徒然なるまま”僕の趣味と遊ぶ”

タイガース、水彩画、鉄道などの、僕の気ままな”独り言”

阪神タイガース キャンプ打ち上げ

2018年02月28日 14時27分19秒 | 野球・タイガース

厳しかった寒さも一段落し、やっと春の足音が感じられるようになりました。
球春響けとばかりにプロ野球のオープン戦も先週、始まりました。
ペナントの開幕は、1ヶ月先の3月30日で、阪神はビジターで東京ドームでの巨人戦から長いレースが始まります。

さて、2月のキャンプも順調に進み、評判も上々で、監督からも優勝宣言も飛び出しています。
毎年、この時期、期待が膨らむのですが、今年は例年以上の手ごたえがあるようです。

その期待に副うだけの戦力が整ったのでしょうか・・・

 

大きく変わったと言えば、サードの鳥谷がセカンドに、サードには大山、というコンバートが発表されました。
もう一つ昨年とは大幅に戦力アップと言われる、新外国人のロサリオです。
今のところ多くの評論家の意見もアナのない長距離ヒッターで、守備も問題がないということで昨年、苦しんだ4番バッター不在も解消されるのではないでしょうか・・・

  サード 大山 

野手ではセンターラインがまだ決まっていませんが、そこは競争でお互いを高めていって欲しいものです。
僕の希望的観測では、まずキャッチャーは梅野が本命ですが、他にも坂本や長坂の成長も期待したいです。 

  
    4番候補 新加入 ロサリオ       キャッチャー 梅野 

 ショートには今のところ、糸原が有力と思うのですが、北条や西岡も虎視眈々と狙っています。

外野はもっと熾烈な戦いをしています。
有力は中谷ですが、高山、俊介、江越、新人の島田なども試合展開などでセンター以外の守備の機会は多くあり、その機会をどう掴んでいくか・・・・

すべての守備位置が決まっていては競争心もなく、個人成績だけでは、チームの向上心もなく試合も興味が薄れるのは僕だけでしょうか・・・

チームは、個人成績の積み重ねですが、その個人も多くの個人が集まってこそより高い目標が成し遂げられるのではないでしょうか・・・ チーム力の結束がチームをより強くするようです・・・あのオリンピックでも証明されたように・・・

  
   復調するか・・・藤浪          2年目の才木 先発候補か

投手陣は、藤浪次第と言われ、先発にメッセ、秋山、能見、に続く確たる投手が不在の中、岩崎が戻り、岩貞、青柳、才木、小野の中で調子の良いものを優先させるのでしょう。
中継ぎを含め、投手陣は昨年とほとんど変わりのないメンバーですが、その中でも藤浪の出来次第でチームのムードも変わると思われ、復調が期待されます。





映画 「 羊の木 」

2018年02月08日 10時48分29秒 | 映画・社会

この映画の想定が、いかに原作が”漫画”と言えども、大胆な想定になっています。
素性の知れない男女6人、彼らは全員、元殺人犯で、刑務所を出てきたばかりの人たち・・・
この設定と”羊の木”という題名に興味をもって、見に行ってきました。


その6名を、寂れた港町・魚深の市役所職員の月末 一 (錦戸 亮)がその受け入れを命じられました。
そのことを知っているのは、上司のほか誰もおらず、秘密裡に勧められる国家プロジェクトとして進めらます。
これは、再犯の防止だけではなく、地方の過疎化にも役立てようとする目的だそうです。

  
  清掃員 栗本は、海岸を清掃中、羊の木のプレートを拾います。はて、このプレート
  が、この映画にどんな関りがあるのでしょうか・・・              
  

彼らを出迎える月末もその異常性に驚くが、初めはそれぞれ仕事をこなしてゆく中で、趣味であるバンドの練習にも励みます。

そのバンドの練習に彼らの一人が入ってくることによって、話はあらぬ方向に進んでゆきます。

  
       文 に接近する宮脇              


それと並行して、この街の異様なお祭り”のろろ祭り”も、この映画を盛り立ててゆきます。
のろろ祭りの”のろろ”とは海から来た悪霊で、生にえとして二人が身を投げ、そのうち一人は助かるが、もう一人は死体も上がらないという言い伝えがあると言われています。

物語は、港で発生した死亡事故をきっかけに、月末の同級生・石田 文(木村文乃)をも巻き込み、街のひとと6人の感情が徐々に交錯してゆきます。

その6人とは・・・
つり船屋 杉山勝志 役   北村 一輝
介護士  太田理江子役   優香
清掃員  栗本清美 役   市川実日子
理髪師  福元宏喜 役   木澤 紳吾
クリーニング店員  大野克己役 田中 沢
宅急業者 宮脇一郎 役   松田 龍平

         

  物語は、この6人がどのようにかかわってゆくのか、あの”のろろ祭り”での騒動は・・・
 文に接近してゆく宮脇は・・・月末の父と介護士とは・・・
 死亡事件の犯人は・・・そして”羊の木”とは・・・


さて、最後まで、私には”羊の木”の意味が分かりませんでした・・・

推測するに、ヨーロッパでは、木綿は羊の木から取れるという言い伝えがあり、この単純な発想、考え方がこの物語とどのように関係するのか? 
要はあまり難しく考えずに単純に考えることの大事さを言いたかったのでしょうか・・・


新線に積極的な阪急電車の実現性は・・・ ③

2018年02月05日 11時07分07秒 | 鉄道のよもやま話

阪急電鉄が発表した5つの新線計画も資金面や工期など多くの課題を含んでいますが、それでもこの時期、積極的な理由とは何なんでしょうか・・・

まず、2016年からJR北梅田駅を本格的に着手されたことが阪急を積極的に新線を考えた一因と思われます。
このJR北梅田駅は、JR東海道線から支線として新大阪ー福島の地下化が完成するとJR西日本の関空特急「はるか」が乗り入れる計画です。
北梅田駅が2023年に完成予定で、なにわ筋線の開業予定が2031年の予定で、JR西日本と南海の関空アクセスを難波と北梅田を結び、JRは40分、南海は38分で結びます。

  北梅田駅 工事  

つまり、JR地下線と新駅の工事が本格化しているなか、2018年度の政府予算に盛り込むためにも、阪急も早めにこの計画に参戦しないと北梅田駅への乗り入れが難しくなるので、この時が阪急が決断するには最後のタイミングだったのではないでしょうか・・・・

 

 北梅田駅工事


 

そこでこの新線工事に政治家の力が必要となります。
1番積極的なのが大阪維新の会で、府市とも優勢な間に計画を進める必要があります。
以前から、東京に比べ、大阪の地下鉄が私鉄への乗り入れが進んでいないのは、市営地下鉄が原因とされ、昨年から民営化が進んでいることが乗り入れなどが推進出来る環境が整っていることも大きな要因の一つです。
また神戸市営地下鉄への乗り入れも現市長が積極的なのも推進の原動力になっています。

 他に「うめきた」開発(貨物駅移転が遅れていたが2024年に完成のメドがついた)やグランフロント大阪の運営に参加しており、北梅田は、今後の阪急の拠点としたいところです。

   

また、過去に旧運輸省系の審議会が約15年ごとに答申が発表されることを考えれば、関西の場合2004年に答申されていることから、2019年つまり来年にも次世代の鉄道計画をデザインした答申が出ると予想されることも、阪急の動きが積極的になっている一因ではないでしょうか・・・

                     (これらの情報は、昨年12月の東洋経済を参考にしました)

 

 


新線に積極的な阪急電鉄も実現性は・・・②

2018年02月02日 09時03分04秒 | 鉄道のよもやま話

前回、阪急電鉄は ”なにわ筋線構想” を含む新線構想を5つ検討していることを書きました。
その実現性について、まず資金面での問題を述べましたが、今回はそのうち3つの構想が重なる十三駅に問題があります。

3つの新構想の接点となるのが十三駅です。
その3つの新構想とは、1、なにわ筋連絡線(十三~北梅田) 2、新大阪連絡線(十三~新大阪) 3、西梅田・十三連絡線(西梅田~北梅田)です。

  

この十三駅は、現在、阪急電車の神戸線、宝塚線、京都線の接点でもあり、ここに上記の連絡線を接続させるには、周りが密集の商業地であり、自ずと地下駅が想定されます。

そしてこの3つの構想だけではなく、これが出来れば5つの構想も含めると、伊丹空港や関西空港、新大阪駅、難波などからも直通列車が乗り入れることが出来ます。

そこでこれらの連絡線を繋ぐのは、地上での現在の3線との接続は、無理で、たとえ地下化されても莫大な建設費と工期が必要となります。

地下駅が出来るとしても、単純に考えて、現在の3線から個別に地下に入り、それぞれから北梅田や新大阪に分離させるという方法が考えられます。

    
 
別に、京都線の淡路駅、神戸線の神崎川駅それぞれから地下で新大阪駅を経由して十三で接続させ、そこから北梅田につなぐ方法もありますが、いずれにしても費用と工期がかかることは必至です。

将来の北陸新幹線やリニア新幹線をも見据えた戦略をあわせて考えてゆかなくてはなりません。

現状と将来を見据えて採算性などあらゆるところを考えて、どうクリアしてゆくか、阪急電鉄の手腕が問われます。

阪急電鉄が新線計画に積極的な訳については次回に述べます。