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外為市場経験者の浅野敏郎が値動きに着目したチャート解説や個人的意見を綴る相場ブログ&用語集!

Forex:ユーロドル、1.45挑戦の粘り腰には脱帽-浅野の閃きFXテクニカル

2011-04-18 21:26:00 | ☆相場分析-ユーロドル

こんばんは、ForexTVジャパンの浅野です。あっと言う間に10日も間が空いてしまったようですね。その間に東京地方の桜も終わってしまいました。桜前線は何事もなかったように東北地方に到達し、被災された方々の心にも、到達していることでしょう。

さて、幾度の無く1.45台を挑戦したユーロドルでしたが、載せきれずにいると今日は、ユーロロングの投げが入っているのか、一気に1.42台へと下落し、先週一週間の揉み合いを置き去りにしているようにも見えます。

今週末は欧州を中心にイースター休暇となり、続く日本のGW並みに欧州では皆、楽しみにしている連休です。この休暇を見据えたポジション調整が相場下落のトリガーになっているようにも見え、心ではユーロ買いを考えていても、薄い相場でのナリ振り構わないストップ売りは、稀に極端なオーバーシュートにつながりかねません。したがって不用意な逆張りは直ぐにストップの餌食にされる可能性を秘めています。

一目均衡表の週足を見ると、転換線がやっと1.4000まで上昇していますが、あまりに急激な上昇だったことから、この水準程度の押しは十分考えられます。

一方。日足を見ると、既に転換線を割り込んでおり、次のターゲットを基準線の1.4200付近に置いているように見えます。この水準は3月の高値圏と一致しており、一度はサポートされるとは思いますが、先週の高値圏でのもみ合いが執拗に繰り返されたことを考えると、1.4200には、次のストップも存在しそうです。

どうしても買いたかった浅野でしたが、直近のイメージは逆に1.4300前後でユーロを売り、1.4200あたりでトレーリングによるドテンを試すような感じです。1.4200が割れて走るようなら、ショートの利益幅も拡大し、底を打って反転上昇するようなら、ショートの利食いと、ロングが出来上がるといったイメージです。

いずれにせよ、最終ラインはいまだに1.4000であることが、週足でも見てとれるので、あせらず引き寄せてユーロ買いが賢明な気がします。

ForexTVジャパン
浅野