golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

マーラー「交響曲第5番」バーンスタイン

2010-01-02 23:21:09 | Weblog
昨年末の紅白歌合戦のテーマは「歌の力∞無限大」。

近年、殆ど見ないことも多いのですが、最初から最後までではありませんが、久しぶりに結構長い時間見ておりました。

紅白とは直接関係無いのですが、昨日見た「のだめ」の映画で「音楽の力∞無限大」を感じました。

千秋が凋落したパリのオケを再興するところが感動的。

単にオケの技量が向上しただけでは無く、楽団員の意識が変わり皆が誇りを取り戻したのでありました。

これを見ていて思ったのは、我が出身高校のこと。

私が在学していた頃から、学業もスポーツもダメ(私自身そのダメさに貢献していた訳ですが(笑))の無名校でありました。

卒業後、ヤンキーとかも増殖し、結構荒廃して行った様子です。

社会人になった頃、電車の中で、女子中学生達のこんな話さえ聞いたことがあります。

「家の近くの××高校、私あそこだけはゼッタ~イ行きたく無い!」(絶対に力がこもっておりました)

「ああ、あそこね。不良ばっかりでほんと嫌!」

その後、送られて来た同窓会誌で、生徒会が近隣のお店にインタビューした記事でもなかなかの評判?でありました。

曰く、「以前はマナーの悪い生徒ばかりで随分悩まされたけれど、最近は良くなりましたよ」。どのお店もほぼ同じ論調でした。

そんな高校が今は全く変わった様子。

それには、たぶん一人の先生の存在が大きかった筈です。

他校から赴任したある先生が、無名校の「某音楽クラブ」を指導して、今や全国トップクラスの実力校に成長させたのです。内容は書きませんが、その受賞歴も凄く立派なものです。

その過程がどんなものだったかは直接知りませんが、そこには凄いドラマがあった筈です。奇跡が起こったとも言えるのかもしれません。

近隣で嫌われていた学校が、地元の大いなる誇りに大変身した訳ですから。

他の高校改革の策も功を奏し、現在は特色のある意外な人気校になっている様です。学業の方は、私の後輩だけあって(笑)、相変わらずダメみたいですが。

是非一度、「某音楽クラブ」の演奏会を聴きに行ってみたいと思っております。

レナード・バーンスタイン指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(GRAMMOPHON盤)

年末にブックオフで調達(金500円也)した品。

以前に、カラヤン盤、(無名の)ナヌー盤(ショッピングセンターなどで売っているCD、意外に真摯な演奏)を取り上げたマーラーの5番。

昨日の「のだめ」の映画でも第4楽章アダージェットが効果的に使用されておりました。

最近、大好きなマーラーの中でも、特に好きな曲の一つになっています。CD1枚でコンパクトなのも聴き易いし。

バーンスタインの指揮は、ウィーン・フィルの美質を活かし、艶と適度な粘りを持った正統派の演奏。第4楽章アダージェットも陶酔をたっぷり味あわせてくれます。

私の方は、実家でしこたま飲んで来て、陶酔では無く泥酔気味ではありますが(笑)。

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