徒然なるまま”僕の趣味と遊ぶ”

タイガース、水彩画、鉄道などの、僕の気ままな”独り言”

京都 一乗寺界隈の紅葉 - 詩仙堂 ー

2017年11月29日 12時52分51秒 | 旅行・観光

今年の紅葉の見ごろは、例年より早いそうです。
例年、近畿地方は一般的に11月中旬から12月上旬ですが、今年は1旬ほど見ごろが早くなっているようです。

昨日、京都 一乗寺界隈の詩仙堂から曼殊院をもみじを求めて歩いてきました。
腰痛から長くは歩けませんが、休み休みの散策となりました。

  

叡山電車の一乗寺駅から徒歩約15分ほど緩やかな坂道を上り、詩仙堂に向かいました。
詩仙堂は、正確には詩仙堂 丈山寺といい、江戸時代初期の石川丈山が中国の詩人を忍ぶための書斎として建てられたそうです。

  

詩仙堂の名の由来は、中国の漢普唐宋の詩家三十六人の肖像を狩野探幽に描かせ各詩人の詩を自ら書いて四方の壁に掲げ、そこを”詩仙の間”を中心としていることから呼ばれています。

    

 

   

これは日本の三十六歌仙に習ったもので、その選定には林羅山の意見を求めたようです。

現在は永平寺の末寺で、5月の”さつき",11月下旬の”紅葉がすばらしい・・・

  

  
   


室内の撮影は禁止ですが、庭園は撮影ができます。
室内から見る庭園の紅葉のすばらしさも格別ですが、庭園から見る詩仙堂ともみじもすばらしいです。


”宇奈月温泉”と”トロッコ電車” -2-

2017年11月19日 10時48分02秒 | 旅行・観光

 昨日(11/13)宇奈月温泉に昼過ぎにつき、周りの紅葉を満喫し、泊まりました。
翌日、予報より早く降り出した雨で、トロッコ電車から見る紅葉や終点での欅平はどうなのか楽しみにして出かけました。

トロッコ電車は、オープン型の旅客客車と2種類の窓付きの客車があります。
僕の予約したのは、往路は窓付きの客車で帰路はオープン型でしたが、雨のため帰路のオープン型を窓付きの客室に変更しました、
そのため、帰路の出発時間を早めたので終点での欅平での滞在時間は短くなりました。

  

 雨の中、トロッコ電車で欅平へ と 13日のやまびこ展望台からのトロッコ電車
 

 
 
 
 
                    欅平   人食い岩 

 

ちなみに、黒部峡谷鉄道は、黒部川の電源開発のため大正12年(1923年)から始まり昭和12年(1937年)に終点の欅平までの20.1Kmが開通しました。

当時は工事用として運行していましたが、秘境としての探勝を希望する観光客が増え、「便乗の安全については一切保証致しません」として便乗させていたそうです。

雨のため遠くはカスミ、墨を流したような景色は、それはそれなりに見応えがありました。

  
                       猿が・・・・

それにしても、秘境らしさが随所に見られ、よくもこんなところを鉄道を、それも最初は人力が中心で開発し、途中に第1,2,3発電所が見られ、これが日本の電力を支えてきたと思うと感慨深いものがあります。

なお、第4黒部発電所は、一般的には、大町市側(長野県)から行くことが出来ますが、欅平側からは、通常は関係者のみ関電専用鉄道で行くことが出来ますが、見学会として関電が希望者を応募しています。


  欅平から黒四ダムへの経路(下図の赤い線)

 


”宇奈月温泉” と ”トロッコ電車” ー1ー

2017年11月15日 20時53分57秒 | 旅行・観光

旅行、特に風景を楽しむ旅行では、天候がその成否のカギを握っています。
11月13日、14日の1泊で宇奈月温泉からトロッコ電車にのって欅平へ紅葉を見に出かけました。

13日は、雲もなく快晴であったものが14日は一転朝から雨模様で昼前にはかなり激しく降ってきました。
14日の天気予報では、昼から雨模様とのことで、何とか午前中は天気が持つと判断したのですが、残念ながら早く雨が降ってきました。
その様子は次回に・・・

  
   新幹線 黒部温泉駅前から        新幹線の駅から徒歩10分で
                       富山地方鉄道の新黒部駅

13日は、大阪9時42分発のサンダーバード13号で出発、途中金沢で北陸新幹線に乗り換え黒部宇奈月温泉駅へ・・・・
ここから富山地方鉄道の新黒部駅から宇奈月温泉へ午後2時頃到着。

    
   黒部渓谷鉄道 宇奈月駅             待機中のトロッコ電車
                         

宇奈月温泉駅周辺の山々は、秋の色どりをすっぽりかぶり、見事な眺めでした。
ともかく、明日は雨の予報のため、天気の良い今日、紅葉を楽しむことにしました。

 

まず、ホテルに荷物を預け、カメラをもって、再び駅に向かい、そこからトロッコ電車が鉄橋を渡るところをカメラに収めることにしました。

  
                   やまびこ展望台から    

トロッコ電車がトンネルに入るところをカメラスポット、やまびこ展望台に行くと外国人はじめ  4,5人の人がカメラを構えていました。

 

明日は、そのトロッコ電車に乗る予定ですが、雨が・・・
次回にその様子を。


映画 「 ラストレシピ ~麒麟の舌の記憶~ 」

2017年11月09日 11時51分47秒 | 映画・社会

”麒麟の舌”とはどのようなことなのでしょうか・・・

”麒麟”は中国での想像の動物で「仁獣」とも呼ばれているそうです。

     

つまり、”仁”思いやりを持つ聖獣で、長寿で縁起の良いものと言われています。
そのような”麒麟”の持つ”舌”は、多分、1度食べた味を完全に覚えていると信じられ、そのように絶対的味覚を持っており、それを再現できる料理人を”麒麟の舌を持つ料理人”と呼ばれているそうです

  
   
 山形直太朗                直太朗の妻 山形千鶴 

さて、その麒麟の舌を持つ料理人の運命と不思議な縁が結ばれる物語です。

陰謀と策略、ミステリックでサスペンスもあるドラマチックな作品で、なかなか見応えがありました。


映画は、依頼人が人生最後に食べた料理を再現して高額の報酬を得る料理人 佐々木充(二宮和也)の話から始まります。
彼が”麒麟の舌の持ち主”として、通称最後の料理人と呼ばれていました。

その噂を聞いた中国料理界の重鎮・楊晴明(笈田ヨシ)から幻と言われている「大日本帝国食菜全席」というレシピの復元を依頼される。

 
  楊 晴明                柳澤 健 

楊は1930年代、満州で山形直太朗(西島秀俊)の調理助手としてメニュー作成と同時に直太朗の妻山形千鶴(宮崎あおい)とレシピの作成にも協力していました。

直太朗は、天皇の料理番でしたが、満州国に天皇を迎える時の料理を作る特命を三宅太蔵陸軍大佐(竹野内豊)から受け、そこで「大日本帝国食菜全席」というメニュー
作成します。

 
   佐々木 充               陸軍大佐 三宅太蔵 


前半は、西島秀俊演じる山形直太朗が主役と思われるほど、彼を中心に話が進みます。 
が後半は、なぜ、そのレシピの料理が出来なかったのか、そしてそのレシピ自体も、そして山形自身をも行方不明になり、その謎を追って、レシピを求めて佐々木充が奔走します。

関係者の証言をつなぎ合わしてゆくと、思わぬ結末を迎えることになります。
その解明には、充の幼友達で中華料理店の雇われ店主柳沢健(綾野剛)や幼い時に預けられた孤児院の責任者(大地康雄)など広大な時と人と愛がつづられていました。



 


木枯らし1号とは・・・定義はあるのか・・・

2017年11月01日 09時05分19秒 | 独り言・社会・ニュース

去る10月30日に東京と近畿に「木枯らし1号」が吹いたと気象庁が発表しました。
木枯らし1号は、「冬を告げる風」と言われていますが、果たして、どのようなものなのでしょうか・・・

 

気象庁では、木枯らし1号とは、10月半ばから11月末にかけて西高東低の冬型の気圧配置になった時、北よりの風速8m/s以上の風が吹くとその風を「木枯らし」と認定しています。

    

これを季節の風物詩として冬の到来という意味合いがあります。

しかし、この木枯らし1号は、東京と近畿地方だけにしか発表していません。
これは、人口が多くて話題性があることなどから、気象庁では、それ以外の地方では発表していないということです。

この木枯らしには、科学的な基準はないそうです。
所が、東京と近畿では基準が若干違うようです。

風速や気圧配置は同じですが、時期がちがうようです。
東京が10月半ばから11月末ですが、近畿は霜降(10月23日~24日)から冬至(12月22日前後)までの期間だそうですが、なぜこのように違うのか分かりません。

        

では2号、3号はあるのでしょうか・・・
気象庁では把握しているようですが、発表はしていないようです。

木枯らし1号が吹かない年もありました。
今年は、東京、近畿とも同じ日でしたが、多くの年では、違う日に発表されており、
昨年(2016年)では、東京は11月9日、近畿では10月29日でした。

1992年の近畿地方では木枯らし1号の発生せずと記録されています。