趣味の小箱

ばあーばの気儘な部屋
 「人生に計画をたててはなりません」ヘッセの手紙残像となる

蓑虫~2~

2006-12-25 11:02:46 | 気になる動物・植物


   蓑の虫にもいろいろなファッションが・・・・


 「蓑虫」は秋に蓑を作るので俳句では、秋の季語になっています。
そして、『蓑虫鳴く』という季語もある。これはどんなことだろうと思ったら

 清少納言の枕草子に『蓑虫、いとあわれなり。鬼の生みたりければ、親に似てこれも恐ろしき心あらんとて・・・・八月ばかりになれば、「ちちよ、ちちよ、」とはかなげに鳴く、いみじうあわれなり」
と書いてあるところかららしい。

 松尾芭蕉がーーーみのむしの音(ね)をききにこよ草の庵(いお)
という俳句を作っている
蓑虫に何も音がないはずなのに、どんな意味なのかと思ったら
俳友にこの句を送って秋の虫の音を聴く会を開きますので
芭蕉庵へ来るようにと誘ったものだそうです。

 高浜虚子のーーーー蓑虫の父よと鳴きて母もなし
という句もある。

蓑虫は季語辞典によれば、副題として
 鬼の子・鬼の捨子・みなし子・親無し子・木樵虫(きこりむし)・蓑虫鳴

がある、何だか哀れな蓑虫である。
寒さの厳しい地方では、低温期間が長引くと春まで
生き延びることができずに、なくなってしまうこともあるそうです。
分布域は{関東・中部・近畿・中国・四国・九州・沖縄}です

 寺田寅彦はエッセイの中で、
『子供の時分に、蓑虫の裸にしたのを、細かに刻んだいろいろの布片と
一緒にマッチの空き箱のなかに入れて、五色の蓑を作らせようとしたことがある。
この試験の結果は虫は死んで期待を裏切った。』と書いてありますが
『ウイキペディア』事典によると、{ミノムシは毛糸のくずや細かく切った
色紙の中に幼虫を入れると色鮮やかな蓑を作り
子供の遊びとして広く知られていた。}
と書いてあります。本当にこんなことが出来たら楽しいかも知れませんが
でも、蓑虫の身になったら、迷惑なことですね。

蓑虫にはいろいろな種類があるようですが、「オオミノガ」の幼虫は
しっかりした糸で木にぶらさがっているので、今の時期は
何も食べないで越冬するのだろうか?

家の月桂樹にいる蓑虫は小さくて、葉の繁った中に居て
葉や茎を食べてしまいます。
主人に、ほらほら蓑虫が頭を出して動いているから見て!見て!
と言ったら「俺はいいよ!気持ち悪いから見たくない!」
と見ようとしません。キャタスに乗って枝をかき分けて
一匹一匹捕って退治するのは私の役目です。

   もう一回続き」を書きます・・・・

 11月に町民検診を受けたら
心電図の検査で
「房室伝道障害・虚血性所見」というたいそうな
名前がかいてあった。それで今日は午後から
「トレッドミル」の検査がある。

コメント (2)
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