徒然なるまま”僕の趣味と遊ぶ”

タイガース、水彩画、鉄道などの、僕の気ままな”独り言”

映画 「大名倒産」

2023年06月28日 15時26分12秒 | 映画・社会

浅田次郎原作といえば、「ぽっぽや」、「壬生義士伝」とか「一路」など人情的な心温まる作品という印象があり、今回もそのような内容を期待しました。
たしかにベースは心温まる人情話なのですが、それを面白おかしくを追求しすぎたのでしょうか、少々コメデイーとしてもドタバタ的な面があり、漫画的でした。

しかし、その内容たるは、監督、脚本、などスタッフだけではなく、キャストもそうそうたるメンバーで、主演の神木隆之介を盛り上げていました。

そもそも江戸時代に大名倒産が実際にあったのでしょうか・・・
勿論多くの大名は借金に苦しんでいたことは多くの話からあったのは事実のようです。
でも、倒産ではなく、「お断り」と称して借金を踏み倒すことはあったようです。
つまり、一方的に返済不能を宣言することで、実質的に「借金の踏み倒し」です。

尚、この話にはモデルがあるとのこと。新潟県村上藩とのことです。
他の大名倒産や村上藩についての内容や真偽のほどは、私の調査不足です。
興味のある方はお調べいただければ幸いです。


 

映画は、江戸時代、越後・丹生山藩の役人の息子として平穏に暮らしていた間垣小四郎(神木隆之介ーのちの松平小四郎)はある日突然、自分が徳川家康の血を引く丹生山藩主の跡継ぎと知らされる。

  
  実母・間垣なつ(宮崎あおい)と        左から磯貝平八郎(浅野忠信)橋爪佐平治(小手
    平穏な暮らしをしていたが・・・                 伸也)天野大善(梶原善)    


跡継ぎといっても3男で長男・新次郎(松山ケンイチ)次男・喜三郎(桜田通)は健在で実父・一狐斎(佐藤浩市)に至っては、趣味のために隠居するという状態で、藩主を押し付けられます。
というのも、この丹生山藩には、今の価値で100億円ともいわれる莫大な借金があり、藩主は、倒産の暁には責任を負って切腹するということになり、これを小四郎に押し付ける魂胆ということで、だれも藩主になり手がなかったのです。


   

 左からタツ(キムラ緑子)仁科摂津守(石橋蓮司)      三兄弟は、仲が良いのですが・・
    一狐斎(佐藤浩市)

 

そんな事情が判明した小四郎は、返済日まで色々と節約方法や、業者との癒着で中抜きとかよくあるパターンを解明してゆきますが、果たして思い通りに解決するのでしょうか・・・

考えようによっては、江戸時代も令和の今も、役人と業者のやることは大なり小なり同じようなことなのでしょうか、その皮肉とか嫌味も同時に垣間見るおもいです。

   


トラ、本降り梅雨入りか、どうするトラ・・アレはどうなる(4)

2023年06月20日 19時27分10秒 | 野球・タイガース

トラの交流戦は終わりました。
18試合7勝10敗1引分の借金3の19日現在9位と不本意な成績となりました。

5月が勝ち過ぎたとか、疲れが出たとか、パ・リーグの球場になれなかったとか色々言われていますが、日程は昨年末から決まっており、すべてこれらはフアンという外野席の言い訳に他ありません。

  6月3日 9回に3点差を追いつかれました。
    何とか勝ったのですが、この試合が、あの悪夢の前兆だったのでしょうか・・・   

確かに調子は、水物でいつも良いとは限らず、悪い時もあり、その時期を短く、好調な時は長く維持するのがプロであり、強いチームの証しなのです。
さて、トラはこの不調なる状態をいかにして乗り切るのか、見ものです。

なんといっても、交流戦での悪い印象は、9回にストッパーが打たれ試合を失ったことです。 それが18試合中、3試合もあり、その上最終戦の6月18日には、7回以降9点も中継ぎ陣が打たれて、トラは無得点という無残な結果となったことが尾を引くのではと危惧しているのです。 

しかし、まだ、ペナントレースは首位であり、貯金は14もあるのです。
ペナントレースはまだ半分も消化しておらず、残り64試合あります。
又幸い、4日間の休養期間があり、この間に調整できるかどうか・・・そして問題点を修正することが出来るかにかかっています。

         
        5月30日 9連勝 5月は勝過ぎたと言われ象徴的な連勝を達成した。      
  5月はなんと19勝5敗で14の勝ち越し、そして交流戦が終わった今の勝ち越し数が14

そして、心配事と言えば、あの2008年の悪夢が浮かんできますが、この状態がシーズンの後半ではなく、早いうちにこの見直し期間が来たと思えば、良いのではないでしょうか。

そこには、それ以上の心配事は、オールスターゲームに多くの主戦クラスが出ることになり、それこそ、疲れとか負の状態が続くようであれば、悪い流れになる恐れがあります。

その為にも、控えの選手の重要性が大事であり、選手層の厚さが、チームの浮沈にかかるのではないでしょうか・・・

これらの答えは、秋には出ますが、この暑い夏をより熱くしてくれることを、ますます目が離せません。