOXから。

1955年の放送音源のエアチェックによる物のようで、ニュースか何かの混信らしい声も入っており録音も悪いですが、十分鑑賞に耐えるレベルです。

私があまりにも古い音源に親しみ過ぎちゃっているせいでしょうか?(笑)

原曲は勿論、チェンバロ協奏曲。二短調の有名な昔馴染みの曲であります。

オケは現代楽器で、チェンバロでなくピアノという、クラシック原理主義者としては許せない?様な組合せですが、結構愉しんで聴けました。

バッハの作品には、使用楽器や演奏スタイルを超越した「抽象性」があるように思います。どう演奏しても常にバッハであることが揺らがない普遍性が。

勿論そういうバッハ音楽の特性のみならず、若きグールドのほとばしり出る生気に満ちたピアノの魅力も大きいですね。

音楽をぐいぐい進めて行きますが、自由奔放な異形のスタイルでは無く、意外に丁寧な演奏でありました。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ

ラインベルガー「オルガン・ソナタ第19、20番《平和の祭典》」イニヒ

2009-11-20 23:29:22 | Weblog
そうか、もう20日だもんな。あと数日だし、この街角の光景も当然だよな。

しっかし、一年が経つのも早いなあ。あっという間にクリスマスか~☆

えっ?待てよ、まだ11月では…。

会社近くの繁華街は、もう完璧にクリスマスの様相であります。

街路樹の電飾は勿論、ビルや店頭も、もみの木のネオンやらクリスマス飾りが。

綺麗でなかなか好きな光景だけど、まだ1ヶ月以上先じゃないですか。

いくらなんでもフライングが過ぎません?

その内、各種行事のスケジュールがみんな前倒しになって、クリスマスツリーと門松が同居していたり、節分の鬼のお面を付けて羽子板したりするのかな?

これはこれでなかなかシュールな光景で面白いかもしれないけれど。

更に前倒しが進めば、本当に盆と正月が一緒に来てしまいますね。

ルドルフ・イニヒ(オルガン)(MDG盤)

甘美かつ崇高な美しさのヴァイオリンとオルガンの為の作品(6つの小品、組曲)を有する、リヒテンシュタイン出身でドイツで活躍したロマン派の作曲家、オルガニスト、ヨゼフ・ラインベルガー(1839~1901)のオルガン・ソナタ。

オルガン・ソナタといっても、勿論ピアノ伴奏が付く訳では無く、オルガン独奏曲です。(当たり前か)

ラインベルガーの代表作というと必ずと言って良いほど、20曲あるオルガン・ソナタが挙げられるようです。

限りない美しさのヴァイオリンとオルガンの為の曲でラインベルガーを知り、多いに期待してオルガン・ソナタも数枚聴いてみましたが、どうもピンと来ない。

メリハリに乏しく、もったりした感じでとらえ所が無い、今までそんな印象がありました。

そんなオルガン・ソナタの中から、最後の2曲を聴き直してみました。

いずれも30分ほどの大作。

今まで、オルガン曲、ソナタという既成観念に捉われて聴いていたのではと反省。

厳格な構成と大楽器オルガンの威力を発揮したマッシブな響きを期待すると、ここにある音楽はちょっと違います。

オルガンの厚い響きはありますが、それは大河の様なゆったりした流れ。

威圧感のある響きが押し寄せて来る音楽では無く、大河の畔に咲いている優しい美しい花を愛でる様な音楽。

勿論オルガンの重厚さはありますが、そこに親しみ易い、すぐ覚えて口ずさめるようなメロディが散りばめられている優しい音楽。

クリスマスシーズンの今、こんな曲を静かに聴くのも良いですね。

まだ、クリスマスシーズンじゃ無いっうの!

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ

タンスマン「カヴァティーナ」セゴビア

2009-11-19 22:55:29 | Weblog
最近、テレビもほとんど見ないし、本も読まないし、新聞すらまともに見ない日も多く、電車の中吊り広告で良く見る人名も、この人何物?と思うことがしばしばあります。

タレントなのか、政治家なのか、スポーツ選手なのか、はたまた犯罪者なのか?良く判らない人もいます。

まあ、タレント&犯罪者だったりするケースもありますが。

勝間和代さんという名前と写真もよく見掛けるのですが、やはり何をされている方か全く判っていませんでした。

女優とか歌手とかではなさそうという想像はついていましたが(失礼)。

経営だとか、成功だとか、マーケティングだとか、そういう言葉と繋がりのある世界の方で、クラシックやヲタクなどという言葉とはあまり関係なさそうという想像もしておりました。

帰り掛けに本屋を覗いていたら、勝間さんの「目立つ力」という本が平積みになっています。

何気に立読みしてみたら、「ブログの薦め」みたいな内容ですね。

酔っ払って読んでいたから、「ブログっていいよ」位しか記憶していないのですが(笑)、ブロガーやこれからブログを始めようかという方は読んでみると参考になるかもしれません。

アンドレス・セゴビア(ギター)(DOCUMENTS盤)

今日は、ポーランド出身でパリで活躍したアレクサンドル・タンスマン(1897~1986)のギター曲。

プレリュード、サラバンド、スケルツィーノ、舟歌から成る組曲ですが、セゴビアの進言により作曲された、華やかな舞曲が終曲に奏されるのが慣例になっているようです。

終曲を含め15分程度の作品。

家族団欒や、仲間内でワイワイガヤガヤするのも勿論良いのですが、一人で静かにしているのも結構好きな私だったりします。

一人静かに、一人きりの幸せを味わう様な時に聴くのにこの曲は最高であります。

今日も外出帰りに、一人場末の居酒屋で呑んでおりました。この曲を聴きながら。

落ち着いた曲調の中に微かな孤独感が、しかしむしろ孤独を愉しむような風情が感じられて、とても心落ち着く素敵な音楽であります。

パリで活躍した作曲家だけあってオシャレな音楽ですが、それは外面的なものでは無く、内面的、精神的オシャレなのでしょう。

静かな幸福感の得られる素敵な音楽でお薦めです。

タンスマンにギター曲を書かせた仕掛人、セゴビアの演奏で今日は聴いております。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ

ゼレンカ「エレミアの哀歌」シャンドス・バロック・プレイヤーズ

2009-11-18 22:48:14 | Weblog
「台詞を忘れた~~」

書くネタが思い付かない~~、と思ったら、昔テレビの歌舞伎中継での一場面をふと思い出しました。

遥か昔中学生のある日、学校から帰って来ると祖母が歌舞伎のテレビ中継を見ておりました。

私は特に歌舞伎とかの趣味は無いのですが、ボケ~っと何となく一緒に見ておりましたら、冒頭の台詞が。

隈取をした歌舞伎役者が、大見得を切って堂々と「台詞を忘れた~~」。

少年の私は大変驚きましたね。

歌舞伎とかでは、こういうのはありなのでしょうか?

「書くネタが無い~」、中年の私は、ふと思い出した大昔の話で誤魔化すことに致しましょう。

マイケル・チャンス(カウンターテナー)、ジョン・マーク・エインズリー(テノール)、マイケル・ジョージ(バス)、シャンドス・バロック・プレイヤーズ(Helios盤)

2、3日前に購入したCD。

極私的注目度No.1の作曲家、ヤン・ディスマス・ゼレンカ(1679~1745)の声楽曲。

ルネサンスやバロックの作曲家達が心血を注いで来た聖書の一節をテキストとする「エレミアの哀歌」。

復活祭に先立つ下記の3日間の哀歌で、そのそれぞれが2つの哀歌から成り立っています。

・聖木曜日のための哀歌
・聖金曜日のための哀歌
・復活祭前夜のための哀歌

聴き始めて直ぐに、わあ~ゼレンカだ~、と思いました。

哀調を帯びた古楽器の伴奏に載って、バスの悲哀の歌が始まるとゼレンカの世界に引き込まれて行きます。

まだCD数枚聴いただけの作曲家ですが、いずれも暖かい、場合によっては熱い血の通った音楽で、ハマると抜け出せない様な魔力があります。

「ボヘミアのバッハ」と称されるだけあって、バッハとも通ずる所もあるように思いますが、静かな語り口の中にも「情念」の様な物も感じます。

マイケル・チャンス、マイケル・ジョージという古楽系お馴染み歌手と古楽器オケで、安心して聴け、私的には最も落ち着く響きであります。

私にとって、ツボ中のツボの曲、演奏であります。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ

バッハ「ブランデンブルク協奏曲第3~5番」カザルス

2009-11-17 22:57:46 | Weblog
雨の日の傘の値段でお店の印象が物凄く違うと思いません?

通常、通勤鞄には折り畳み傘が入っているのですが、数日前に使って以来、鞄に戻し忘れておりました。

今朝、会社最寄駅を降りると雨。

しかし、大降りでも無いので、なるべくビルの軒下等を通って会社までたどり着きました。

止んでくれると思っていたら、帰りに会社を出るとまだ雨。

朝より降っている感じだし、帰りに寄らなければならない所もある。

近くのディスカウントショップに飛び込む。

安いビニール傘を売っているのを知っていたから。

198円で一本購入。

雨の日に街頭で、ちょっと高い傘売っている店もあるじゃ無いですか。

こんちくしょう!と思いますね。

意地でも買ってやるか、とも思います。

雨が強くて仕方なく買っても、そういう店には二度と寄付きたく無いですね。

帰りに用事で寄った家電量販店は150円。こういう店は偉いのであります。

ルドルフ・ゼルキン(ピアノ)、パブロ・カザルス指揮マールボロ音楽祭管弦楽団(CBS/SONY盤)

数年前に買って今迄何回も聴いていたCDです。

骨太な演奏とは思っていましたが、現代楽器による古いスタイル、音楽祭の臨時オケでアンサンブルも決して万全では無いし、正直詰まらない演奏の様に思っておりました、昨日までは。

5番はチェンバロの替りにピアノだし…。ゼルキンのピアノは素晴らしいものではありますが、オリジナル楽器主義者の私としては、やはり違和感の拭えないものでした。

しかし、昨日木曽さんに「カザルス盤は過激な演奏」というコメントを頂戴し、改めて聴き直してみる。

本当だ~~!

アクセントの強い、過激なバッハであります。

スタイルこそ全く違えど、オリジナル楽器とも通ずるアクセントの強い過激演奏。

熱気に満ちた熱いバッハ。

いいぞ、いいぞ!

カザルスって、昔は精神性云々言われていましたよね~。

全然イメージ違います。大興奮であります。

木曽さんには感謝感謝m(__)m。

たぶんコメントを頂戴しなかったら、この演奏の凄さにずっと気付かなかったかもです。

また、今まで自分が如何にいい加減な聴き方をしていたのか、ひたすら反省でもあります。何回も聴いて来たディスクなのにその素晴らしいが判らなかったなんて…。

昔中古屋で200円!で購入したCD(管弦楽組曲2番もカップリング)ですが、これはとんでもない掘出物でありましたね。

そう言えば、LP時代、まだオリジナル楽器演奏が台頭する前、若き日のマゼールの演奏も、荒っぽいけど熱狂のブランデンブルクだったなあ~。CDになってないかなあ?

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ

クセナキス「フレグラ、ジャロン、ケレン、ノモス・アルファ、タイレン」ブーレーズ他

2009-11-16 22:57:27 | Weblog
帰りの地下鉄で爆睡から目覚めると、何か車内の風景に違和感があるのです。

何だろうな~、この殺風景は?と目を擦って良く見ると、網棚の上の広告がスカスカなのですな。

本来であれば7、8枚は並ぶであろうスペースに2、3枚しか無い。

たまたま乗っていた車両が、広告の入れ替えのタイミングだったのでしょうか?

でも、この前電車待ちをしていた時、駅の線路脇の看板がいくつも空欄になっているのを見たし、やはり不況の影響でしょうか。

そう言えば、ビルの屋上の看板も撤去されて、骨組だけが残っているのもよく見掛けます。

最初、この屋上の骨組、何の為の物か理解出来ず、もしかして「上げ底」じゃねえか?とも思っておりました。ビルを少しでも高く見せようという為の。

動物や昆虫って、喧嘩の時少しでも体を大きく見せようと、背伸びしたり羽を拡げたりするじゃないですか。

侍や力士の「ちょんまげ」や、ツッパリの「リーゼント」(古い!)だって、少しでも背を高く見せようという涙ぐましい努力ですよねえ。(golf130説)

ビルだって、隣のビルに負けちゃいられねえ、という意識で屋上に無駄な鉄骨を載っけているのかと思っていたのです。

あれが広告の為のものと気付いたのはつい最近であります(汗)。

学生時代、看板屋のバイトでビルの屋上の看板外すの手伝わされて、高所恐怖症の私は大変怖い思い(冷や汗)をしたことがあると言うのに…。

すっかり忘れているのですな。情けないことであります。

ところで、昨夜久しぶりにテレビに見入っていたら(最近チラッとしか見ないことが多い)、広告が全然映らないのですよ。

やっぱり不況の所為だな!、と思ったらNHKでした(爆)。

さて、電車系の広告は減っている?反面、ネット系の広告とかは増えているんですよね、きっと。

もしかしたら、広告の媒体が変わっているだけで、総量は変わらないという「広告量不変の法則」みたいのがあったりして。

・「フレグラ」
 ミシェル・タバシュニク指揮アンサンブル・アルテルコンタンポラン
・「ジャロン」
 ピエール・ブーレーズ指揮アンサンブル・アルテルコンタンポラン
・「ケレン」
 ベニー・スルチン(トロンボーン)
・「ノモス・アルファ」
 ピエール・ストローク(チェロ)
・「タイレン」
 ミシェル・タバシュニク指揮アンサンブル・アルテルコンタンポラン
(ERATO盤)

ケージ、シュトックハウゼンなどと共に、20世紀の前衛音楽を主導した感のあるヤニス・クセナキス(1922~2001)。

ルーマニア生まれのギリシャ系フランス人で、反ナチスのレジスタンス運動で顔に被弾して左目を失明したり、死刑宣告を受けフランスに亡命した闘士。

一方、数学も学んだ建築家であり、数学やコンピューターを作曲に応用した理性の人でもあります。

このディスクには、管弦楽曲3つと独奏曲2つが収録されていますが、典型的な現代音楽。

変な曲~!と思われる方も多いでしょうね(笑)。

お化けでも出て来そうという方もいらっしゃるでしょう。実際、「ノモス・アルファ」では、ドロドロドロドロ~と弦を叩く音も出て来ますし。

でも聴きようによったら、とても面白い音楽ですよ。

同音型の繰り返し、それもミニマル音楽の様な発展性のあるものでは無く単純な繰り返しもあって、現代曲らしからぬ意外なリズム感も生じたり。

「ケレン」では(たぶん)最低域から最高域までの音や速いパッセージもあるし、「ノモス・アルファ」では楽器の限界に挑む様な技巧のオンパレード。

オーケストラ曲は多彩な音響だし、美しい響きも聴けるし。汚い響きも(笑)。

難解な現代音楽と考えずに、面白い興味深い音響として感覚的に捉えると、とても楽しめますよ。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ

バッハ「ブランデンブルグ協奏曲第1~3番」ラ・プティット・バンド

2009-11-15 22:38:45 | Weblog
いつも昼寝で貴重な休日の大半を無駄にしている気が致します。

今日もいつもと同じような日曜日。

片道30分歩いて、1時間半のゴルフスクール。そして帰路また30分の歩き。

2時間半の軽い運動であります。

帰宅して昼食を採ると、つい横になって昼寝してしまうのですな。

普通昼寝って1~2時間?

ところが私の場合、3~4時間は当たり前に寝てしまいます。

本日は、2時間半運動して、3時間の昼寝。いつもよりは短めであります(笑)。

昼寝したから夜眠れない、なあ~んて事は滅多に無くて、夜は夜でまたよく眠れるのであります。

あ~あ、もう眠いです。

「別腹」って言葉がありますが、私にとって昼寝は「別睡眠」の様であります。

シギスヴァルト・クイケン指揮ラ・プティット・バンド(Deutsche Harmonia Mundi原盤)

激安のバロック・マスターワークス60枚BOXも未聴盤が10数枚になって来ました。

Deutsche Harmonia Mundiの50枚BOXに比べると玉石混淆の感もありますが、とても楽しんで聴き進んで来ております。

このディスクはその一枚目「Disk1」、楽しみに残して置いた物。勿論、「玉」であります。

ブランデンブルグ協奏曲、特に1、2番とか聴くのは久しぶり。

LP時代から「耳タコ」で聴いて来た曲集ですし、何となく今更感もあって、CDでブランデンブルグの全曲はピノック盤しか持っていなかったです。

今回、このBOXで2つ目の全曲が入手出来たのは嬉しいですね。

古楽器演奏ブームの黎明期、絶大な信頼を置いていたクイケンとラ・プティット・バンドの演奏ですから。

1993~4年録音の名盤で、寺神戸亮、鈴木秀美といった日本が世界に誇る古楽器の名手が参加しているというのも嬉しい限り。

何だか懐かしいブランデンブルグ。

確かな技巧による溌剌とした古楽器演奏。

しかし、意外に穏健な模範的古楽器演奏とも思いました。

もっと個性的な古楽器演奏も出ていると思いますが、良い意味で一つのスタンダードな名盤でしょうか。

過激なブランデンブルグも聴きたくなりますね。イル・ジャルディーノ・アルモニコやエガー盤辺りが面白いのかな?

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ

マーラー「交響曲第5番」バルシャイ

2009-11-14 21:42:43 | Weblog
今日は職場のゴルフコンペでしたがパス。

足の肉離れが治ったが現在まだ調整中という名目ですが、上手い人ばかりなので、これには参加出来ませんわ。

以前騙されて出場したら、ビリで幹事やらされる羽目になっちゃったし。

当分二軍で調整しなきゃ。

もっとも、二軍で調整中とか言うと、三軍だろとか一軍に上がることなんか永遠に無いんじゃない!なんて突っ込みが入るんですよ~(笑)

まあ、明日またスクール頑張ろう。

左の五十肩は2ヶ月以上治らないし(病院行かないとダメかな?)、寝違えて右の首筋が痛くて、身体ボロボロだけど(爆)。

ルドルフ・バルシャイ指揮ユンゲ・ドイチェ・フィルハーモニー管弦楽団(BRILLIANT CLASSICS盤)

今日は久しぶりにマーラーを続けて聴いております。

大好きな7番の最近入手したディスクを取り上げようかと思い聴いていたのですが、名演の誉れ高いその演奏、確かに素晴らしいのですが、私が7番のシンフォニーに今まで抱いていたイメージとかなり違った為、もう少し聴き込んでみることに致しました。

そして、無難な(イメージ的に違和感の無いであろう)こちらに致しました。

これも最近入手したCDですが、バルシャイはショスタコーヴィチの交響曲全集でお馴染みですし、このディスクとカップリングの10番で演奏の傾向は予測出来ましたので。

以前も記事でちょっと触れた記憶がありますが、バルシャイの演奏を初めて聴いたのは、遥か昔高校生の時だったでしょうか、モーツァルトの40番と38番(35番だったか?)のLP。モスクワ室内管弦楽団を振った演奏でした。

驚きましたね。

当時、ロシア系の指揮者には分厚い響きや爆演(昔はこういう言葉は無かったと思いますが)といったイメージがあったのですが、非常にスッキリした清潔なモーツァルト。

ソ連(当時)にもこういう指揮者がいるんだ!と大変意外に思い、バルシャイの名前も印象深く記憶されました。

しかし、その後縁が無く、名前も忘れ掛けておりました。

そして、久々の再会(再聴)がショスタコーヴィチ。素晴らしい演奏でした。

このマーラーもずっと前から気になっておりました。安いし(笑)。

しかし、学生オケでちょっと弱いかも?と、是が非でも欲しいという感じでも無かったのです。

さあ、今回やっと入手してみて、オケはどうかと言うと、なかなか素晴らしいでは無いですか!

素直過ぎて練りが少し足りないかな?と思わなくもありませんが、十分有名オケと対抗出来る演奏に思います。バルシャイの統率力に負うところも大きいのかな。

ショスタコーヴィチと同様非常に見透しの良い演奏です。

コッテリしたマーラーを期待される方にはちょっと薄味かもしれませんが、清潔な響きで理知的な演奏で、こういうマーラーも好きであります。

ただ先ほど聴いた7番も清潔な演奏。

おどろおどろしい、ドロドロしたマーラーも聴きたくなります。残念ながら、そういう演奏持っていないけど(笑)。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ

ワイル「ヴァイオリンと吹奏楽のための協奏曲」リディル、アサートン

2009-11-13 23:10:31 | Weblog
傘業界の方には是非頑張って頂きたいですねぇ。

今日は久々21時まで会社におりました。

本当は定時退社日なのですが闇残業。

最近、定時退社日が多い上に飲み会なんぞも重なって仕事がなかなか進まないのであります。

本当は明日土曜出勤したいところですが、休日出勤も事前申請だのごちゃごちゃ煩い。

最近ちょっと忙しいので、朝早く出勤したりもしているのだが、それでも終わらない。

昨日は外出して飲みに行っちゃったし(笑)。(それでブログ更新も出来ず)

PCやデータの持ち帰りも情報管理がうるさくってダメ。

それで闇残業ですわ。

今日は事業所全体の定時退社日では無く、部門独自のものなので、お上の監視もうるさく無いし。

予定の仕事は終わっていないけど、また月曜日早く出社して片付けましょう。

それで21時に会社を出ると雨。

それほど強い訳ではありませんが、それなりの振りだし風もあります。

で、傘。

傘って昔から全然進歩して無いんじゃないの?と思う訳です。

折り畳みや、ワンタッチで開くジャンプ傘も結構昔からあったし。

風が吹けば横から雨が吹き込むし、強風だと「お猪口」になっちゃう。

昔に比べれば軽くなったり、撥水性になったりしているけど、これって金属や繊維など素材の進歩の恩恵を享受してるだけだし。

身の回りを見渡しても、家電品など革命的に進歩したし、外食産業などメニューは豊富で安くなって、お店も綺麗など、その努力たるもの称賛と驚愕に値すると思う。

しかしですね、傘はねぇ…。

合羽もそう。通気性の良い素材の物が出たくらいでは。

強風雨でも濡れない、手で持たなくても良い、お猪口にならないなど、画期的な物は出来ないものでしょうか?

ノーナ・リディル(ヴァイオリン)、デイヴィット・アサートン指揮ロンドン・シンフォニエッタ(GRAMMOPHON盤)

クルト・ワイル(1900~1950)、ユダヤ系ドイツ人でナチの迫害で米国に逃れ、ミュージカルで成功した作曲家ですね。

先日、自宅近くの小さなブックオフに何故か何種類も在庫があった作曲家であります。

購入した2枚組CDから、まずはヨーロッパ時代のこの協奏曲(1924年)を昨日から繰り返し聴いております。

ヴァイオリン協奏曲ですが、オーケストラが通常の管弦楽団ではなく吹奏楽団。

とんな響きだろう?と思いましたが、違和感無いですね。

弦一丁入るだけで、普通のオーケストラの様な厚みと多彩さが出ている様に思います。

曲調は、ストラヴィンスキーやバルトークに軽音楽的要素をミックスした感じ。

ヴァイオリンの無窮動的な活躍も聴けるし、なかなか面白い曲であります。

ジャズの影響もあるのかな。

深刻さは無く、ちょっとオシャレで掴み所の無い不思議感覚の音楽です。

ミヨーともどこか通じる所がありますね。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ

ベートーヴェン「ヴァイオリン・ソナタ第8番、第9番《クロイツェル》、第10番」グリュミオー、ハスキル

2009-11-11 22:59:57 | Weblog
何でこんなに安いんだよ~、今日は幹事を問い詰めましたね。

会社の周囲は日本でも有数の飲み屋街。激安から超高級店までバラエティーに富んだお店がたくさんあります。(勿論、後者には全く縁がございませんが)

今日は会費が安いので食べ物もたいして無いかな、と社食で軽く腹ごしらえして臨んだのですが、沢山出て来るし結構旨い。

勿論、飲み放題。(うちの職場の宴会で、もし飲み放題じゃ無かったら、幹事は八つ裂きになるか、莫大な借金を背負うことになるでしょう(笑))

にも関わらず、会費3,500円!大食漢の私でもお腹一杯になりました。

幹事を問い詰めたら、個人的な伝手で相当優遇して貰っている様子。

感謝感謝であります。

他にも、高級店街なのに、職場の若者の個人的な伝手で超庶民価格で対応して頂ける店などもあって、飲みに行く所には事欠かない職場環境でございます。

良い環境と呼ぶべきか、悪い環境なのか?(爆)

アルテュール・グリュミオー(ヴァイオリン)、クララ・ハスキル(ピアノ)(BRILLIANT CLASSICS盤)

ベートーヴェンの曲の中でも、「クロイツェル・ソナタ」は、後期のピアノ・ソナタ、いくつかの弦楽四重奏曲(15番、9番辺り)、「皇帝」、ヴァイオリン協奏曲といった曲と並んで掛け替えの無い存在。

グリュミオーは美音だけれども、ちょっと緩いんじゃ、というのが昔の印象。

いやいや、美しいだけじゃ無く、気品のある素晴らしいヴァイオリン。再認識致しました。

「クロイツェル・ソナタ」を挟む2つのヴァイオリン・ソナタの率直な美しさも良いですね~。第10番など、後期とも初期ともつかないようなシンプルな魅力に満ちています。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ