ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

母乳がでないと・・・水がないと・・・・

2011年03月18日 | カンボジアの母子保健

 

 

地震のニュースで、「母乳がでなくなったら」とか、

「ミルクをとかす水がなかったら」とか、とても他人事ではないわたしたち。

↓他人の車の上で立つ練習させられてるこども

うちの子どもは、発育状態がとってもよくって、カンボジアでは珍しいぷくぷくな子どもに育ってくれてる。母乳だけだったら「肥満」にはならないと聞いて、一応安心してるけど・・・・

↓外出先でタオルを洗ってかわかすパックさんはただ者ではない・・・

韓国からは、歌手とかが日本への義捐金を送ってくれてるそうな。ありがたいなあ。

↓ルソウルでのランチ、一緒に食べたい?

子どもがいると、1人じゃないんだなあと思うことはよくあるのだけれど、被災なんかしちゃったら、パニックだろうなあ・・・・自分はどうでもよくっても、子どもの食べ物確保してあげないといけないし、子どもは泣くしなあ。非常事態では、子どもの泣き声で迷惑に思う人も多いだろうし、さらに大量にでるだろう紙おむつとかの処理も大変。

日本は大変。とはいっても、カンボジアで自分たちの生活もあるので、ともかく自分の健康に留意して子育てと仕事がんばらねば。

 

 

 

 

 

 

 


小学校の校長先生を対象とした研修

2011年03月17日 | カンボジアのジェンダー規範

 

 

バッタンバン出張では、小学校の校長先生33名を対象にジェンダー研修。

 すでに2月に一回実施している研修の継続で、今回はジェンダー分析手法・計画策定へのジェンダー主流化手法・実際の活動計画策定までの研修。

↓今回の会場はバッタンバン区教育局、幼稚園を併設

早朝に会場で準備してると、お父さんがバイクで子どもを

送ってくる様子がみれて、とってもたのもしい☆

 

研修は、2日間。校長先生たちに、自分の学校でのジェンダー課題を

整理してもらう手法を学んでもらって(ジェンダー分析)、さらに活動計画を策定して(計画へのジェンダー主流化)、最終的にはジェンダー課題克服につながる活動をしてもらおうというもの。

↓PCM手法を活用中

↓33名のうち14名は女性の校長、みんな子ども大好き☆

↓クーファンが5ヶ月で使えなくなるとネットで見たけれど・・・うちの子はまだ3,5ヶ月

 

各学校のジェンダー課題を探してもらうと、、やっぱり女子の退学率が高いのが問題なのだそう。

「父親にたくさん妻がいるから」というもその理由にあげられていて、カンボジアらしい・・・

 バッタンバン区教育局の局長さんには、「地震大丈夫なの?」って聞かれて、いろいろと地震の話で盛り上がったのであった。津波って、なかなか理解しにくいのかもなあ・・・だいたいバッタンバンには海ないし、多くの子どもたちにとって日本での震災は何がおこっているのかよく分からないかもなあ。

今回でバッタンバンの仕事は終了、せんせいたちにはがんばって各学校のジェンダー課題を克服していってほしいなあ。

 

 

 


地震のニュース

2011年03月16日 | カンボジアで感じたこと

 

 

日本での震災、カンボジアでも大きな話題。

神戸で被災しているので、当時の大変だったことが

いろいろ思い出され・・・・板宿の崩壊した町を歩いて

友達を探しにいったり、長田の遠い親戚のところに

食料を届けにいったり・・・うちも食べるものがなくなって

一週間耐えたけれど、7日目に姫路の親戚のところ

に食べ物を求めていったん疎開。強盗やレイプが続出して、

こわくて家族3人一階のコタツの中で一週間すごした

のだけれど、家があるだけ幸せだと思ったものなあ。

 

戦車というのかな、自衛隊の大きなトラックが街に

とまってて、震災は戦争だなあと思ったのであった。

 

行方不明者かあ・・・・と思ってると、テレビで行方不明の

13歳の少女を探す広告。

 

 

夕方、補修にでかけたまま戻ってこないそう。

 

仕事で出張が多い私に、日本の両親は

「子ども、かわいいから誘拐されないように

最大の注意を払うように」だって。

最愛の人をなくしたときの悲しみ、子どもが

できてちょっと想像できるようになったかも。

 

 

 

 

 

 


プルサット道の駅

2011年03月15日 | カンボジアの生活

 

バッタンバンへ2日間の出張。前回見落とした「道の駅」

に寄ることに。

↓きれいな建物

 

プルサット州都から南に5キロくらいのところ。

 

中に入ってみると、なんか、暗いなあ・・・

調理場?衛生状態悪そう・・

店内では、男性二人が、道の駅の従業員の女の子といっしょに

酒盛りしているだけ・・・・

職員の管理はどうなってるんだろう・・・と硬いことを考えてしま

うわたし。

 

ちなみに、従業員の女の子たち、客が置い

ていったチップが少ないと、文句を言ってた・・・

道の駅って飲み屋と化してるのねえ。

従業員は、道の駅に住んでいるそうで、「子どもだっこしていい?」と

聞かれたので預けると、子どもは道の駅の一角にある従業員の寝どころ

へと連れ去られていったのであった・・・

とってもシャビーだなあ・・・

せっかく日本が支援して作ったのだし、もうちょっと

なんとかならないのかなあ。

 

 

 

 


大学院の講義と修士論文口頭審査

2011年03月14日 | カンボジアで感じたこと

 

 

プノンペン大学の大学院での修士論文審査。

今年は5名も担当したので、昼夜問わずかかってくる

学生からの電話相談対応に追われ・・・・

 

 ↓父親の子育て参加について研究成果を発表する学生

 

カンボジアは、日本と違ってて、指導教官が担当学生の論文審査

パネルに入れない制度。

今年の学生のテーマは、ラジオを通じての女性のエンパワーメント、

ジェンダー主流化活動グループのこれまでの成果とチャンレジ、

家庭内暴力の原因とインパクトについて、若者の社会開発への

参画、と、父親の子育てへの参画。

いやはや、みんな一生懸命がんばったなあ・・・・

 

自分が審査を担当したのは、家族計画への夫の参画について。

なかなかいい研究だったのだけれど、学術的というよりも

事業評価のような調査で、まだ磨き上げる必要性があるかなあというかんじ。

 

口頭審査と平行して、大学院では講義もあって、あっち行ったり

こっち行ったりのわたし。

 

↓東南アジアの民主主義体制について協議

先週、民主主義か経済発展か??っていう議論をしていたので、

学生たちの関心シンガポールとかマレーシアの「民主主義」

 

↓講義の合間、口頭審査を終えた学生とランチへ

 

「ムスリムの店なんだけれど・・・」と連れて行かれたのだけれど

とっても美味しい☆

↓焼きそば、とってもいい味

ぐっすり寝てる子ども

講義をやって、論文審査に立ち会って、子どもの相手もして

すっかりくたびれ・・・・仕事と子育ての両立は体力勝負だあ。

まあ、ともかく、担当してい学生3名の審査は終わったし、

自分が主査をした学生も終わったので、ちょっとほっとしたかな。

 

↓夜遊びに向かうわたしたち

 

↓一緒に食べたいかな?

パチャランに久しぶりに行ったら、「しばらくこないと思ってたら

子どもうまれてたのね~」とお店の子に言われ、

でもその彼女も臨月だそうな・・・・この国、ほんとにニンプ多いなあ。

 

それにしても、大学院の修士論文指導は大変。学生も働いているから

夜か週末しかできないし、さらに、手取り足取りの指導が必要。

自分の勉強になるから引き受けたのと、カンボジア社会をいろんな側面

から見れて楽しいけれど、この一年大変だったなあ・・・

みんなが論文書いてる間、わたしは

子ども産んだし、それぞれ成長した一年だったかなあ。

今年は、とりあえず一人しか依頼されていないけれど、来年は

ジェンダー関連の論文を書く学生がかなりいそうなので、どうなるのかなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 


家で:子どものシャワー

2011年03月13日 | カンボジアの母子保健

 

子どもの水浴びを見るのが好きなわたし。

しばらく見てなかったら、あらら、なんだか

進化してる・・・

↓床の上でなくって、シンクにいる子ども

 

なるほど、座らせたいのね・・・

 

楽しそう~☆

昼間遊びまくったので、しっかり寝てくれるかなと思い

きや、夜中に大騒ぎして寝ない子ども。

さらに、回転しようとしてる???

↓回転を手伝ったら、前に進もうとする子ども

おむつがきらいなわたし。

絶対気持ち悪いだろうと思ってしまうのだ。

でも、こうやって遊んでいると、ベッドはどんどん

汚れていくのであった・・・

 

 

 


カンボジアーナのプールで水浴び

2011年03月12日 | カンボジアの母子保健

 

 

 

国連女性撤廃条約選択議定書に関するセミナー2日目。

 

電話がかかってきたので外に出てみると、受付で

遊ばれてる子ども発見・・・

大量に置かれている選択議定書、子どもの脳みそに焼きついて

たりして・・・・

 

一日目は水着を持っていかず、母の知らぬうちにプールに

入れられて水浴びさせられていたので、二日目はしっかり

水着を持っていくことに。

↓カンボジアーナのプール

会議の休憩時間、会議中より張り切っている母なのであった・・・

↓またしてもゆうちゃんからもらった水着

 

まぶしいらしく、目をあけられない子ども

↓結局、水浴びさせられてるし・・・

 ま、いいか。

 次いつカンボジアーナで会議があるかわかんないし、

とりあえずプールにはいっただけでもセレブな気分になって

くれたかなあ。

 

↓プールのあと、会議を抜けてランチへ

 

 

 選択議定書のセミナーは、やっぱりちょっと難しかったようなので

ぜひ今後もっと時間をさいて研修をしたほうがいいのではないかと

提案・・・・女性差別撤廃条約が分かってない人がまだ大多数な

カンボジア(ま、日本も同じか)、まだまだやるべきことは山済み

なのであった。

 

 

 

 

 

 


女性に対する差別撤廃条約の選択議定書

2011年03月11日 | 女性の自立

 

 

UNWOMENが実施する、女性差別撤廃条約の選択議定書に関する

セミナーに参加。

またしても、子どもと一緒に、今度はカンボジアーナホテル

へと、2日間通うわたし。

選択議定書は、個人または集団が、国による国連女性差別

撤廃条約違反によって被害を受けた場合、国連の女性差別

撤廃条約委員会に対して通報できるという措置を定めたもの。

 

 ↓参加者は、選択議定書を実際に使うことになるNGOがメイン

 カンボジアは、選択議定書を批准した100番目の国だそう。

確かに、批准するとかなんとか、すっごく大騒ぎしてた

記憶が・・・・・

 

でも、選択議定書の個人通報制度を実際に活用するには、

まだまだきっと、とってもとっても時間がかかると思っているわたし。

セミナーでも、質問するのは、子守してくれる弁護士とわたしくらい。

だって、とっても技術的に大変な手続きだし、そもそも選択議定書に

ついて理解するのが大変なのだ。

 

↓休憩中、フランス語で子守してる弁護士

 

 

こどもは、相変わらず女性陣のアイドル。フランス語で

話す女の子に遊んでもらってうれしい☆

 

 

それにしても、選択議定書、批准したのはいいけれど

きっとずっとずっと使われないのではないかと思う私。

なにせ、利用できるすべての国内的救済措置を尽くしていること

が条件とされているので(例外はあり)、理論的には、最高裁まで

たたかってそれでもだめな場合に使う手段なのだ。

 

「トランスジェンダーとかで、男性に性別を変えたいけれど変えられない

女性が、最高裁までたたかって負けた場合、この手段で訴えられるか」って

聞いたところ、フィリピンから来てる専門家チームは「それはチャレンジだ」

としか回答持ってないし。

 

ま、今後どうなっていくか、NGOに期待が高まるなあ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


国際女性の日:女性企業家セミナー

2011年03月10日 | 女性の自立

 

女性企業家を集めて国際女性の日を祝うイベントに呼ばれたので

子どもも一緒に出かけることに。

↓インターコンチネンタルホテルで開催、ロビーで待つ子ども

 おしゃれなホテルに行くし、たくさん実業家の女性とも会うから、

かわいい服で行くことに。実はわたしのスカートのリフォーム。

 

女性企業家をあつめていろいろな情報交換をする会議っていうのは

何度かこれまでも開催。今回の会議は、「SMEラボ」とやらを設置

しませんかっていう企画の提案でもあったのだけれど、これから

どうなるやら・・・

みんなが抱えている問題の共有セッションでは、「電気代が高い」

とか、「シッピングコストが高い」とか、いわゆるビジネス上みんなが

直面する問題が続出。主催者側から、「女性であるために、男性と

違った悩みがあるんじゃない?それってどんな点?」と質問が入ると

「そりゃあ、仕事と家庭との両立よ!!」と、続々意見が。

「男性は、仕事のストレスを家に戻ってきて発散したり、カラオケに

言ったりできるけれど、女性は家に戻っても仕事がある!!」

↓仕事と家庭との両立は、誰もが抱える共通課題

会議が終わったので、「仕事と子育ての両立」をやってるわたしは、

子どもの様子を見ようと思って急いで廊下に出ると、

なんと、リムチウホーさんが子どもと遊んでいるではないか!!

↓カンボジアで一番有名であろう女性大実業家

雑誌で見たり、会議でなんどか見かけたことはあったけれど、

 こんな近く出会うのは初めて・・・・と感激しつつ、いそいで

写真撮影!!タイムイズマネーの実業家、チャンスをのがすと

二度とこんな機会はないのだ!!

↓額に入れて飾らないと・・・・ 

 主催者もやってきて、「こどもも一緒にランチ」と誘われ・・・

↓女性実業家にまじって大興奮のこども 

 女性省大臣もスピーチ。「子どもうまれたのね~おめでとう~」

と笑いつつ、しっかり仕事の話をする大臣。

 ↓インターコンチネンタルのランチなんて久しぶり・・・・

 でも、子どもにミルクをあげつつ、だっこしつつ。

まともに食べられたのは、パンくらいかな?

 

見ているだけでも、うれしくなっちゃうランチ。

でも甘いものは食べられないのだ~

 日本のテレビ局も取材に来てて、女性起業家にインタビュー。

それにしても、この格好すごくない?赤色の超ミニスカートなんだけど・・・

 

 

女性実業家との集まりは、パワフルな女性ばっかりなのでとっても楽しい☆

 

子どもにも、こういう人たちに接しながら育ってほしいなあ・・・・・

 

 

 

 


キリロムへの小旅行

2011年03月09日 | カンボジアの生活

 

国際女性の日、きんちゃんとゆりちゃん家族と一緒に

キリロムへ小旅行。

↓キリロムの入り口、通行料を払う

道路はきれくなったとはいえ、まだぼこぼこ。

子どもをかかえてたので、頭ぶつけないように注意!!

 

お昼ごはんは、キリロムで購入。

↓わたしたちのランチ

2時間くらいでつくかなと思いきや、交通渋滞などなど

があって、3時間弱もかかってしまい・・・・

↓とってもおなかがすいてたので、焼き菓子購入

もち米とバナナの焼き菓子と、ココナッツともち米のお菓子。

1歳くらいの子どもの世話しながら、お母さんの女性が作って販売中。

 

↓ごきげんの子ども

 

↓ゆりちゃんママが買ってきてくれた韓国風のお菓子

休日だからか、大勢のグループがきてて、とっても

にぎわってる様子。

 

↓キチロムリゾートにもちらりと寄って見学

 

ゆりちゃんと会うと、よだれがでる子ども。

将来が楽しみねえ。