10月上旬の今日は
天気予報通りの曇りです。
さすがは2500m級の山
日光白根山の山頂は
雲の中でした。
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深田久弥さん
日本百名山より
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山頂は一種異様である。蜂の巣のように凹凸が激しく
小火口の跡が散在しており、岩石の小丘が錯綜している。
それは、この山がかに激しい噴火を繰り返したかを物語っている。
また、五色沼は『日光山志』に魔ノ湖と名づけられている火口湖である。
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日光白根山は
山頂までほんの少し岩場があり
ここはスリルがあります。
がんばって、小学生が登っていました。
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山頂付近は狭いので
行列ができました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/a3/27eb8201cd1f06f6a7019849e9dd5fa5.jpg)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/45/3dfe3c3050c98745037d34a57cf6d516.jpg)
まわりの景色は何も見えません。
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1時間ほど粘っても
一向に晴れ間が出ませんでいたので
やむなく下りることにしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/77/b552839b798468f51b9170c980d25386.jpg)
振り返って山頂方向は
まだ込み合っていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/b1/4f9a18e96000edaf581bd374a01149e4.jpg)
ほんの少し下りたら
青い湖が見えました。
ガスがなければ
山頂からも見えたと思われます。
ブルーホールのような
五色沼
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/34/1ccd36bcfd1d99894cc1bffa6c2b66b8.jpg)
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なぜ五色沼という名前がついたのか
魔ノ湖と名づけられたのか
ずっと見ていると
その理由がわかるような気がします。
見る角度で水の色が変わります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/20/a16c4ff2a63f2326cbecf56ab540fe4a.jpg)
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下りは白い道が
九十九折りに続きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3c/18/bb93438898cf8c11eda7970895b8b7ec.jpg)
気にならないくらいに歩く人も少なく
前方の錦の前白根山と外輪山
手前の黄色い紅葉が
すばらしいコントラストです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/55/b8/8e9e75bae3bcd25b67cd3e4ccb3d458e.jpg)
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歩みとともに
視界全体に色彩が広がります。
この道を下らなければ
秋に日光白根山を登る価値は
半減するでしょう。
少し遠回りですが
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下り終えたら青空が
紅葉の道を進むと
五色沼です。
水は透明だし
水底も土色なんですが
なぜ上から見ると
神秘的な色になるのでしょう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/1d/c6d42f6e6457f18fea69c2795730d3b2.jpg)
透明な水面と紅葉を
静かな空間とともに共有する
わずかばかりの訪問者
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こちらが本来の表の日光白根山
(日光からの視点で)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/1e/6b69abf5c16b74ebeef6acdc195919d4.jpg)
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至福のひとときでした。
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後ろ髪を引かれながら進み
振り返ると
紅葉の向こうに
再び青くたたずむ五色沼
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4f/61/8cd2f08d08ed679b563c5b563a9f16ca.jpg)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/d3/f311ca75c2eec6b87061445a4bca8de9.jpg)
阿弥陀が池では
急な坂を落ちてきたようだと
登山客が
息を整えていました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/c6/a9e551cfcb70fab2d19531e0cf75a40f.jpg)
このルートは近道ですが
相当厳しそうです。
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持参のガイド本の言うとおり
座禅山に寄り道を
しかし
火口に行くにはかなり下って
また登り返す必要があるようで
今回は時間と体力ががないので
あきらめました。
錦の紅葉がきれいでした。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/94/1e16a5ad780cb565d087d80829911a25.jpg)
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その先もルートはいろいろ選択可能ですが
七色平経由で
来た道を戻ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/00/b3/d52406fd3fe928d7230a0243b4549c38.jpg)
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血の池地獄と
六地蔵は
この次に巡りましょう。
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今日は
19972歩
山頂から何も見えなかったけれど
紅葉に包まれた五色沼の静けさを堪能し
もう一度
来なければならない場所が
できてしまいました。
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end
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