東寺を後にして、妙法寺へ。
妙法寺は全国に3500もの末寺を有する臨済宗妙心寺派の大本山で、その中に玉鳳院は花園法皇が妙心寺創建の際に一院を設けて禅宮とされたところと伝えられています。
現在の建物は明暦2年(1656年)に改建されたもので、内部の襖絵は、狩野益信、永真の筆で飾られています。
並んで開山堂(重文)は、妙心寺の開山、関山慧玄が祀られており、「微笑庵」とも言われ妙心寺内では最古の建物です。
開山堂 玉鳳院の襖絵
花園法皇が、この玉鳳院を創建するにあたって三顧の礼をつくして関山を呼びますが、なかなか首を縦に振らなかったのですが、釈迦の弟子がしたように微笑んで来たと伝えられたのを後の弟子達が建立して「微笑庵」と名付けられたそうです。
開山堂の傍には織田信長、武田信玄、勝頼の石塔があり、また豊臣秀吉の長男・鶴松のお堂もあります。
この妙心寺には、玉鳳院を初めとする塔頭が48箇院もあります。
尚、塔頭とは、大寺院の敷地内にある小寺院や別坊のことです。
ここも通常は非公開で、写真も写すことが出来ません。