趣味の小箱

ばあーばの気儘な部屋
 「人生に計画をたててはなりません」ヘッセの手紙残像となる

僕にお水をください(今日の新聞から)

2010-08-10 17:19:08 | つぶやき
                  


読売新聞に「届かぬ叫び」と題して親の虐待で命を失う児童の事がのっていた。
記事を読んでそのむごさにぞっとした。身の毛がよだちます。

福岡県久留米市の江頭(えがしら)萌音(もね)ちゃん(死亡当時5歳)
母から寝る場所として、命じられたのは、硬くて冷たい浴槽だった。
1月の夜気温は0度近く、「私、さみしいの」母のいる寝室に向かって
小さい声でこう訴えた。今年6月、母に両手を金属製棚に縛りつけられた上
リュックサック2個(約7キロ)を背と腹へ抱えさせられ、苦しさから
自ら棚に背や腹を打ち付けて心臓を破損して亡くなった。

埼玉県蕨市の木造アパートでは07年夏新藤 力人(りきと)ちゃん(死亡当時4歳)
「僕にお水をください」「お前にやる水はない」と怒鳴られている声が
響き、通報を受けた市や児童相談所が、強制保護を検討しているうちに
飢餓状態におちいって亡くなった。

大阪市西区のマンションで、下村早苗容疑者(23)の長女桜子ちゃん(3歳)と長男楓ちゃん(1歳)
が置き去りにされて亡くなった事件は今年3~5月の間、同市に3回の通報が寄せられたのに
救えなかった。

今日眼科へ診察に行った帰りにココスで昼食を食べた。
ものすごく込んでいて、親子連れも多かった。
楽しそうにしている子供が大ぜい居る中で、親からむごい仕打ちを受けて
亡くなる子供が少なくない。

児童虐待防止法が施行されてから、今年で10年になるという。
07年の改正では家裁の許可を得れば、児童相談所がカギを壊して強制的に
立ち入る調査も新たに可能になった。それなのに救えない。
今年上半期の被害児童数は187人で過去最悪だという。


助けを求めているのに、「緊急性なし」と判断して、もたもたしているうちに
亡くなってしまう。「緊急性なし」とは死ななければ良いということなのだろうか?

その間にも子供は苦しんで「助けて、助けて」と叫んでいるのに

親がなんで、野獣以下になってしまうのだろうか?
ああ~やりきれない