徒然なるまま”僕の趣味と遊ぶ”

タイガース、水彩画、鉄道などの、僕の気ままな”独り言”

ビキニデー

2007年03月01日 09時20分45秒 | 今日は、何の日

暖かかった2月も終わり、今日から3月です。
例年では、これから暖かくなるという明るい気分になってくるのですが、今年はちょっと様変わりしています。 この暖かさが、地球温暖化が原因とすれば、先行き不安な気持ちになるのは僕だけでしょうか?

今日のこの日は、1954年(昭和29年)、アメリカがミクロネシアのマーシャル諸島内・ビキニ環礁で水爆実験を行ないました。

   ビキニ環礁での水爆実験

ビキニ環礁での水爆実験はこの時が最初ではなく、1946年から行なわれていたのですが、この1954年の「ブラボー実験」の際、爆心地から150Kmほど離れていたところで操業していた日本のマグロ漁船「第五福竜丸」が死の灰を浴び、無線長の久保山愛吉さんが亡くなるなどの放射能被害を受けました。
日本では、これを機会に一気に反原子力運動が盛んになります。

  
                    第五福竜丸の航路

ビキニ水爆は日本の漁船だけに被害があったわけではありません。
現地のロンゲラップ島の住人も多数被爆しました。
当時、アメリカ政府は、風向きの変化が原因としていたのですが、実際は住民に被害が及ぶのは承知の上で実験を行なったものであることが分かりました。

ビキニでの水爆実験は合計67回にも及び、この結果爆心地の3つの島がこの世から消滅しました。

この「ブラボー実験」と呼ばれる水爆の威力は、広島型原爆の1000倍であるとのことです。
この水爆実験が元で、日本の怪獣映画史上最大の名作「ゴジラ」が生まれました。
ゴジラは核実験の衝撃で長年の眠りから目覚めた恐竜ののです。

「ビキニの水着」というのは、ビキニの水爆のように衝撃的な姿であることからフランス人のルイ・ルアールが考案・特許をとったものです。