golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ブルックナー「交響曲第4番《ロマンチック》」インバル

2010-01-03 23:09:10 | Weblog
昨日実家に行った際、途中ディスクユニオンに寄ってみました。新年でセールをやっているのではないかと。

案の定。

店の外では100円セールが。

ジャンルごちゃ混ぜで置かれた数個の段ボール箱の中から、前から欲しいと思っていたインバルのブルックナーの3枚(2、4、8番がありました)を含めた5枚をゲット。

中古店の販売価格決定の基準がどうなっているのか謎ですが、これは大変有難いことであります。

廉価盤で出ているとは言え、インバルのブルックナー3枚が300円で手に入ったのですから。

CDの価値って当然その内容に拠って決まるべきものだとは思いますが、実際には新品の場合、録音の新旧や市場性などの要素が大きい訳ですね。中古の場合だと、盤質だけでなく希少性だとか説明書や帯の汚れ具合とかも価格決定に大きく関わって来る訳でありますな。

そんな売り手の側の論理と違って、買い手の側からすると、曲や演奏、録音という中身以外に、「所有しているCD枚数」が実はCDの「期待価格」なんじゃないのかな?何ていう詰まらない事を考えてしまいました。

「買い手の期待価格は、所有枚数の自乗に反比例する」みたいな法則がある?

一般的に、CDの所有枚数が少ない内は何回も繰り返し聴く訳です。

ところが、CDを聴くのに割ける時間が変わらないとすれば、所有CDが増えれば増えるほど1枚のCDを聴ける回数が減って来てしまいます。

CDは何回でも音楽を再生出来ることが価値なのに、例えば何万枚ものCDを持っている方は当然繰り返し聴く時間が取れず、1回か2回しか聴かずに死蔵されて行くCDがたくさんある訳です。

そうすると、そういう方は結果的に1回だけ聴く為に数多くのCDを購入したことになります。となると、本来は価格が安く無いと割りが合わない。

ですから、たくさんCDお持ちの方はどんどん手持ちの物を中古店に売り払って頂く。所有枚数が減少すればするほど、(golf130理論に拠れば)1枚当りの価値が上がるのですから。

そうすれば、中古CDの流通量が増え、需要と供給の関係で中古CDの価格が下がる。私ニンマリなのであります。

所有CD1枚当りの価値を上げる為、じゃんじゃんCDを売り払って頂きたい!

もっとも、大量にCDをお持ちの方は一般的に可処分所得が多いから、1回しか聴かないかもしれなくても、レギュラー盤(勿論新品)を平気で買ってしまうのでしょうな。死蔵しているCDを売り払って小銭を稼ごうとも思わないだろうしね。

エリアフ・インバル指揮フランクフルト放送交響楽団(TELDEC盤)

インバルは好きな指揮者だけれども、薄味過ぎるブルックナーなのでは?という危惧も抱いておりました。

しかし、知的で明晰でありながらもなかなか熱い演奏。良いです!これは。とても気に入りました。

今日既に2回聴きましたが、今後も度々聴くCDになりそうです。こりゃ超安い買い物でした。何しろ100円(税込)!

ブルックナーの版の問題は良く分からないけれど、第1稿を使用した最初の録音の様です。

★日本ブログ村ランキングに参加しています。
激辛も激甘も噛み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
ブログ村 クラシック音楽鑑賞

★人気ブログランキングにも参加しています。
ビールもコーラも飲み分けるメタボな私に是非1クリックお願いします。↓
人気ブログランキングへ