ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

サンマルクのパン

2012年08月17日 | カンボジアの外で感じたこと

 

オリックスのグリーンスタジアムの近くにあるパン屋さん「サンマルク」は、わたしが学生時代に「イチローたちがパンを買ってる店」って評判になってた店。

存在すら忘れてたし、ず~いぶん長い間行ってなかったのだけれど、記憶をたどってパンを買いにお出かけ。

外見は平凡なつくりなんだけれど、内装はシックで明るくって、なかなかいいかんじ。

店内にはカフェレストランも併設していて(現在はパン屋よりこちらがメインになってるらしい)、店内はお客さんでいっぱい。

今回はすでにランチを食べて行ってたので、場所の確認と、パンを買うだけに寄ったわたしたち。

↓なんだか、不思議ないでたちの子ども、長靴が大好きなのである・・・・

午後に行ったからか、パンはほとんど販売してなくって、お菓子類がメイン。

レストランでは、どの料理もパンが食べ放題になってて(パンをかごに入れた店員さんが巡回してる)、そのパンが販売されてる。小さいサイズで、子どものお菓子にぴったりサイズ。

↓行列ができるらしく、広い待合もある店内

パンは、6種類買ってみたのだけれど、どれもシンプルな味で、朝食に食べるかんじのパン。子どもはおやつがわりにしっかり食べるのであった。

日本にいると、パンがとにかくおいしくって、毎日夕方のお散歩途中にサンドイッチとか買って子どもと二人で食べてるわたしたち。プノンペンも、パンがもっとおいしくなるといいのになあ・・・・

 

 

 

 


1勝9敗

2012年08月17日 | カンボジアの外で感じたこと

 

タイトルに惹かれて手に取った本、「1勝9敗」。筆者は、ユニクロの柳井さん。経営論を書いている本みたいなので、読んでみることに。

↓ポルトバザールまでお散歩、Starbucksで休憩

 

それほど面白い内容ではないし、ジャックウェルチとかコリン・パウエルの経営学・人を動かす術の本のほうが圧倒的に説得力もあるし面白いんだけれど、ちゃんと女性の雇用について考察してある一章が設けてあるところがえらい!!!!と感動するのである。さすが、新世代のリーダーはえらい!!!

というのも、うちの大学の経営学で使用されてる500ページくらいある分厚い英語のテキストを見ても、どこにも女性への配慮(あるいはセクハラ防止のための章)がないのだ。学生たちに、「こんな教科書はダメ、担当教官に文句言ってね」と指導しても、経営学の先生から苦情がこないので、きっとだれも声を上げないんだろう・・・・・

柳井さんによると、「社会における男女の役割についての考え方は、10年前も50年前も基本的にほとんど変わっていない。いまだにそのまま続いているのではないだろうか」というもの。彼自身は、女性をもっと登用したいし活用したいのだけれど、なかなそういかないのだそうな。その理由は、結婚と出産が課題だそうな。優秀な女性でも、結婚とか出産を理由に退職してしまう女性が少なくないそう。今から10年前に書かれた本だから今ならちょっとは違うのかな・・・・・・

↓母のWARPを取り上げて、全部食べちゃう子ども・・・・・あーあ・・・

女性管理職にどうやったらもっと多くの女性が活躍できるか聞くと、「女性をお嬢様扱いしちゃだめ」とのこと。そのためには、女性に特有の問題(生理など)を理解しつつも、女性を男性と対等に扱う上司を育てる教育が必要、との分析。

わたしは、大学という圧倒的多数の教員が男性という職場で働いていても、女性だからといって特別扱いされたことはないなあ・・・・・教員室で授乳やらざるを得なかったのはちょっとどうかと思ったりもするけれど。女性教員に対する配慮はもっとあってもいいと思うものの(男性教員ばかりの中で講義前に化粧直ししたりするのは居心地が悪い)、20代ではないわたし、その辺は臨機応変にやってるのである。

専門分野のジェンダー関係の仕事では、関係する圧倒的多数が女性だから、性別なんて関係なく、実績と能力で判断される社会。そう考えると、女性の中で働くっていうのは、気楽だし、能力勝負だし、恵まれた環境で仕事してるのかなあ・・・・・・