ジェンダーからみるカンボジア

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ジェンダー的におもしろいドラマ

2011年03月24日 | 女性の自立

 

 

Ally Macbeal は、大好きな法廷ドラマ。すでに一回見てるんだけれど、授乳しながらの時間にまた見ているところ。こどももしっかり見てるし。

 

 

アリーがおもしろいのは、エキセントリックな登場人物ばっかりが繰り広げる人間関係も面白いのだけれど、ジェンダー的に分析できる訴訟がかなり含まれているのだ。セクハラ訴訟は多いし、女性がかかわる事件がほとんど。

今見てる訴訟は、社長の決定で毎月一回「水着を着る日」が定められている会社で、これはセクハラにあたると訴えた女性社員の会社に対する訴訟問題。社長の主張では、「学生の頃、仮装する日を設定することで学生の勉強に対する意欲が高まり学校の雰囲気もよくなった」経験があるから、自分の会社でも同じように雰囲気を盛り上げるために実施しているとのこと。また同時に、「水着を着るのがいやであればTシャツとかを上から着用する職員もいて、それはかまわない」。女性側は、自分の身体が不必要に他人の目にさらされて評価の対象(肉体として)となることは不快であり、このような強要はセクハラにあたる、と主張。アリーを含む弁護氏団は社長を弁護してて、「いやに思うのは男女とも同様であり、女性に対する差別にあたらない」という、ちょっと同意できない議論を展開。ドラマでは、法廷に水着を着た男女が傍聴人として次々登場したり(弁護士側の戦略)、まあ、なんとも面白い議論。

うちの子どもカンボジアの名前は、正義・弁護士という意味もあって、将来弁護士になるかも・・・・訴訟といえば賄賂でカタをつけるカンボジアだけれど、法廷に水着集団を連れ込むくらい遊び心のある弁護士になってくれるならいいかもなあ。

 

 

 

 

 


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