ジェンダーからみるカンボジア

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セックスワーク再考

2011年03月27日 | カンボジアの生活

 

 

 

今学期のジェンダー学の講座も終了。途中から引き継いだので、なんとも大変なことになってたけれど、なんとか終われそうでほっとしているところ。

↓Daughters of Cambodia でジェンダー関係者とのランチ

 

成績をつけるための基準となる中間テストとリポートは前の先生がやってくれてわたしは点数をつけるだけ。でも、期末テストはわたしが決めて実施できたので、セックスワークについて人身取引とジェンダーの視点から学生に考察してもらうことに。

 

「カンボジアでセックスワークを合法化することについて、および、配布された資料に書かれているセックスワークに対するアプローチについて、あなたの意見を述べなさい」というのが問題。

 

この配布された資料っていうのが、まあじっくり3回は辞書片手に読まないと理解できないだろうなあっていうくらい難しい資料。カンニングしまくり、コピーしまくりが当たり前のカンボジアの試験なので、絶対カンニングできないようにわたしが工夫している手段なのだ。かわいそうな学生たち・・・でも試験中に解答用紙交換しあってたり平気で回答らしきものが書かれた紙がまわったりするので、なかなかカンニング対応もむつかしいのだけれど。

↓ランチスペシャルのカルボナーラ、なかなかおいしいhohshi 

セックスーワークをカンボジアで合法化することに対しての意見は、男女を問わず、いろいろあって、

 

女性は、セックスワークをしたくないけれど、貧困とか教育がないためにやってるだけ。(女子学生)

誤ったことだから絶対だめ(男子学生)

18歳以上ならOK(女子学生)

非合法にしたほうがいいけれど、カンボジアの経済発展に貢献している(男子学生)

合法化したら、男性がそのためにお金を使って家庭内暴力やレイプが増えるからよくない(僧侶)

合法であれ非合法であれ、セックスワーカーを見下すべきでない(女子学生)

人権侵害だから反対(女子学生)

子どもと女性を完璧に保護できる制度であれば合法化に賛成(女子学生)

 

 

 

 

 

などなど、いろいろ意見があって、もっと時間をさいて議論したかったなあと思うのであった。

 

セックスワーク論は、ジェンダー関係者の中でも意見が分かれるところ。

さてさて、カンボジアはどういう方向に進んでいくのやら・・・・

 

 

 


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