golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

バッハ「無伴奏チェロ組曲第1、2、6番(ギター版)」山下和仁

2010-01-17 22:47:04 | Weblog
今日で、いわゆる(笑)センター試験が終了しました。

問題を見間違えて大失敗したと娘が言っていましたが、結果がどうあれ頑張ったのだから良しとしましょう。

後は、個別の入試まで体調に気を付けて頑張って貰いましょう。

今日の午前中はいつものゴルフスクール。

先日、会社で上手い方から、こうやって身体を回転させるんだよ~、と教えて頂き、ああそうか!と分かった気になって、今日実践してみましたがなかなか上手くは行きませんわ。

やはり地道に練習あるのみですかね。

山下和仁(ギター)(日本クラウン盤)

今日は、ミチョランマ(決して高く無いのですが)の中から「ロ短調ミサ」の未聴盤の一つを聴き掛けたのですが、時間が無くなってしまい途中断念。

替りに同じバッハのCDを取り出しました。

もう20年近く前。バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ&パルティータのギターによる全曲が出るということで喜び勇んで購入しました。演奏は日本のギター界を代表する一人、山下和仁。

シャコンヌなどの抜粋はたくさん出ていましたが、全曲をギターで弾いた録音は当時他に無かったのでは?

入手して聴いてみると、なかなか優れた演奏だと思いましたが、やはりヴァイオリンとギターでは音域が大きく違う。演奏も粗さが散見される。ちょっと残念でありました。

その後、無伴奏チェロ組曲の全曲盤が発売に。音域的にもギターに近く、演奏もこちらの方が落ち着きを感じられるものでした。

久しぶりに取り出して聴いてみましょう。

「クラシック原理主義者」の私的には、この曲はバロックチェロで弾かれるのがやはり基本と思っております。

しかし、好きな楽器であるギターでも聴きたい。

バッハの独奏曲には、一種、演奏楽器を超越した普遍性の様なものがあって、他楽器で奏されたものであっても違和感無く聴けるものが多いようにも思っております。

さて、久々聴いた感想は…。こりゃ、なかなか良いですわ~。

撥弦楽器固有の、弦が弾かれ発せられた音が減衰しながら空間に消えて行く。その柔らかな感触が、チェロによる原曲とはまた違った味わいを醸し出しております。

音の強さ、音の保持ではチェロにかなわないギターであり、チェロによる演奏と比較すると弱さが気になっていましたが、チェロとはまた違った素敵な魅力があるのだと本日認識しました。

「無伴奏チェロ組曲のギター編曲版」として聴くのでは無く、「無伴奏ギター組曲」というつもりで聴いた方がずっと愉しめるのです。

演奏は、緩やかな曲では非常に豊かな大きな音楽が奏でられて行くのですが、速い曲(例えば第6番のクーラントやジーグ)では、技巧派山下和仁が裏目に出て、荒っぽくなるのが難点ではあります。

しかし、全体的にはなかなか楽しませて頂きました。

この録音(1990年)から20年。大成した山下和仁を是非聴いてみたいです。

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