UNWOMENが実施する、女性差別撤廃条約の選択議定書に関する
セミナーに参加。
またしても、子どもと一緒に、今度はカンボジアーナホテル
へと、2日間通うわたし。
選択議定書は、個人または集団が、国による国連女性差別
撤廃条約違反によって被害を受けた場合、国連の女性差別
撤廃条約委員会に対して通報できるという措置を定めたもの。
↓参加者は、選択議定書を実際に使うことになるNGOがメイン
カンボジアは、選択議定書を批准した100番目の国だそう。
確かに、批准するとかなんとか、すっごく大騒ぎしてた
記憶が・・・・・
でも、選択議定書の個人通報制度を実際に活用するには、
まだまだきっと、とってもとっても時間がかかると思っているわたし。
セミナーでも、質問するのは、子守してくれる弁護士とわたしくらい。
だって、とっても技術的に大変な手続きだし、そもそも選択議定書に
ついて理解するのが大変なのだ。
↓休憩中、フランス語で子守してる弁護士
こどもは、相変わらず女性陣のアイドル。フランス語で
話す女の子に遊んでもらってうれしい☆
それにしても、選択議定書、批准したのはいいけれど
きっとずっとずっと使われないのではないかと思う私。
なにせ、利用できるすべての国内的救済措置を尽くしていること
が条件とされているので(例外はあり)、理論的には、最高裁まで
たたかってそれでもだめな場合に使う手段なのだ。
「トランスジェンダーとかで、男性に性別を変えたいけれど変えられない
女性が、最高裁までたたかって負けた場合、この手段で訴えられるか」って
聞いたところ、フィリピンから来てる専門家チームは「それはチャレンジだ」
としか回答持ってないし。
ま、今後どうなっていくか、NGOに期待が高まるなあ。