徒然なるまま”僕の趣味と遊ぶ”

タイガース、水彩画、鉄道などの、僕の気ままな”独り言”

中山寺の梅林

2025年03月23日 14時57分09秒 | 旅行・観光

先日、中山寺の梅林を見てきました。
毎年、ここの梅の見ごろは、3月頭ごろだそうで、今年も3月2日に梅まつりがあったようですが・・
一昨年、大阪城の観梅は2月28日のことを思うと場所が違いますが、いかに今年は遅いかが分かります。

ここ中山寺は、中山観音と慕われ、聖徳太子の創建による日本最古の観音霊場です。
安産祈願のお寺としても有名で、多くの初参りの家族ずれが訪れていました。
今年のお正月にもお詣りしたのですが、今回は梅林を見に来ました。

さて、梅林ですが、この2.3日の暖かさなのか、見事な咲きっぷりでした。

    

   

    

     

   

          
       

     

   

 
          中山寺境内から甲山を望む・・・
   
 蛇足ながら 桜もさぞかし見事な咲きっぷりを見せてくれるでしょう・・・


桜の開花予想は・・600度の法則とは・・・

2025年03月02日 16時13分41秒 | 独り言・社会・ニュース

3月に入り、今までの寒波が去り、温かくなるのを楽しみにしています。
ところが、この暖かさも、来週末には再び寒くなると予報されています。

ここで、気になるのは、桜の開花が何時になるのかですが・・・。
まずは、桜の開花に関する法則で最も有名なのは、桜の開花600度の法則というのがあります。

これは、2月1日から毎日の最高気温を足していき、累計が600度になったときに桜が開花するというものです。

これがどれだけ信憑性があるのでしょうか・・・

実際に30年間について調べた結果(東京で)が、ある資料に載っていましたが、それによると多くが600日をオーバーする場合があり600日ではなく620日ぐらいにすれば予想が当たる率が上がるというものです。

     
         2月26日 気象庁発表の桜開花予想 

しかし、最近の気温の変化が激しく、それも夏は暑い日が、冬は寒い日が長く、これが桜の開花にどのように影響するか、そのためには、桜の開花のメカニズムを知っておく必要があります。
というのも、桜の花芽は、開花前年の夏に出来るそうです。

それが、秋から冬にかけて、生長しないように休眠状態に入って年を越します。
そこで十分に低温刺激を受けた後に気温が高まった段階で休眠から目を覚まします。
これを休眠打破といい、本来の開花予想は、この休暇打破の碑を起算日として、温度変換日数を積算して、その地点ごとに定めた日数に到達した日を開花日と予想しています。

    

また、一説では400度の法則というのもあるようですが、これは、2月1日以降の平均気温の合計400度を超えると開花するというものです。

しかし、肝心なのは、どのくらいの精度で予想が当たるかということです。
でも、どの資料もドンピシャの年はありませんでした。

    
           上記は、大阪における開花予想日と開花日との差       


過去はともかく、今年2025年の大阪について考えてみました。

       2月      A   3月             B
      平均気温 日数 合計数 開花予想日  までの平均気温     合計数    A+B    
      2025年       9.13        28      255.6         3/27                        X                  Y            A+Y

       2025年 600度とした場合 Y=600   600ー255.6=344.4      x=344.4÷27= 12.7

 つまり3月1日から3月27日までの平均気温が12.7度であれば、3月27日には桜が開花すると思われます。それも600度の法則が正しければの話ですが・・・

3月27日まで平均気温が12.7度とは思われませんが・・・根拠はありませんが、どうでしょうか?  後日検証してみたいと思います。

    


今年のタイガースは・・キャンプ始まる

2025年02月02日 16時50分00秒 | 野球・タイガース

2月1日、2025年のプロ野球がキャンプイン始動しました。
まず、3月28日の開幕を目指し、そして秋のペナントは・・・新監督を迎えてのタイガースは、2025年はどのように戦ってゆくのでしょうか。

    

一昨年の日本一、昨年のアレンパの失敗をどのように生かしてゆくのか、老練の岡田監督に代わって、指導者の経験のない新監督の采配は・・・、前監督の違いは・・・

       

まず、新戦力はどうか・・・
ドラフトで得た新戦力は、高校卒業者は1名で他は全員即戦力と思われる選手ばかりでした。
それも育成ドラフト4名とも独立リーグの出身者です。

外国人は9名で、そのうち 4名が育成であり、今までにない補強体制です。

                    
                  外国人9名の内容                    

                                     2025年度 ドラフト入団選手  


今年の注目点は・・・
一人の選手に複数の守備を準備させる。いままで岡田体制では、ほぼ一人の選手に一つの守備が原則。
打順の変更がどう繋がりを導くか。
特に、3番 佐藤 4番 森下 5番 大山 と発表されたが、キャンプを通じてそれが維持されるか興味深いものがあります。1,2番は近本、中野になるのでしょう。

守備でもそれぞれ競争相手がおり、だれが守備位置を確保するか、それが複数守備体制がどのように影響をするか・・・

キャンプを見ていて、フアストに大山と井上が、サードには佐藤と新外国人のフエルナンデスがそれぞれ守備練習をしていたのが興味深かった。
特にフエルナンデスが打撃練習で鋭い当たりで外野に掘りこんでいたのが、本当なのか・・

         
            フエルナンデス             3選手のフアーム降格前後の成績

外野はどうか・・
ライトにだれが入るかが一つの焦点でしょう。

センター 近本、レフトも森下は、今のところ不動と思われるが、森下に打撃にムラがあり、そこが心配でもあります。

後、キャッチャーとショートもまだ決まっていません。 若手がどこまで見せられるか、将来的なことも考えていかなければならないでしょう。

昨年、主力が悉く2軍に落とされたが、その後1軍に戻ってそれなりの数字を残しており、今年はそれが出来る余裕があるかどうか・・・

それもこれも、すべて新監督の判断が影響するのは間違いがありません。
すべて、出だしが大事になると思いますので、開幕に最高の体調に持ってゆくことが大事でそれが出来る者はだれか・・・全員がそうあって欲しいものです。

   

    勝率は2位でしたが、打撃内容は今一つです、ただし、四球と得点圏打率は良く、勝負強さがあったのではないでしょうか。 打率とホームランが良ければ打点、得点も伸びるでしょう。
盗塁王の近本が19と寂しい数字です。 もっと中野も走って欲しいものです。


映画 「 雪 の 花 」

2025年01月30日 10時39分11秒 | 映画・社会

先週見た「室町無類」が「動」とすれば、今回の映画は「静」といえます。
どちらの映画も、歴史上実在の人物であるということ、時代は違うが、当時の社会的な問題を多くの反対や抵抗にあいながらも成し遂げてゆくという共通点がある。
そして、違うところは、その目標に達するやり方が、その時代に即した行動をしたのでしょうか!

も、やはり時代劇には日本の四季やなつかしい風景が似合います。今回の映画でも美しい風景を見てなにかホッとしました。

    

江戸時代の末期、死に至るとして恐れられた疱瘡(天然痘)が猛威を振るい、多くの命を奪っていた。
その中、福井藩の町医者で漢方医の笠原良策(松阪桃李)は、患者を救いたくとも何もすることが出来ない自分に無力感を抱いていた。
自らを責め、落ち込む良策を、妻の千穂(芳根京子)は明るく励まし続けます。

   

どうにかして人々を救う方法を見つけようとする良策は、ひょんなことから大聖寺藩の町医者の大武了玄(吉岡秀隆)から京都の情報を得、京に向かう。

京都には、蘭方医・日野鼎哉(役所広司)が海外の治療法に詳しいとの情報を得、さっそく教えを請うことになり京都に向かう。

   

日野鼎哉の塾でも、疱瘡の治療法を探し求めいるなか、異国ではでは種痘(予防接種)という方法があると知るが、そのためには「種痘の苗」を海外から取り寄せる必要があり、それには、幕府の許可も必要であり、実現は極めて困難と思われていましたが・・・

諦めない良策の志は、藩の重心、藩主から幕府も巻き込んでゆきます。

             
           笠原良策(1809~1880)後白翁と名乗る     笠原の碑(福井市足羽山にある)

この無名の地方の町医者が、どのようにして日本をすくったのか、あらゆる困難を乗り越え諦めず人に寄り添いながら、熱意をもって成し遂げてゆく・・・この映画には、悪人はいません。みな普通の人です。それだけに物語に大きな変化がなく、結論に向かって淡々と進んでゆく中で、吹雪のなか、京都から福井に種痘の苗を運ぶところが、一番の力の入った画面でした。
又、噂や言いがかりなど多くの未知の庶民は、それに翻弄され、一時は石を投げられたり、いやがらせをされるが、それでもそれに耐え、説得に努めます。
ひとたび決意したことは、いかに苦難があっても成し遂げる熱意が、多くの庶民の心を動かします。
又、その後、藩主から御典医を命ぜられますが、それを固辞します。

どちらにしても、あまり知られていない話だけに、良い話を見せてもらったという感じです。

他に、三浦貴大、沖原一生、山本 学、益岡 徹、三木理紗子他・・・

 


映画 「 室 町 無 類 」

2025年01月24日 09時00分14秒 | 映画・社会

”無類”とは、辞書では、比べようのない(優れたもの)としていますが、ここでは、”無法者”又は”無敵”というのが正しいようです。

時は1461年、室町時代の末期、余は乱れ大飢饉と疫病が同時にこの国を襲い、街中8万以上の死体が溢れ人身売買、奴隷労働などが横行するまさに暗黒時代でした。
しかし、時の権力者は無能で享楽の日々を過ごしていた。この時代は貨幣経済が進み、富める者は益々富み、格差社会が顕著に表れていた。

             

そんな中、自分の腕と才覚だけで混沌とした世の中生きる自由人蓮田兵衛(大泉洋)は密かに討幕と世直し画策し、立ち上がるのを狙っていた。
又、並外れた武術の才能を秘めながらも天涯孤独で夢も希望もない日々を過ごしていた青年 才蔵(長野謙杜)が兵衛に見出され唐崎の老人(柄本明)につき鍛えられ、兵衛と行動を共にすることとなる。
ここでの才蔵の動きは、なかなかスピード感があって、緊迫感が感じられました。
   
             
     兵衛と道賢の一騎打ち       天涯孤独の才蔵は、兵衛に拾われ修行に励む
  

話はこれから佳境に入り、兵衛の元に集まった無類たちは巨大な権力に向けて暴動を仕掛ける。
そんな彼らの前に兵衛の勝手の悪友 骨反道源(堤真一)が立ちはだかる。

       
          唐崎の老人 才蔵の師匠

それにしてもこの映画はわかりやすいストーリーでいわゆる人間関係があまりにも淡泊なアクション時代劇です。

しかし、この映画は、実際にあったと思われ、ある程度史実を踏まえたアクション時代劇ですが、それにしても、このアクションは、史実とは思えない派手なアクションが続くのは、なんなんでしょうか・・すこし執拗すぎるのでは・・・


             

これは、寛正の土一揆(1462年)とも徳政一揆の指導者として「新撰長禄寛正記」には兵衛のことを牢人の地下人」として書いてあります。
又、骨皮佐左エ門道源は「応仁別記」には牢人を束ねる頭目と書かれ、応仁の乱では東軍の細川勝元にやとわれて戦ったとも書かれています。
また、劇中にある七重の塔は1399年に足利義満が建立したもので、復元CGがあります。

これらも何気なく劇中に現れますが、時の権力の象徴たる七重の塔や徳政令(この時代が日本の金に対する考えが変わる時だと言われている)などももっと詳しく話のなかにあればと思ったのですが、ここが娯楽時代劇とのむつかしさなのでしょうか・・・・

ともかく、難しく考えるより、アクション娯楽時代劇として楽しんだ方が良いのでしょうか。

なお、他に北村一輝、中村蒼、松本若菜等も出演しているが、もっと存在感が欲しいところです。