山と道・野の花のこと

揺れずに咲く花がどこにあるだろうか
この世のどんなに美しい花も揺れながら咲くのだ
<ト・ジョンファン>

筑波山神社から男体山山頂 筑波山 日本百名山№18

2012-03-17 | 18筑波山(春)
筑波山神社を過ぎると
案内標識の通りに進めば、
登山道とケーブルカー乗り場の分かれ道になります。
時刻は10時を少し回って、
山を登りきるとちょうど昼どきでしょうか。  

神社とともに歴史を刻んだ樹木が
この先の深い森を連想させます。  

登り始めは木の根が這って
少し歩きにくいようです。
大勢の人々が歩いた証でしょう。
標識はほぼ等距離で設置されているようで、
自分の位置を確認することができます。
○合目になっていると
山登りにきたという雰囲気が出るのですが、
コースがいろいろあるので
このような表示方法になったのでしょうか。

A2を過ぎると
登山道に石が多くなってきました。
この山は
場所によって地面の表情が変わるようです。  


A3を過ぎ、
神社から30分ほどで、
小さな広場があり、
中ノ茶屋跡と言われる所に出ました。
何組か休憩されていました。
その横にレールが見えます。

ケーブルカーのすれ違い地点のようです。
と言うことは
高さでは5合目と言うことでしょうか。

ここから少し急坂になり、
階段が整備されています。

ケーブルカーはトンネルに入り
その上を横切って道が続いています。
登山道はずっと
大きな樹木が周りの視界をさえぎります。
杉が多いのですが、
プレートにもみの木と書かれた
古い木もありました。
このあたりは
山を横に移動しているようで、
登りはほとんどありません。
中ノ茶屋跡から20分で
男女川に到着。
小さいけれど沢ですから
深い森に包まれた感覚になります。
 
看板には
この付近は男女川の水源地の近くです。
男体山と女体山の間を南下して
桜川に注ぐ清く澄んだ川です。
とありました。
やがて
A6を過ぎると階段が始まり
御幸が原までの最後の急坂です。
階段の段差が小さいのはいいんですが、
足よりステップの奥行きが小さいので
かかとが不安定で疲れます。

少し空が見え始めると、
今は使用していないような建物が見え、
そこが、御幸が原でした。

きょうは帰りも電車ですから、
あまり汗をかかないように
ゆっくり登ったので、
筑波山神社から80分かかりました。
ここで道が分かれ
右が御幸が原、左が男体山です。
もちろん男体山山頂を拝むことにしました。
少し進むと
筑波山の地形についての案内板に、
疑問に思っていたことの答が書いてありました。

ちょうどよい休憩になりました。
10分ほど階段を登り、
最後の岩場に取り付けば

男体山山頂です。

山頂には社がありますが、
ゆっくり休めるような広場はありません。
景色も曇天のせいか、
地味なものでした。
なぜか
狛犬が後ろを向いています。
 
この方角に何があるのでしょうか。
3人組の山ガールに
写真を撮ってくれとお願いされたカメラは
大きなスマホでした。
シャッター音がポコっというので
面白い音ですねというと
みんなで大笑い。
あとで振り返ってみると
これも筑波山の一つの顔だと思います。
ふつうに、深い森の中を
山に登ったという90分間でした。
つづく


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