ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

大学院の講義と修士論文口頭審査

2011年03月14日 | カンボジアで感じたこと

 

 

プノンペン大学の大学院での修士論文審査。

今年は5名も担当したので、昼夜問わずかかってくる

学生からの電話相談対応に追われ・・・・

 

 ↓父親の子育て参加について研究成果を発表する学生

 

カンボジアは、日本と違ってて、指導教官が担当学生の論文審査

パネルに入れない制度。

今年の学生のテーマは、ラジオを通じての女性のエンパワーメント、

ジェンダー主流化活動グループのこれまでの成果とチャンレジ、

家庭内暴力の原因とインパクトについて、若者の社会開発への

参画、と、父親の子育てへの参画。

いやはや、みんな一生懸命がんばったなあ・・・・

 

自分が審査を担当したのは、家族計画への夫の参画について。

なかなかいい研究だったのだけれど、学術的というよりも

事業評価のような調査で、まだ磨き上げる必要性があるかなあというかんじ。

 

口頭審査と平行して、大学院では講義もあって、あっち行ったり

こっち行ったりのわたし。

 

↓東南アジアの民主主義体制について協議

先週、民主主義か経済発展か??っていう議論をしていたので、

学生たちの関心シンガポールとかマレーシアの「民主主義」

 

↓講義の合間、口頭審査を終えた学生とランチへ

 

「ムスリムの店なんだけれど・・・」と連れて行かれたのだけれど

とっても美味しい☆

↓焼きそば、とってもいい味

ぐっすり寝てる子ども

講義をやって、論文審査に立ち会って、子どもの相手もして

すっかりくたびれ・・・・仕事と子育ての両立は体力勝負だあ。

まあ、ともかく、担当してい学生3名の審査は終わったし、

自分が主査をした学生も終わったので、ちょっとほっとしたかな。

 

↓夜遊びに向かうわたしたち

 

↓一緒に食べたいかな?

パチャランに久しぶりに行ったら、「しばらくこないと思ってたら

子どもうまれてたのね~」とお店の子に言われ、

でもその彼女も臨月だそうな・・・・この国、ほんとにニンプ多いなあ。

 

それにしても、大学院の修士論文指導は大変。学生も働いているから

夜か週末しかできないし、さらに、手取り足取りの指導が必要。

自分の勉強になるから引き受けたのと、カンボジア社会をいろんな側面

から見れて楽しいけれど、この一年大変だったなあ・・・

みんなが論文書いてる間、わたしは

子ども産んだし、それぞれ成長した一年だったかなあ。

今年は、とりあえず一人しか依頼されていないけれど、来年は

ジェンダー関連の論文を書く学生がかなりいそうなので、どうなるのかなあ。