徒然なるまま”僕の趣味と遊ぶ”

タイガース、水彩画、鉄道などの、僕の気ままな”独り言”

トラの江越 , 救世主になれるのか!!・・・

2015年07月30日 16時50分16秒 | 野球・タイガース

混迷を続けているセ・リーグは、どこも決め手を欠き、優勝戦線異常事態の状態が続いています。

昨日は上位3チームが勝ち、徐々にこの上位が固定されるのかと思いたいのですが・・・どうやらまだまだ絞り込むことは出来ないと思います。

 

この混戦状態を抜け出すのは、そのチームに救世主が現れること・・・とも言われているのですが・・・・
その救世主に、トラの江越がなれるのでしょうか?

江越の最近の活躍は、確かに素晴らしいものです。
今季通算の打率は、0.179 と2割に達しないものが、ここ7試合で、
打率0.375      3ホームラン 8打点の成績です。

  
   7回 江越 同点4号ソロ         9回 江越 決勝2塁打  
       
(日刊スポーツから)

問題は、この成績が持続出来るかどうかにかかって来ることです。
もちろん、それによって、他の選手の活躍も当然、必要です。
昨日の試合だけについて言えば、4回に逆転され、試合は膠着状態になり、このままでは敗戦濃厚の雰囲気でした。
つまり、彼の活躍だけがクローズアップされるということは、他の選手が活躍していない?と言うことにもなるのです。

この状態の中7回に、江越が初球を強振すると左翼席に同点4号ソロが飛び込みました。
本人によると、「初球からいくと決めていた」とのこと、それも「積極的にいくのが自分の持ち味、それを続きたい」とも・・・

そして9回の決勝打についても「前の打席はまっすぐだったので変化球に絞った」としてこれも初球から強振したものです。

     
 ヒーローインタビューを受ける江越   能見 7回2失点も勝利つかず・・
                                                                     ( 日刊スポーツから)

 

これで彼が今後の活躍を保証されるものではありませんが、今までのトラの選手にはにはなかった積極性や、思い切りの良さが、この江越にはあるのではと期待したいものです

ただ、これからは相手も研究してきます。
これを克服することができるか、そして彼の活躍がトラの勝利を呼び込むことが出来るか、今後 彼の活躍に目が離せません。


阪神電車のあれこれ - 4 -

2015年07月28日 20時47分25秒 | 鉄道のよもやま話

阪神電車の歴史の中、村上ファンドの及ぼした影響は、阪神電車の歴史を根底から覆しました。

前回まで村上ファンドについて書いてきましたが、それまでの阪神電車とそれからの阪神電車に分けて話さないといけないようです。

今回は、それまでの阪神電車について書いてゆきたい思います。

阪神電車は発足当時は、摂津電気鉄道という社名でした。
その発足は、明治31年(1898年)で、日清戦争が終わり、今度は日露戦争が始まろうかと言われる時代で、阪神電車の開業も危ぶまれましたが、明治38年(1905年)に大阪出入橋と神戸三宮間が開通しました。

   阪神電車 出入橋停留所



社名は、1899年に阪神電気鉄道株式会社と改称しており、現在に至っています。
開通にあたっては、旧国鉄東海道本線と競合するため、国の認可が下りず、この問題を回避するため、私設鉄道法ではなく内務省の軌道法による電気軌道として特許を申請し道路上に線路を敷くということで許可を取ったということでした。

つまり、路面電車で免許が下りたのですが、軌道のどこかが道路についておればよいということで、大阪出入橋と三宮付近と中間の住吉、御影付近のみ路面電車とし、その他は専用軌道にすることによって、高速運転を可能にしました。
 
   
  初代社長 外山 修造       阪神電車 1号車     



阪神のこの時の判断が、今後の軌道条例であっても高速鉄道として施行出来ることとなり、以降の京阪電車、京浜電車や箕面有馬鉄道(後の阪急)が開通することが出来たことになりました。

 


トラ、後半戦 好発進・・・でも・・・

2015年07月23日 17時12分23秒 | 野球・タイガース

後半戦最初のカード対巨人3連戦を2勝1敗とし、5割復帰でヤクルトと共に首位となりました。
でも、もろ手を上げて喜んで良いのか、まだまだ先行きは不透明です。

4ゲームの中に6チームがひしめき、どのチームも決め手を欠いている中、トラのチーム内容は決して良いとは言えません。

 
  
 昨年より上回っているものがありません・・・・

 

数字的はもちろん、人材的にも今がギリギリのところではないでしょうか?

昨日の試合は、巨人のポレダに4戦4敗で彼の防御率は対トラ1,75で1試合に2点も取れない状態の中、初回に新井の一撃で3点も入ったのだから、この試合は、余裕をもって見れると思っていたのですが・・・

新井の打球もセンター立岡の守備のまずさが、この試合を有利にしたのですが、それにプラスアルファーが出来ないところが、試合を重苦しく、ヒヤヒヤしながらの試合展開になってしまうのです。

江越の1発がやっと、この試合が勝てる見通しに繋がりました。

  
                上記の表はいずれもNHKBS放送から


何も楽に勝てるかを考えた場合、野球は点取りゲームということから、打ち勝つのが一番です。
しかし、打撃は水物と言われる通り、常に打ち勝つということは出来ません。
打率だけではなく、それがいかに得点に結びつくか、いわゆる得点圏打率が大事になってきます。
残念ながら、得点圏打率が悪く、勝負弱さが目立ちます。

同時に、走攻守三拍子をバランス良くつないでゆくことが、得点につながる大事な要素なのですが・・・

しかし、この走攻守、どれも得意なものはなく、不得意な事ばかりです。
数字的にも首位にいる数字ではありません。

6,7番が不安定です。
昨日の新井と江越のように、一発の魅力に期待したいのですが・・・
ケガで休んでいる隼人のほか今成、坂、大和、俊介など候補はたくさんいるのですが、なにか小さくまとまっているという感じで、安定感に乏しく、長打にも魅力に欠けています。
ここに人材的にギリギリと言われるゆえんです。

  22日のヒーロー
   もう少し安定感があればよいのですが・・・・・贅沢かな!!!

こうなれば、ラッキーボーイの出現で、チームの数字的な不利を克服して、チームに活気を与えて欲しいものです。


映画 「HERO」 (2015)

2015年07月22日 16時54分15秒 | 映画・社会

TVドラマも時々しか見ておらず、映画を見にゆく予定ではなかったのですが・・・
ということで例によって予備知識はほとんどありませんでしたが、見ているとついつい引き込まれました。

  

交通事故からこの話は始まりました。
ネウストリア公国大使館の裏通りでコンパニオンの女性が車にはねられ死亡しました。
この事件を担当した東京地検の久利生公平(木村拓哉)は、事務官の麻木千佳(北川景子)とともに事故を起こした運転手の取り調べをはじめます。

その二人の前に、久利生の前の事務官雨宮貴子(松たか子)が現れ、彼女は今は大阪地検の検事として活躍しており、暴力団の恐喝事件を追っており、その重要な証人が今回の被害者女性で、これは単なる交通事故ではないと、合同で捜査を始めます。

  
 映画の大使館前 右の 兵庫県公館 とは門扉が違います。

この映画の舞台になるネウストリア公国大使館をどこかで見たことがあると思ったら最後の撮影協力のなかに兵庫県公館とあり、やっぱりと思いました。

そしてこの映画の問題点としては、大使館は治外法権であり捜査ができないという壁をどう破ってゆくのかどのように捜査を進展させてゆくかが、この映画の見所でしょう。

 


阪神電車のあれこれ  - 3 ー

2015年07月17日 10時47分57秒 | 鉄道のよもやま話

阪神電車を語るには、村上ファンドの株式公開買い付けについて話さなくてはなりません。
村上ファンドがなぜ阪神電車を狙ったのかは前回に述べました。

では、村上氏は阪神電車をその後どうする考えだったのでしょうか・・・
阪神電車は、大阪~神戸間をJR西日本と阪急電車と競合しており、ここは、同じように競合している京阪電車と統合させる思惑があったと言われています。

この以前に、阪神電車社内でも京阪電気鉄道と統合を検討したことがあったため、同社との株式買取の交渉を行いました。
しかし、価格的に折り合わず、合意することが困難とみるや、阪神首脳陣は、阪急HDに村上ファンド保有の株式買取を持ちかけます。

線路は競合するも、梅田界隈の資産を保有する阪神電車が魅力的ということもあって、この話に乗ってきたというのが実情だったようです。

   

「阪急阪神ホールディング(株)」の統合形態と資本関係  
   (2006年10月1日 阪急ホールディング(株)からの商号変更)
 1、阪急電鉄(100%子会社)
     ・宝塚歌劇団 (阪急電鉄の一部)
 1、阪神電気鉄道(100%子会社)
     ・阪神百貨店(阪神電気鉄道の100%子会社)
      現在は、エイチ・ツー・オーリティリング(阪急阪神百貨店に統合)
     ・阪神タイガース (阪神電気鉄道の100%子会社)
 1、阪急ホテルマネジメント(100%子会社)
     ・ホテル阪神 (阪急ホテルマネジメントの100%子会社)
      現在は、阪急阪神ホテルズ
 1、阪急交通社(100%子会社)
      現在、阪急阪神交通社ホールディングへ再編

      
       阪急梅田駅に阪神タイガースの広告が・・・

 


トラ、いつもの拙攻で前半3位でターン・・・・

2015年07月16日 13時05分14秒 | 野球・タイガース

昨日、広島に勝てば首位ターンが出来たのですが、チャンスはあるのですが悉くつぶし、今季前半戦をゼロ敗で終了しました。

満塁が2度あり、ヒット6本、四死球8個ももらい、残塁12でここというところで1本が出ません。

昨日の試合は、今季トラの試合の内容そのものでした。
投手が滅多打ちにあうか、もしくはここ一本が出ず、拙攻で投手を見殺しにする二つのパターンがあります。

昨日の試合は、そのうち後者といいたいのですが、それ以上に悪いのは四球を出しての失点は、いただけません。
不快感といらだちだけが残る後味の悪い試合が多すぎます。

勝率5割が、昨日読売に勝ったDeNAだけで、あと5球団は負け越しているという異常事態のなか、どのチームも決め手を欠いており、昨日のような試合をしていては、この乱セを抜き出すことは難しいようです。

 

   

  
  上段 左から メッセンジャー、 藤浪、ロゴとスローガン  
  
下段 左から 能見、トラッキー 岩田           
     出でよ!! この4人の投手以外に、第5、6の投手を・・・ 

 

オールスター後の甲子園球場での、7月20日からの読売3連戦、7月24日からのDeNA3連戦が、今後を占う戦いになることでしょう。
願わくば、この6戦を4勝2敗で乗り切れれば・・・・

9月が勝負の時という説もありますが、ここは開幕と思って、スタートダッシュと行きたいものです。
       

幸いなことに今年のトラは、本拠地では勝ち越しています。
数字的なことは不利なことばかりですが、甲子園で勝ち越しているということに頼らざる得ないところが少々情けないところです。

 


今年(2015年)の水彩画から  -1~3月 -

2015年07月14日 19時47分43秒 | 芸術・水彩画

年の途中ですが、今年 作成した水彩画を載せてゆきます。
ほとんどが出かけた時の思い出の一端です・・・・

 
   1月の作品  以前訪れた”大正池” 小雨が降っていました。

 

 
 2月の作品 尼崎駅南の”寺町界隈” 阪神・尼崎駅の賑わいが感じられません。

 

 
   3月の作品 昨年1月に訪れた奈良・西ノ京界隈 朽ちた塀が印象的でした。



トラ、 Gに辛勝・・・踏みとどまる

2015年07月12日 20時38分44秒 | 野球・タイガース

読売に連敗していたトラが、一矢報いました。

一昨日はメッセンジャーが、そして昨日は藤浪が撃ち込まれ連敗していたトラが、3戦目の今日は、辛うじて勝ちました。

特に11日の藤浪は、自身6連勝していた投手とは思えない乱調で先行きが不安視されました。
藤浪自身だけではなく、12日も負ければトラの命運が尽きるとまで思われました。
藤浪自身も今季最悪の7死四球と7失点、その上、トラ自身も東京ドームで6連敗と最悪の状態でした。

この最悪の事態を打破するには、12日に勝つ以外にないと思われ、大げさに言えば、12日の勝敗が、今期の命運がかかっているといっても過言ではなかったようです。

メッセンジャーも藤浪も、打線の援護が期待できないなか、思い切った投球が出来なかったのではないかとも言われていました。
そのような中、12日の岩田も同様で、追い詰められた心理状態ではなかったかと思われました。

2回、1死1,3塁の好機に、上本のサードを襲う一撃が、村田に好捕された時には、運もツキも見放されたかと思ったのですが・・・

  
   8回、代打狩野のセンター前で勝越し 代打新井のレフト前で加点3点目を。

 

 鳥谷を1番にあげ、新打線と言っていますが、何のことはない勝負を決めたのは、8回、代打の狩野、新井でした。
4点目は、鳥谷の犠牲フライですが・・・


勝ったから良かったものの、先行き不安なのが、オ・スンファンです。
12日も1発を打たれ、最近の内容は、クローザーとして疑問を持たざるを得ません。

いずれにしても、今期も前半戦は、あと2試合で終了します。
例年、トラは、夏場に失速し、優勝争いからズルズルと離れてゆきます。
今年はどうなることでしょうか・・・


阪神電車のあれこれ ー 2 -

2015年07月10日 21時29分05秒 | 鉄道のよもやま話

阪神電車は、愛称で、正式名は、阪神電気鉄道株式会社です。
が、現在は阪急・阪神ホールデイングの完全子会社です。

阪神電車は、独自の歴史を刻んできたのですが、あの村上ファンドによる買収問題に端を発して、阪神電車の独特の歴史に幕を降ろし、今までの競争相手の傘下に入らざるを得ないという屈辱的な歴史を語らなくてはなりません。

2006年6月19日に村上ファンドの株式公開買い付け(TOB)が成立し、阪急ホールディングの連結会社となりました。

その年の10月には、阪神電気鉄道株1株につき、阪急ホールディング株1.4株を割り当てる株式交換を実地し、完全子会社となりました。

     

 

村上ファンドは、なぜ 阪神電気鉄道という会社を狙ったのでしょうか??
その大きな理由は、西梅田や甲子園という自社が保有する不動産に大きな含み益を持っていることに目をつけたのです。
その他にも、阪神タイガースという超優良コンテンツをも保有していること。
また、電鉄としても、当時建設中の西大阪線延伸線(現在の阪神なんば線)が今後膨大な価値を生み出すと考えました。
つまり、大阪キタ(梅田)、ミナミ(難波)それに神戸、姫路や奈良をも含むアクセスが、将来的に関西の広大なネットワークを構成することになると考えたのです。

この資産価値が、株価に反映されておらず、今後 株価は十分上がると判断し、阪神の株式を取得し始めました。

       

村上氏は、この阪神電気鉄道の株だけだはなく、阪神百貨店の株をも取得に乗り出しました。
これは、親会社の阪神電気鉄道が完全子会社化する予定の阪神百貨店の株を取得すれば、1.8倍の阪神電気鉄道の株式が取得することが分かり、阪神百貨店の株式の取得にも走りました。

そのことが世間に知れると、阪神タイガースの報道が重きをおいたため、阪神ファンを始め多くの野球関係者から村上氏に非難が集中しました。

その後、京阪電気鉄道との統合の話などがあり、最終的に阪急HDの傘下に入りましたが、そのことについては、次回に・・・・


阪神電車のあれこれ -1-

2015年07月08日 19時26分39秒 | 鉄道のよもやま話

先月、阪神電車「赤胴車、さようなら」という記事が出ていました。
クリーム色と朱色の車体の塗色から「赤胴車」の愛称で沿線住民に親しまれた阪神電車の車両が、本線での運行を終了しました。

赤胴車は1958年(昭和33年)に運行を開始し、特急や急行として活躍 していました。
この「赤胴車」という愛称は、少年剣士「赤胴鈴之助」の漫画やテレビアニメからつけられたと言われています。

  
              赤 胴 車           

僕は、この赤胴車よりも、高速運転用801形の半鋼製の電車の方が愛着があります
今からすれば、この車両は、ダサく、決してスマートとは言えませんが、一時僕が通学時にお世話になり、印象に深い車両です。

    
  801形 (1962年) 

 

801形(401形)は、1926年(大正15年)に製造され、急行用モーター出力やギヤ化を高速向けにすることで現在の阪神の車両につながり、急行系車両と普通系車両の区分の始まりと言われています。

阪神電気鉄道は会社発足時1898年(明治31年)、摂津電気鉄道という社名で、開業は1905年(明治38年)大阪出入橋と神戸三ノ宮間を一気に開通させました

現在のJR東海道線や阪急電車との並行営業で色々困難に遭遇しましたが、開業から現在に至るまでの阪神電車について、色々と思いつくまま書いてゆきます。