ジェンダーからみるカンボジア

カンボジア社会について、ジェンダー視点から色々な情報をお届けします。

神の子どもたちはみな踊る

2012年08月14日 | カンボジアの外で感じたこと

 

 

「神の子どもたちはみな踊る」は、村上春樹の作品で、神戸大震災のあと、無関係な6人の男女におこった不思議な事件を短編小説にしたもの。子どもが公園で遊んでる間に子守をするのに、ちょうど短編だし便利なので、携帯してお散歩に持参。

↓購入した本を手放さない子ども

どのお話も素敵なんだけれど、「かえるくん、東京をすくう」が好き。東京大地震を起こす計画をしている「みみず」を退治するために、「かえるくん」がさえない銀行員をさそって戦うっていう話で、なんともこっけいなところが面白いんだけれど、ともかく壮大な夢があって素敵なのだ。

子どもの顔をみながら、「かえるくんが・・・・」とか言ったら、おもしろいだろうなあと思うのである。

↓お散歩&遊びの途中のマストアイテム、フレッシュなサンドイッチ

 

それにしても、日本の生活はカンボジアでの生活と全然違って、仕事に専念する時間が毎日数時間しかとれなくって、自分のペースが完全にこわされていて、改めて悲惨だなと感じるのである。

カンボジアにいると、仕事人間のわたし。普段、家事も子育ても全くやらず、周囲のことをすべて忘れてえんえんと仕事に没頭するか、食べて飲んでるだけの毎日。ところが、日本に戻ってくると、料理から洗濯から掃除、さらには子育てもやらざるをえなくなって、そりゃあもう大変な目にあうのである。

子育てって、大変なのだなあ・・・・と、当然のことを改めて感じて、世の母親たちはえらいなあと尊敬するのである。研究者の知り合いの先生たちも、子育てしている人がいて、どうやってストレス解消してるんだろう・・・子どもはたまらなくかわいいし大好きなんだけれど、まだ宇宙人なので会話もできないし、いやはや、忍耐あるのみなのだ。

子どもを寝かせるのも大変、顔ぶつけたりこけたりして泣くから抱きしめてあやすのも大変、公園に足を踏み入れるのなんて拷問にちかい・・・・・。普段、マウにはほんとにお世話になってるなあと、改めてつくづく感謝の気持ちでいっぱいになるのであった。おみやげ買って帰らないと。