今年の夏は、例年よりも暑い日が続いています。
なによりも、蒸し暑く、不快指数が高いのではと思われます。
しかし、昨今、この不快指数という言葉はあまり使われなくなりました。
不快指数とは、気温と湿度から求められる「蒸し暑さ」の指数のことです。
日本人の場合、不快指数85で93%の人が蒸し暑さのため不快感を感じるとされているが、体に感じる蒸し暑さは、気温と湿度以外に風速等の条件によって左右されるため、不快指数だけでは必ずしも体感と一致しないとも言われ、あまり使われなくなったようです。
今年6月に発表されたウェザーニュースは、「猛暑見解2022」として夏の気候について予想を次のように発表しています。
「全国的に平年より暑く二つの高気圧が重なるタイミングでは、猛暑と予想される。暑さのピークは7月後半と8月後半となる」そうです。
8月18日の発表によると気温は8月26日まで近畿・九州は平年より60~70%の確率で高くなる。 北海道や東海、北陸は平年より高い確率は50%だそうです。
また、涼しくなるのは例年通り関東の方が早く、関西の方が涼しくなるのが遅くなる傾向にあるということで、その涼しくなるのが、彼岸よりも遅く早くても9月一杯は、まだまだ日中は例年より暑くなるようです。
これでは西日本は10月も平均気温より高いようです。
今夏はチベット高気圧と太平洋高気圧が重なり、日本列島は、布団2枚重ねているようです。
今年の後半は、ラニーニャ現象の影響があるようです。
ラニーニャ現象とは、太平洋赤道海域の日付変更線付近(インドネシア近海ー暖水)から南米沿岸(南米ペルー沖の赤道付近ー冷水)にかけて海面水域が平年より低くなり、その状態が1年程度続くもので、この現象は数年おきに発生するとしています。
ちなみに、エルニーニョ現象とは、上記ラニーニャ現象の説明の内、海水が平年より高くなると読み替えてください。
大阪の昨年と今年の月平均気温の比較
高温平均 低温平均
2021年 2022年 2021年 2022年
3月 17.20 15.72 8.51 7.74
4月 20.72 21.98 11.57 13.14
5月 23.87 24.71 16.70 16.14
6月 28.41 28.91 20.64 21.23
7月 32.42 32.56 25.08 25.48
8月 32.29 * 33.90 25.45 * 27.13 *印は、8月25日までの集計
3月までは、2022年は、2021年より月平均気温は高温、低温とも低い。
4月以降は反対に、2022年の方が2021年より高くなっている。
特に8月はかなり高くなっています。
尚、この資料は個人が集計したものであって実際とは異なるかも知れませんの悪しからず。