golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ヤナーチェック「シンフォニエッタ、タラス・ブーリバ」ノイマン

2009-11-24 23:47:28 | Weblog
ブログの効能について。

ブログを始めて1年9ヶ月ですが、始めて良かったと思うことが色々あります。

まず第一は、同好の方々と交流させて頂き、色々な曲や演奏などをお教え頂き、聴く音楽の幅が拡がったこと。

更には、オフ会でクラシックの話で盛り上がりながら楽しく呑めること。これ重要(笑)。

そして、意外にも仕事の面で役立っているかなと思うのは、文章書くのが少し速くなったかな、ということ。

書くことがあっても無くても無理矢理記事書いてしまおう、という超いい加減なブログなもので、いつも書くことが何も思い付かなくても、取り敢えず音楽聴いて携帯のキーを打ち始めます。

ですから、しょうもない記事ばかりですみませんm(__)m。

これが、仕事でも書類やメールを書くのが、多少なりとも速くなった(様な気がする(笑))ことに繋がっているように思います。

元来、仕事の書類など真面目な文面は超遅筆。

以前も、後輩にこう言われたことがあります。

「さっきから、一生懸命キーボード叩いていると思ったら、デリートキーとカーソルキーばっかりで、書類全然進んで無いじゃないですかあ!」

「じゃかあしい!言葉を色々吟味してるんじゃい」

本当は、なあ~んにも言葉が浮かんで来ていなかったんですね。

その内、睡魔も襲って来る(爆)、というのが以前の通常パターン。

ところが、ブログを始めてから段々に、「いいから、取り敢えず何でも書いちまえ!」と、ある意味居直りの気持ちも芽生え、結果文章を書くのが速くなったように思います。

速く書ける要因をもう一つ。

ブログ記事は、ほぼ完全に100%携帯入力。パソコンで書いた記事あったっけな?もしかしたら、だいぶ以前に1、2あったかも?というレベル。

これに対して、仕事の文章はパソコンのキーボード。

こりゃ、全然楽でございます。

ヴァーツラフ・ノイマン指揮チェコ・フィルハーモニー管弦楽団(DENON盤)

ヤナーチェックは、以前「聴かず嫌い」だった作曲家。

所謂、国民楽派の作曲家は積極的には聴いて来なかった分野。

更に、ヤナーチェックも知らない癖に名前だけで何となく取っ付き悪そうと思いこんでいた作曲家。

「ヤナ」とか「チェック」とかで、変な先入観があったのでしょうか(失礼)。

CDも3年位前に買ったこれ一枚しか持っていないし、しかも聴き込んでもいなかったですね。

こういうディスクを再聴して、新たな発見が色々あったのもブログの効能ですね。

最近、村上春樹さんの「1Q84」(未読)で一躍人気曲に躍り出た「シンフォニエッタ」、アレグレット、アンダンテ、モデラート、アレグレット、アンダンテ・コン・モートの5楽章から成る曲。

軍楽隊の演奏の印象をもとに、チェコの体育協会から依頼された全国大会用のファンファーレというだけあって、管楽器が活躍し打楽器も勇壮なリズミカルな曲。

ちょっと東洋風の楽想故か、以前は一癖ある曲?の様にも思っていましたが、ブログ記事の為、何回か聴き返して耳馴染んで来ると、なかなかに爽快な音楽ですね。

もう一曲の「タラス・ブーリバ」は、ゴーゴリの「ミールゴロド」という小説の中のウクライナ地方のコサックの英雄「隊長ブーリバ」に題材をとっています。

アンドレイの死、オスタップの死、予言とタラス・ブーリバの死という「死」をタイトルにした3楽章。

さぞや暗い曲かと言うと、さにあらず。

抒情的な優しさの中にも近代的な新しさもあって、こちらもなかなか良いです。

輝かしく終わる終曲も気に入りました。

聴かず嫌いだったヤナーチェックもなかなかいけますね。

演奏は、特に「タラス・ブーリバ」で、最近気になっている指揮者ノイマンの繊細な美しい響きが際立っています。

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