徒然なるまま”僕の趣味と遊ぶ”

タイガース、水彩画、鉄道などの、僕の気ままな”独り言”

鉄道は正確が当たり前!!!その16-

2005年11月30日 15時07分34秒 | 鉄道は正確が当たり前!!

列車のダイヤには、1~3%の余裕時分があります。.

それにしても1~3%の余裕で一体何が出来るのでしょうか?と疑問に思いますが、事実その通りなのですが、システムに設けられた余裕時分は、それ単独で機能するだけではありません。
一端遅れるとなかなか回復しない鉄道となっても不思議ではありませんが、日本の鉄道の場合には、その解決には2つの理由があります。

一つは、余裕というものは、技術が発達すれば大きくなるということです。
つまり、日本の鉄道は、緻密なシュミレーションをして、その通りの仕事をすると言う技術を持っていることです。
日本の鉄道は、技術を磨くことによって、余裕を大きくするという選択です。ブレーキ一つの掛け方で余裕が生まれるのです。

もう一つは、鉄道システムの余裕というものは、相撲の徳俵のようなものと考えられることです。 この徳俵を巧く使うによって様々な技を生みだし、鉄道システムを安定的な経路に乗せるための手法が考えられています。
余裕時分単独では吸収出来ない大きなダイヤを狂わす要因が生じた時に、既存のダイヤを捨て、代役ダイヤを組むようになされています。

つまり、代役ダイヤが立てられ易いように、ダイヤの可変性を持たせることによって乱れたダイヤは回復しやすくなるということです。

この基本的な発想は、トラブルがあった時、列車がなるべく駅間には、止まらないようなダイヤの組み方をすることです。


原因が分かりました

2005年11月29日 16時45分53秒 | 独り言・社会・ニュース

去る23日に、階段から落ち、耳に12針を縫いました。
しかし、階段から落ちたという記憶が全然ありません。

その後、救急車で運ばれたのも、CT検査や治療を受けたのも全然記憶がありません。
落ちたのは、寝ぼけていたのか、うっかりしたのかは分かりませんが、その記憶がないというのは、逆行性健忘という症状ということでした。 健忘といっても物忘れが激しいというものではなく、精神的ショックによる一期間の記憶が欠落していると言うものです。

逆行性という事は、そのショックを受けた時点より、遡っての期間で、人によって又そのショック度によって違いますが、数分から数ヶ月とかなり差があります。

僕の場合、起きた記憶はあるのですが、その後どうして階段から落ちたのか、それ以降の記憶がありません。 つまり落ちた瞬間から逆行性健忘となり、その後、脳しんとうにより記憶がなくなったものと思われるということです。

そして、現在は、鞭打ち症状で、右半分が痺れと痛みがあり、首が右に回りません。
今日、MRI検査を受けましたが、異常なしとのことで、後は時間が治してくれるとのことです。

 MRI検査機

余り大した事がなくて、安心しましたが、交通事故のようなもので、何時どのようにして何が起こるか分かりません。 

皆さんも、何が起こるか分からないので、充分注意しましょう。とは言うものの、それこそハプニングは、何時起きても不思議でない世の中ですから、気のつけ様がない状態ですね。


世界の三大料理

2005年11月28日 14時09分34秒 | 独り言・社会・ニュース

世界の三大料理とはフランス料理、中華料理、それにトルコ料理だそうです。
一説には、トルコ料理の変わりにイタリア料理とする説もあります。

トルコ料理とは、あまり馴染みがありませんが、一体どんな物なのでしょうか?
トルコは、かってのオスマン帝国時代の宮廷料理からヨーロッパ料理とオリエンタル料理の庶民の料理とがあり、種類も豊富です。

一般的なトルコ料理は、オードブルから始まって最後のデザートまでその種類は、数え切れないほどあります。

キヨフテ=挽肉ダンゴ

まずオードブルの代表的なものには、キヨフテと呼ばれる挽肉ダンゴのようなものでビールのおつまみには最適だそうです。

メインには、魚料理、肉料理、卵料理、米とパスタ料理などがありますが、有名なのは、日本ではシシカバブと呼ばれるラムとビーフのケバブと呼ばれるトルコの焼肉というべきものです。

    
   ケバブ                  鶏肉のグリル

サラダはキューリのヨーグルトサラダで、サッパリ系で肉料理に良くあいます。

デザートはタットゥルラルと呼ばれ、ライスブラングと呼ばれるお米のお菓子が有名です。 米に牛乳を入れて煮て、そこにコーンスターテと上新粉わ混ぜ、砂糖を入れ再度煮たものです。

  
  かぼちゃのお菓子              ライスブテング

これらは、日本人にも合いそうで、僕は、寒い国の辛いものや、東南アジアのゲテモノは、チョット苦手です。 機会があればトルコ料理も食べてみたいものです。

 


鉄道は正確が当たり前!!!-その15-

2005年11月27日 16時11分32秒 | 鉄道は正確が当たり前!!

  
列車が時刻表通りに発着するということは、列車が計画通りに発着するということです。
そしてその計画通りの発着をするためには、計画そのものが合理的でなくてはなりません。

    
  大阪駅ホームにて               新幹線・品川駅ホームにて

合理的な計画は、列車が走る前に緻密なシュミレーションを土台に作られています。
しかし、いかなるシュミレーションも一定の技術水準と費用の制約があります。
鉄道が走る前には、どうしても不測の事態が発生します。

鉄道企業はこうした事前に特定出来ない事態に対しては、実際に事態が起こり特定化してから対応せざるを得ません。

これらの不確かな事態の影響を最小限に留めるための方策をあらかじめダイヤの中に取り組み、回復力を設計しているのです。


阪神電車のダイヤグラムの一部

その中で重要なのが、ダイヤ上の時間的余裕、「余裕時分」というものです。
駅間の時分、即ち「基準運転時分」を正確にはじき出していますが、日本の運転手の技術を持ってすれば問題はありません。 
しかし、不測の事態がどのような形で起こるか分からない状態では、駅間の「基準時分」に約1~3%の余裕時間を付けられています。これが「余裕時分」で、1律ではありませんが、肝心なところに重点的に余裕時分を配分され、これはダイヤの勘どころを捉える作業で、「スジ屋」という経験豊富な人が、様々な事態を想定して作るのだそうです。

いったん不測の事態が起こると影響が甚大な場合については、システムの回復力を詳しく読み、既存の設備の下でどのような運転整理をして、現場の鉄道員はどのように行動し、乗客の不満を抑えるか何分で回復出来るか過去の遅延データーを参考にして、ダイヤ回復の道筋を読んでいきます。

 


世界の祝い料理は・・・・

2005年11月26日 17時02分26秒 | 独り言・社会・ニュース

世界の国々にもお祝いの料理があります。 祝いとは、宗教からみか、自分や家族の誕生日等の記念日が多いようです。従って、お正月とは限らないもので、その国の歴史的な見地から来ているものが多いようです。

中国の月餅・・・・小麦粉に小豆、松の実などの味を包み満月に形どった餅。中秋や正月などの重要な祭日のお供え物です。

       
   中国の月餅               七面鳥

アメリカの七面鳥・・・・・高タンパク質、低カロリーの七面鳥は、クルスマスや感謝祭の祝いの食卓に欠かせないものです。

ドイツの焼きがちょう・・・・・祝日には必ず食卓に上ります。古代から豊舌のシンボルとされています。

   
    ドイツの焼きがちょう       メキシコのモーレ

メキシコのモーレ・・・・・メキシコは、原住民文化とスペインを初めとするヨーロッパ文化が入り乱れています。 祝いの料理も双方の混合的なものです。
モーレは、各種の唐辛子やトマト、アーモンド、干しぶどう、玉ねぎ等20種類以上を組み合わせ長時間かけて炒め、鶏肉の汁でとろっとしたソースのことで、それを煮た鶏肉や七面鳥の肉にかけ、メキシカンピラフと盛り合わせたものが多いようです。 

ロシアのクレープ・・・・・3月の第1週の月曜日から七日間、ロシアでは、「マースレニッツア」と呼ばれるロシア正教の春のお祝いに「ブリヌイ」と呼ばれる薄焼きクレープを焼いて、サーモン、バター、ジャムをつけて食べます。

 



おせち料理の中身・・・・・

2005年11月25日 20時22分28秒 | 独り言・社会・ニュース

お節料理には、お馴染みの具がありますが、それぞれにはお祝いのメッセージがあります。

一番定番なものは、数の子ですが、これはほとんどの方がご存知でしょう!
そうです。子孫繁栄です。数の子はにしんの卵のことですが、にしんは、一腹5~10万個もの非常に多数の卵を持っています。

ごまめ(田作り)・・・豊作満作を願う気持ちが込められています。ごまめは、田んぼの肥料として使われた所、沢山の米が獲れたことから、「豊作」を象徴。

      

栗きんとん・・・・「金団(きんとん)」の字から「財」に恵まれますようにと願ったものです。
昔から貴重品だった砂糖をたっぷり使って、せめて正月ぐらいは贅沢したいと言う意味も込められています。

伊達巻き・・・・長崎の「カステラかまぼこ」が江戸に伝わり「伊達巻き」と名付けられ、正月料理に用いられようになりました。 「伊達」のいわれは、伊達政宗の派手な服装から。「巻き」は、学問・文化の意味を表しています。

海老・・・・「海老」の字から老人を表すと同時に、海老の腰が曲がっているように見えるところから、末永くという長寿の意味を表します。

   

黒豆・・・・一年間、無事に、健康でまめに長く働けるようにという縁起に因んだもの。 実際、豆にはたんぱく質やビタミン、カルシュウムが多く含まれ栄養たっぷりの食材です。

昆布巻き・・・・栄養豊富で海藻の王と言われ、養老昆布と書いて「よろこぶ」と読ませ、昔から縁起物として、また祝儀には欠かせない食材です。

紅白なます・・・・大根とにんじんを取り合わせた紅白は安泰を意味し、水引きといわれ、平安・平和を願う縁起物です。 大根は、古くからその純白さを神聖な色とし、清らかな生活を願って食されたものとされています。

ちなみに、煮しめは日持ちする料理をいいますが、中の蓮根「先の見通しが良いように」と。 


おせち料理は、買うもの???

2005年11月24日 20時26分09秒 | 独り言・社会・ニュース

今、この時期は、百貨店でも各種料理屋でも、そしてホテルでも”おせち料理”の予約販売が盛んです。
一ヶ月も早く、ジングルベルが鳴り渡る商店街でも例外ではありません。
年々盛んになる予約販売のおせち料理は、もはや家では作ることが少なくなってきました。

これも世相の流れなのでしょうか? 核家庭が増えた現在には、昔ながらの家庭料理が少なくなり、その造り方やいわれも忘れようとしています。
おせち料理もその流れで、何故、正月には、”かずのこ”や”ごまめ”、”海老””黒豆”などを食べるのかも失せています。

まず、お正月に食べる”おせち”は、新しい年を迎えるに当たり、神様をお迎えしている間は、煮炊きを慎み、その間、供えたご馳走を皆で頂くという意味があります。
”おせち”は、節料理と呼ばれ、元来重箱も四段重ねでしたが、最近は、家族が、それも三が日に食べるのではなく、元旦だけというのが多く、その分、量も少なくなっています。

一の重「祝い肴」・・・・・年始のお酒と頂く肴
二の重「口取り」・・・・・栗きんとんなどお酒を飲まない人や子供向けの料理
三の重「焼いたもの」「海の幸」・・・・・海老や鯛
四の重「煮物」「山の幸」・・・・煮しめ
が伝統的な詰め方ですが、地方や各家庭によって異なります。

          
      中華おせち            洋風おせち

    

正月の料理の具は、そもそも神様に供えるもので縁起を担いだおめでたい意味をもっています。

詳細は、後日に。


今日は何の日!!!-その11-

2005年11月23日 19時32分10秒 | 今日は、何の日

今日は、言わずと知れた勤労感謝の日です。その他には、”いい兄さん”の日、”ふみ”の日は語呂合わせです。

そして1707年(宝永4年)11月23日は、富士山の有史に残る大噴火が発生しました。 

 富士山の火口

日本の象徴する富士山の神様は、木花咲夜姫(このはなさくやのひめ)で、日本の山を統括する大山祇神(おおやまずみのかみ)の娘で、姉が石長姫(いわながひめ)というのだそうです。

 
  富士山の秋               富士山の冬

古事記では、木花咲夜姫は初代天皇・神武天皇の曾祖母にあてられます。
又、竹取物語では”かぐや姫”が残していった「不死」の薬を大勢の人々が奉じて頂上で燃やしたということになっており”不死の薬が燃える”から富士山の命名の初めとされています。

富士山の名前については、「不二」「不尽」「布士」などの他に、美称として「芙蓉峰」「蓮華峰」等とも言われています。

 

  
 富士山の春                  富士山の夏


 山中湖畔からの富士山

富士山は、4層構造になっています。一番下の御坂銃(まさかとう)という地盤は、約2000万年前に形成されたそうです。
その上に、20~40万年前頃、小御岳(こみたけ)と愛鷹山(あしたかやま)が出現して、安山岩性の激しい噴火活動をしました。

その後、2~8万年前頃、小御岳の上に、古富士山が出現して活動し、そして1万年前頃から現在の富士山となります。

噴火記録は、残っているのだけでも17回あります。
一番古い記録は、781年、桓武天皇の世です。最近の大噴火は、今日のその時の徳川綱吉の時代で、関東一円に大量の火山灰を降らせて農業にも多大の被害を受けました。この時の火口が、富士山にこぶのように付いている宝永山(2693m)です。 この大噴火は11月23日の朝10時頃から始まり、約半月続きました。


鉄道は正確が当たり前!!!-その14-

2005年11月22日 10時14分13秒 | 鉄道は正確が当たり前!!

日本の鉄道が正確なのは、その歴史的背景やシステムの完璧さへのこだわり等を述べてきました。

ここに大事なのは、乗客のニーズを如何に具象化するのかが大切です。航空機が発達している現在、鉄道の使命とも言えることではないでしょうか?

ここでその努力の一端をお話します。
平成3年6月、今まで上野発着であった東北・上越新幹線は、東京駅発着となりました。素人目には、単なる始発駅が上野駅から東京駅に変わっただけのことですが、その実現には、大変な努力が必要でした。

 東京駅の東北・上越新幹線の車止め。
                   終点でもあり、始発駅でもあります。

問題は、東京駅のたった一つのホーム、即ち2本の発着線で、1日に217本の列車を発着させなければならないことでした。 この「1つのホームで217本」は、世界水準は勿論、日本国内の水準から見ても、すごい数字なのです。

これも当時のアンケートでは、乗客の97%が東京駅の発着を希望していたことから、このニーズに応えるべき経営陣の強い意志のもと計画されたものです。

当時は「これは無茶苦茶だ」「不可能だ」の声が挙がっていましたが、出来るという推進派が反対派を説得したのは、緻密なシュミレーションでした。

つまり、列車の折り返しの時間を短縮することがポイントとなりました。
それまで20分で折り返していた新幹線を12分とすることでした。
それには、車内清掃時間の短縮をはかるため清掃作業そのものの洗い直しを徹底的に研究されました。

 
  東北新幹線の東京駅ホーム       東北新幹線の0地点ポスト
                          20番、21番ホームにあります。

もう一つの問題は、ホームの収容人員能力で、この短縮された折り返し時間では、ホームに人が溢れます。ましてや盆・暮れの帰省ラッシュで自由席券を手に発車の1時間半も前からホームに並び始めます。

東京駅の新幹線発着表示板
東海道・山陽新幹線は、14番~19番ホーム 東北・山形・秋田・上越長野新幹線は、20番~23番ホーム。

そこで考えられたのが、自由席の停車位置を列車毎に変えるということでした。
つまり、乗客の並ぶ自由席車両の位置を列車毎に変えることでたとえ一つのホームでも大勢の乗客が収容出来るのです。
勿論、これを実施するにあたっては、何度も何度もシュミレーションをし人の流れを研究されました。

こうして、不可能を可能にする努力を絶えず行ってきたお陰で今日の鉄道が走っているのです。


秋保温泉界隈

2005年11月21日 17時27分46秒 | 旅行・観光

11月14日(月) 晴れ

秋保温泉で一泊し、朝食後、ホテルの近くの磊々峡(らいらいきょう)を探索しました。

 

約1Kmの行程で温泉街の入り口を降りてゆくと大きな岩に挟まれて名取川が流れ、そそり立つ絶壁に沿って遊歩道が整備され、紅葉が美しく、奇岩や怪石がおりなす渓谷です。

秋保温泉の近くに仙台工芸の里があり、仙台たんすを初め伝統こけし、江戸独楽などの工房が軒を連ねています。

   仙台たんす 

 その中で仙台たんすの店に入り、昔ながらの銅の金具が付いたものや箸やお椀などの日常品などが並んでいます。 表面は漆塗りでたんすなどは、重量感が溢れ、どっしりとした伝統の味がでています。

  
  万華鏡美術館              大きな万華鏡です

次に仙台万華鏡美術館にも立ち寄りました。 ここは世界でも稀な万華鏡の収集をしてあり、小学校以来の万華鏡を覗きましたが、ここの万華鏡を見れば、今までの万華鏡の概念がひっくり返るほど実に色々な万華鏡がありました。

     
              万華鏡の色々。

今回の旅行は、これで終わり、一路仙台空港から大阪空港に帰ってきました。
天気にも恵まれ、いい旅行が出来ました。

飛行機から雲の上の雲