外為ガイドブック☆FX取引の基礎や相場分析を解説…五里霧中の相場取引に一筋の光を

外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

ポンドドル:最後のポジション開始水準1.58台前半は鉄板となるべき 抜けるなら…

2012-06-17 19:23:10 |    -ポンドドル

こちらは日足です。



ここまで数日の相場は、下を転換線、上を21日移動平均に挟まれ身動きがとれなかったようですが、金曜日遅くなって上に抜けて弱いブレークアウトを起こしています。

基準線は3日後から急に下げ始め現状の相場に一気に近づきますが、果たして上値を圧迫されるかどうかが焦点になります。

もし、近々の内に200日移動平均の1.5750に近づき、勢い付くようであれば、週足の分析からも1.5800前後では一度は売りで臨んでみたいところです。
ただし、長期線があれだけ集まるということは、あの水準が非常に中立であることを示唆しており、少なくとも1.5750~1.5800は到達する可能性は十分にあります。
今週末はイベントリスクも掛かっており、充分引きつけて臨んだ方が良く、やはり月曜日を待って対処しても十分間に合うと思います。

引っ張った割には情けない内容になってしまいましたが、1.58台を突き抜けるには、何かの力が必要なのは事実で、協調行動はあるいはそのきっかけに充分なり得ますが、何もなければここは、鉄板的な天井であることは間違いありません。

 

浅野

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ポンドドル:200週移動平均線の下落はリーマンショック引きずる

2012-06-17 19:15:11 |    -ポンドドル

この一直線に下落している200週線は、一体どの期間までの平均かを見てみましょう。

最新の足から200本目まで過去にさかのぼると、



何とリーマンショック序盤がまだ200本の範囲に入っています。つまり、今の相場は嫌でも当時の暴落の影響を受けていることになります。少なくとも今後、高い価格がどんどん抜けてゆくことから、暫くは当速度的な下落を継続することが予想できます。

更に一目均衡表を重ねてみると、


全ての線は上にあり、更には長期の抵抗線も直ぐ上にいることから、上値が重くなっていることは良く判ります。

200週移動平均=1.5802
基準線1.5767
転換線1.5784
21週移動平均=1.5830
9週移動平均=1.5835
雲の下限1.5865
という数字を見る限り、1.5800を上に抜けるのは並大抵なことではないことは、充分想定できます。


一方で、相場が雲の下に出るたびにサポート要因が無くなる中、サポートラインは上昇しており、良く踏みとどまっていることが判ります。こうして良く見てみるとAPECの先の先、ソフトクリームのコーンの先端に今の相場がある状況です。
週足で見る限り、当面は過去3回ほど下値を支えた1.5300がサポートになりそうです。(続)


浅野

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