外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

EURJPY EURUSD頼みのロト程度に

2006-10-11 19:50:37 |    -ユーロ円
ドル円上昇も一服、本日のFOMC議事録内容に注目が集まっているようです。

各ペアの動きも相変わらずバラけており、何が強い通貨か見極めが難しい状況ですね。 強い通貨を買うというのは鉄則ですが、一方で弱い通貨を売るというのも鉄則。ベストは強い通貨の買&弱い通貨の売となるペアを見つけることです。

強い通貨が見つけにくい現状下で、弱い通貨探しから戦略を立てるのが昨今の流れに見えます。ドルは米国中間選挙までは強めに推移するというのは市場の一致に見えますが、単体で見る限り安心して買える通貨ではない気がしてなりません。

そう考えると、売る通貨としてベストに見えるのがユーロです。 ユーロドルの下落リスクは以前にも何度か触れましたが、対円での上昇は単にドル円で円安が進んだことが原因になっていることは言うまでもありません。たしかにこのペアは弱いもの同士の綱引き状態であり、だからこそここ数ヶ月の停滞相場につながっているものと理解しています。

「北」の問題が円の地政学的リスクとなり円安を助長していますが、ユーロ円を売るタイミングとしては、リスクを大きくとらずに期待が持てそうな位置関係となっています。もちろんけん引役は、ユーロドルの下割れであることは前提条件です。

続きはTFnsの「テクニカルクリップ」で占っています。よろしければおすすみください。もちろん、無料コンテンツです。



 
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EURUSD 下値を狙っているには違いないのですが・・・

2006-10-06 20:31:59 | ☆相場分析-ユーロドル

資源国通貨の一部クロス円に調整買いが出た感じです。

特に、順調に行っていたカナダ円は、すっかりストップロスを付け、かなり激しい戻りを見せています。昨日詳しい説明ができずに悔やまれるところですが、こんな動きに陥ること自体、あまり本格的な潮流は生まれていないようです。

AUDJPYは、やはり調整のような買戻しで、一先ず下割れは回避ですが、依然として形を崩していないことから、下落リスクは維持されています。やはりこちらはもう少し揉むのでしょうか・・・。

相場は本日夜の、雇用統計に向けられているようで、基本的にはここまで静かな動きです。
大体の予想は先月よりやや非農業部門雇用者数が下回るとみており、ドル売りの材料ではありますが、私でも知っているくらいですから、市場は織り込み済みです。実際の数値が予想の範囲内では、動かない可能性があります。

週末ということもあり、積極的な取引を雇用統計に向けて行うことは、あまりお勧めできませんが、ここまでどちらかというとドル買いの流れがあったことから、指標の数字が良かった場合、流れが増幅されるリスクはあるでしょう。

本日の占いはEURUSDです。とりたてて取引したくなるようなペアはありませんでしたが、ドル上昇リスクは依然維持されているので、位置関係を把握しておきましょう。

続きは下記バナーからトウキョウフォレックスのニュース総合サイト「TFns」のテクニカルクリップに飛びます。よろしければお進みください。

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AUDJPY バルタン星人が出現

2006-10-05 23:40:42 |    -豪ドル
ポンド、ユーロ共に対ドルでも下落基調となっています。

BOE(イングランド中央銀行)は、政策金利を据え置きさほど激しくはないものの、上昇へのモチベーションは明らかに下がっています。
また、今朝から注目されていたECB(欧州中央銀行)総裁のトリシェ氏の発言ですが、インフレリスクについて注意深く監視するといったフレーズは聞かれたようです。しかし、BOEの据え置き理由の一つとしてあがっていたように、原油価格の下落がインフレ沈静化に貢献するとの見方を示したため、年末の利上げ期待が遠のいたという見方から、やはりユーロ売りが噴出したようです。

ドル円はやや平静を保っていますが、やはりユーロ円、ポンド円は短期的なロングの投げが入っているようで、激しくはないもののやはり下げています。

個人的には、原油価格の下落が興味を引きます。為替相場の話からは離れてしまいますが、ガソリン価格が下る期待もあり、安心してお出かけできるのが何よりです。そういえば某大手コンビニが、外資系(一部日本ネームもあった記憶ですが)石油会社とタイアップして、レシートの裏がリッター5円引きのクーポンになっていたことがありました。

たしか、今月一杯使えたと思いますが、レシートをもらった時、「もしかすると下落するかな?」と頭をよぎった記憶があります。 約一ヶ月前ならリッター5円引きは確かに魅力でしたし、活用した方も多かったのではないでしょうか。業者の「高値売り抜け」に皆さんも、一役買ったのかもしれません。もちろん、私もですが・・・。

妻には、最近裏読みばかりする私に「性格が悪くなったかも・・・。どうして割引を素直に喜ばないの?」とも言われてしまったオマケ付きでした、トホホ。

今日の占いは、ついに“バルタン星人”が出現したAUDJPYです。上手くいっているCADJPYの出口も意識してみます。


続きは トウキョウフォレックスのニュース総合サイト「TFns」の『テクニカルクリップ』に飛びます。よろしければお進みください!
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CADJPY ドル円上昇にも限定的でカナダも弱い?

2006-10-03 20:27:48 |    -加ドル

ドル円とユーロ円が、北の核実験絡みの報道で円の地政学的リスクをもろに浴びた形で瞬時に暴騰しました。といっても118円台にはタッチしていません。

本日のテクニカルクリップのネタ探しに各ペアをみて回りましたが、この円安アクションに連れたクロス円とあまり影響の無いクロス円とがハッキリ分かれているように見えます。

10月入りして新規の外貨買いが多く持ち込まれているのかもしれませんが、高金利通貨とのペアが上昇気味に推移しています。ZARJPYは15円割れを幾度か試しましたが相当堅かったらしく、やや戻し気味に推移しています。

何かツジツマがあいそうなペアは無いかと思っていたところ、本日はカナダ円を占ってみることにします。先のドル買い相場で、ここ直近の高値を上回ったドル円と、上回りきれなかったカナダ円。最近は安いもの同士のペア決着は・・・。

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ドル買い基調継続 対円では緩慢

2006-10-02 21:24:55 | ☆外国為替を読む
先週の9月30日土曜日は、当社のイベントがありました。当ブログの読者の方で実際に足をお運びいただいた方には、この場をお借りして心より御礼申し上げます。

さて、イベント内の講演会でもありましたように、米国中間選挙のある11月までは米国景気を冷やすようなアクションは考えにくいという意見で概ね一致していました。そんな流れを証明するように、世界の資金は米国のストック市場に流れ込んでいるようです。

株価上昇期待は、利上げ期待を否定するようなものですから、為替的にはドルは買えませんが、それ以上にドル需要があるようで、全体的に概ねドル買いとなっています。ドル円もやっとの思いで前回の高値を上回り、上昇トレンドをかろうじて維持した結果となっています。

ただ、上昇速度はあまりにも緩慢で金利差目当ての運用しか視野に入ってきませんが、もしも金利差を狙うとすれば、ドルにペグしながらも常にドルより金利が高いHKDが、リーズナブルに見えて仕方ありません。

政策金利ベースでは現状のドル金利+1.5%が香港ドルの金利となっています。 ドル円と香港ドル円を比較してもほぼ同じ動きですし(ペグしているので当たり前?)、数日前の円高局面では下落幅はかなり限定的だったと思います。
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