おお、こんな所に床屋出来たんだ。ここでいいや、入ってみるか。
いらっしゃいませ。
おお、空いとる空いとる。
お客様こちらの席へどうぞ。
こちらの席ったって、椅子一つしかねえじゃねえか。
ええと、今日はどのような髪型になさいますか?
どのような、って見ての通りだよ。これと全く同じにしてくれ。
はい。じゃあ、もう出来ました。
お前、出来たってまだなんもやってねえじゃねえか!
いや、お客様が現在の髪型と寸分違わぬ形状をご希望されたので、そうなると当方と致しましても手の出しようが無いもので…。音楽の世界でもジョン・ケージとかいう作曲家の「4分33秒」とかいう一音も演奏しない曲があるそうで、お客様もそれと同様に「全く散髪しない散髪」という前衛的な行為をご要望されていらっしゃるかと思いました。
何だか変な床屋入っちまったなあ…。
同じって、パンチにしてくれってことだよ。
パンチパーマですか~?それはうちでは出来ません。
えっ、何で!?
お客様は、理容師法や美容師法をご存知無いのでしょうか?
なんじゃそれ?
法律ですよ、法律。
お客様は理容師法をご存知無いのにも関わらず、理容院にいらっしゃってるんですか!?
普通知らねえだろ。
ではご説明致しましょう。理容師法第1条第1項で、理容師は「頭髪の刈込、顔剃り等の方法により容姿を整える」と定義されております。
一方、美容師法第2条では「パーマネントウエーブ、結髪、美容等の方法により…」となっています。
理屈っぽい床屋だなあ~。
どちらに行くべきかは自明のことですよね。
わかんねえ~。
お客様はパンチパーマをご希望されていらっしゃる訳ですよね。美容師法第2条の冒頭に「パーマネントウエーブ」という言葉があるでしょ。
美容院に行けっうのか?!
はい。
当理容院は、コンプライアンスと言いますか、法律原理主義と申しましょうか、法律に厳格な経営を行っております。理容法及び美容法の主旨からすると、パンチパーマは美容院にお願いすべきというのが当院の立場でございます。
分かったよ他行くよ。こっちだってこんな変な床屋、二度と来ねえよ~!
あっ、お客様駄目だ~!美容院行っても。
えっ、何で?
美容師法第2条では美容師を「パーマネントウエーブ、結髪、美容等の方法により容姿を美しくすること」となっております。
お客様の場合、パンチパーマを掛けることは出来ても、「容姿を美しくすること」は不可能ですから。
うるせえ!
---
ちなみに、パンチパーマはアメリカ辺りの発祥と思っていたら、1970年代に日本で発明されたものだそう。
なお、通常は理容院で掛けることが多いわけですが、美容院でも一部パンチパーマをやっているところがあるそうです。
貴方も一つパンチの効いた頭髪に変えてみませんか!
私は遠慮しておきますが…。
ウーゴ・ベネッリ(テノール、アルマヴィーヴァ伯爵)、フェルナンド・コレナ(バス、バルトロ医師)、テレサ・ベルガンサ(メゾソプラノ、ロジーナ)、マヌエル・アウセンシ(バリトン、フィガロ)、ニコライ・ギャウロフ(バス、バジリオ)、シルヴィオ・ヴァルヴィーゾ指揮ナポリ・ロッシーニ管弦楽団、合唱団(DECCA盤)
鼠先輩はパンチパーマですが、私の「メタボ先輩」ロッシーニさん、盲点になっていたような存在で、今までほとんど聴けておりません。
昨日「愛の妙薬」を聴いて、同系統のこの曲、私の唯一手持ちのロッシーニ・オペラ全曲盤を取出しました。
随分前に購入したCDですが、ほとんど聴いておらず、ラックの下の方で、他のCDの重圧に長年耐えていたのです。(ごめんね)
久しぶりに聴いて驚いた点がいくつか。
まず、録音が良いこと。
1965年録音ですから、多少古い音になっていると思ったのですが、さすがDECCA盤。眼前に舞台があるような空間を感じる素晴らしい録音。とても気持ち良く聴けました。
そして、何よりヴァルヴィーゾの指揮!
往年のオペラの職人指揮者といった認識しか無かったのですが、清潔でキビキビしていながら構成力もしっかりしている。ある意味現代的な指揮者に思えます。色々聴いてみたいです。
そしてまた歌手陣が素晴らしい。
ベルガンサの美しく知的な歌は素敵!の一言に尽きるし、ベネッリって恥ずかしながら名前さえ知らなかったのですが、若々しく優しい美声でビックリ。
ギャウロフも脇役で登場しています。
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いらっしゃいませ。
おお、空いとる空いとる。
お客様こちらの席へどうぞ。
こちらの席ったって、椅子一つしかねえじゃねえか。
ええと、今日はどのような髪型になさいますか?
どのような、って見ての通りだよ。これと全く同じにしてくれ。
はい。じゃあ、もう出来ました。
お前、出来たってまだなんもやってねえじゃねえか!
いや、お客様が現在の髪型と寸分違わぬ形状をご希望されたので、そうなると当方と致しましても手の出しようが無いもので…。音楽の世界でもジョン・ケージとかいう作曲家の「4分33秒」とかいう一音も演奏しない曲があるそうで、お客様もそれと同様に「全く散髪しない散髪」という前衛的な行為をご要望されていらっしゃるかと思いました。
何だか変な床屋入っちまったなあ…。
同じって、パンチにしてくれってことだよ。
パンチパーマですか~?それはうちでは出来ません。
えっ、何で!?
お客様は、理容師法や美容師法をご存知無いのでしょうか?
なんじゃそれ?
法律ですよ、法律。
お客様は理容師法をご存知無いのにも関わらず、理容院にいらっしゃってるんですか!?
普通知らねえだろ。
ではご説明致しましょう。理容師法第1条第1項で、理容師は「頭髪の刈込、顔剃り等の方法により容姿を整える」と定義されております。
一方、美容師法第2条では「パーマネントウエーブ、結髪、美容等の方法により…」となっています。
理屈っぽい床屋だなあ~。
どちらに行くべきかは自明のことですよね。
わかんねえ~。
お客様はパンチパーマをご希望されていらっしゃる訳ですよね。美容師法第2条の冒頭に「パーマネントウエーブ」という言葉があるでしょ。
美容院に行けっうのか?!
はい。
当理容院は、コンプライアンスと言いますか、法律原理主義と申しましょうか、法律に厳格な経営を行っております。理容法及び美容法の主旨からすると、パンチパーマは美容院にお願いすべきというのが当院の立場でございます。
分かったよ他行くよ。こっちだってこんな変な床屋、二度と来ねえよ~!
あっ、お客様駄目だ~!美容院行っても。
えっ、何で?
美容師法第2条では美容師を「パーマネントウエーブ、結髪、美容等の方法により容姿を美しくすること」となっております。
お客様の場合、パンチパーマを掛けることは出来ても、「容姿を美しくすること」は不可能ですから。
うるせえ!
---
ちなみに、パンチパーマはアメリカ辺りの発祥と思っていたら、1970年代に日本で発明されたものだそう。
なお、通常は理容院で掛けることが多いわけですが、美容院でも一部パンチパーマをやっているところがあるそうです。
貴方も一つパンチの効いた頭髪に変えてみませんか!
私は遠慮しておきますが…。
ウーゴ・ベネッリ(テノール、アルマヴィーヴァ伯爵)、フェルナンド・コレナ(バス、バルトロ医師)、テレサ・ベルガンサ(メゾソプラノ、ロジーナ)、マヌエル・アウセンシ(バリトン、フィガロ)、ニコライ・ギャウロフ(バス、バジリオ)、シルヴィオ・ヴァルヴィーゾ指揮ナポリ・ロッシーニ管弦楽団、合唱団(DECCA盤)
鼠先輩はパンチパーマですが、私の「メタボ先輩」ロッシーニさん、盲点になっていたような存在で、今までほとんど聴けておりません。
昨日「愛の妙薬」を聴いて、同系統のこの曲、私の唯一手持ちのロッシーニ・オペラ全曲盤を取出しました。
随分前に購入したCDですが、ほとんど聴いておらず、ラックの下の方で、他のCDの重圧に長年耐えていたのです。(ごめんね)
久しぶりに聴いて驚いた点がいくつか。
まず、録音が良いこと。
1965年録音ですから、多少古い音になっていると思ったのですが、さすがDECCA盤。眼前に舞台があるような空間を感じる素晴らしい録音。とても気持ち良く聴けました。
そして、何よりヴァルヴィーゾの指揮!
往年のオペラの職人指揮者といった認識しか無かったのですが、清潔でキビキビしていながら構成力もしっかりしている。ある意味現代的な指揮者に思えます。色々聴いてみたいです。
そしてまた歌手陣が素晴らしい。
ベルガンサの美しく知的な歌は素敵!の一言に尽きるし、ベネッリって恥ずかしながら名前さえ知らなかったのですが、若々しく優しい美声でビックリ。
ギャウロフも脇役で登場しています。
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